ワールドカップから考える、仕事で実力を発揮するための5つのヒント 研究から見えてきた「プレッシャーとの向き合い方」とは

こんにちは。

リーラコーエンシンガポール マーケティング担当の野上です。

現在行われているサッカーワールドカップ、いよいよ残すところ数試合となりました!

本記事がリリースされる頃には準決勝の結果が出ている頃。

最高峰の試合の行方を見届けるべく、連日寝不足で応援されている方も多いのではないでしょうか。

私自身も数々のドラマに胸を打たれています!


世界最高峰の舞台では、わずかな判断やプレーが試合の流れを左右することもあります。

これまでの試合でもそのような場面が多くありました。

もちろん、競技スポーツとビジネスを単純に比較することはできず、選手一人ひとりがどのような準備や考え方で試合に臨んでいるかも様々です。

一方で「プレッシャーのかかる場面で、人はどのように力を発揮するのか」というテーマは、スポーツ心理学をはじめとする研究でも長年取り上げられてきました。

実は、このテーマは転職活動にも通じるものがあります。

転職活動では、「経験は十分あるはずなのに、面接になると思うように話せなかった」という声を耳にすることがあります。

特にシンガポールでは、面接回数が比較的少なく、一度の面接が結果を左右するケースも珍しくありません。

「英語でうまく伝えられるだろうか」「自分の経験や強みをきちんと評価してもらえるだろうか」「緊張して頭が真っ白になったらどうしよう」ー。

求職者様から寄せられるお声でも、このような不安を多く耳にします。

そこで今回は、サッカーワールドカップをきっかけに、私たちの就職・転職活動に活かせそうなヒントをご紹介いたします。


【目次】
1. 自信は「才能」よりも「準備」の積み重ねから生まれる
2. 「いつも通り」をつくることが、本番の安心につながる
3. 直前に新しいことへ飛びつかない
4. ミスをしないことより、「切り替えること」
5. 結果ではなく、「自分がコントロールできること」に集中する
6. 最後に


1. 自信は「才能」よりも「準備」の積み重ねから生まれる

プレッシャー下での逆転ゴールや、一試合中のハットトリック、息をのむような美しいゴールなど、ワールドカップで活躍する選手たち。

熟達したパフォーマンスに関する研究では、高いレベルの技能は継続的な練習や準備によって支えられていることが示されています。

もちろん、競技力は才能や経験、コンディションなどさまざまな要素で決まります。

しかし、「十分な準備が本番での自信につながる」という考え方は、多くのビジネスシーンにも当てはまるでしょう。

例えば採用面接。

自己紹介や転職理由、これまでの実績を頭の中で考えるだけではなく、実際に声に出して練習しておくことで、本番でも自然に話しやすくなります。

弊社のキャリアコンサルタントも、求職者様の面接対策をお手伝いする中で、「何を話すか」だけでなく、「安心して自分の言葉で話せる状態をつくること」が本来の実力を発揮するためには欠かせない準備であると日々実感しています。

地道な準備や練習は遠回りに見えて、本番で自分らしさを発揮するための一番の近道と言えるでしょう。


2. 「いつも通り」をつくることが、本番の安心につながる

プレッシャーがかかる場面では、普段は自然にできていることを意識しすぎることで、かえって本来の力を発揮しにくくなることも研究で報告されています。

この考え方は、スポーツだけでなく、面接やプレゼンテーションにも参考になるかもしれません。

例えば、
・自己紹介はこの流れで話す
・職務経歴はこの順番で説明する
・最後はこの逆質問をする

といった、自分なりの「いつもの流れ (ルーティン) 」を決めておくことで本番でも落ち着いて話し始めやすくなるでしょう。

緊張をゼロにすることは難しくても、「いつも通り話し始められる」だけで、気持ちに余裕が生まれることがあります。


3. 直前に新しいことへ飛びつかない

ワールドカップのような大舞台では、それまで積み重ねてきたチームの強みや戦い方を土台に試合へ臨むことの重要性がしばしば語られます。

もちろん相手に応じた戦術の修正はありますが、直前になってまったく新しいスタイルへ切り替えることが成功につながるとは限りません。

これは面接にも似ていると言えます。

面接前日になると、「昨日見つけた面接回答例の方が良かったかもしれない」「ChatGPTでもう一度自己PRを作り直そう」など、自分自身に自信がなくなり他の情報に頼りたいーそんな気持ちになる方も少なくありません。

しかし、本番直前は新しい答えを探すよりも、自分の言葉で自然に話せる状態を整えることの方が安心につながると言えます。

準備を重ねてきた自分を信じることも、本番では大切な力になるでしょう。


4. ミスをしないことより、「切り替えること」

トップアスリートへのインタビューでは、「次のプレーに集中する」という考え方が紹介されることがあります。

一つのミスを引きずるよりも、次のプレーへ意識を向けるという考え方です。これはビジネスにも応用できるかもしれません。

面接後によく伺うのが、「最初の質問でうまく答えられなかった」「あの回答だけが気になっている」というお声の数々。

しかし、企業は一つの回答だけで候補者を評価しているわけではありません。

これまでどのような経験を積み、どのように仕事へ向き合ってきたのかを面接全体を通して見ています。

もし一つの質問で言葉に詰まったとしても、その後の受け答えまで必要以上に気にする必要はありません。

大切なのは、「失敗しないこと」ではなく、「気持ちを切り替えて次の質問に向き合うこと」です。

失敗しないように自分を偽って得た内定で、先のキャリアが幸せであるとも限りません。


5. 結果ではなく、「自分がコントロールできること」に集中する

目標設定に関する研究では、大きな目標だけでなく、そのために取り組む具体的な行動を明確にすることの重要性が示されています。

面接でも、「内定をもらう」という結果だけを考えるよりも、例えば自分の実績を3つ伝えることや、相手の質問に落ち着いて答えること、最後に逆質問をするなど、自分でコントロールできる行動へ意識を向けることでプレッシャーを感じにくくなる人もいます。

面接の結果そのものは自分だけで決められるものではありません。

だからこそ、「今日の自分にできること」に集中する方が気持ちにも少し余裕が生まれるのではないでしょうか。


6. 最後に

今回は、ワールドカップという世界最高峰の選手たちが集まる特別な舞台をきっかけに、私たちが就職・転職活動で活かせそうなポイントをお届けしてまいりました。

もちろん、競技スポーツとビジネスを単純に比較することはできません。

それでも、「プレッシャーの中で人はどのように力を発揮するのか」というテーマには、スポーツをはじめさまざまな分野の研究や実践から学べることがあります。

弊社のキャリアコンサルタントも、多くの転職希望者の方とお会いしてきた中で、面接前には「うまく話せるだろうか」「自分の経験は評価されるだろうか」と不安を口にされる方もいらっしゃいました。

転職希望者の方が面接前に「うまく話せるだろうか」「自分の経験は評価されるだろうか」と不安を抱くのは自然なことです。

ただ、面接対策を重ねる中で自分の経験を整理し、自分の言葉で伝えられることで、その方本来の魅力を自然と発揮できるものです。

プレッシャーを感じること自体は決して悪いことではありません。「この機会を大切にしたい」と思っているからこそ、緊張するだと私自身も思います。

大切なのは、緊張しないことではなく、緊張していても自分らしく話せるよう準備しておくこと。


もしこれから転職活動や大切な面接などを控えている方は、「本番で頑張ろう」と考えるよりも、「本番で自然に話せるくらい準備しよう」という意識で臨んでみてはいかがでしょうか。

ワールドカップという世界最高峰の舞台をきっかけに、「本番に強い人は特別な人ではなく、日々の準備を積み重ねてきた人なのかもしれない」。

そんな視点で試合を楽しんでみると、また違った面白さが見えてくるかもしれません。

私も、世界一に輝くチームを最後まで見届けたいと思います!
 

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