【SKYTRAX2025で世界2位】シンガポール航空のここがスゴイ!



こんにちは! リーラコーエン シンガポール リサーチャーのShihoです。

信用ある航空業界格付け機関スカイトラックス(SKYTRAX)による今年の格付け「SKYTRAX2025」が発表され、世界最優秀エアラインとしてシンガポール航空が前年に続き2位を獲得しました。

栄えある賞の受賞ながら、今更この話を聞いても驚く人は少ないことと思います。

それだけシンガポール航空のもつブランド、信頼が、私たちにとって揺るぎないものであることの現れと言えるのではないでしょうか。

今回のブログでは「SKYTRAX2025」受賞の概要と、今日これだけ強固なブランド力を誇るシンガポール航空の歴史、戦略性について迫ってみたいと思います。


【目次】
1. シンガポール航空の歩み
2. シンガポール航空の何がスゴイ!?
3. 「SKYTRAX2025」ランキング
4. 最後に
 

1. シンガポール航空の歩み

シンガポール航空の前身はマレーシアの航空会社である旧マレーシア航空に1947年に始まり、1972年に分離・独立。

以来、シンガポール航空というドメインを持ち今日に至ります。

Singapore Airlinesは略してSIAと呼ばれ、航空コードであるSQと呼ばれることも多々あり、多くの人々に愛されています。

旧マレーシア航空時代から長距離国際便に注力していたことに加え、独立後はシンガポールの立地や、限られた国土であることを逆手に取ったハブ戦略を展開し、以後わずか数十年で世界を代表する航空会社へと急成長を遂げました。

 

2. シンガポール航空の何がスゴイ!?

世界有数の航空会社であるシンガポール航空ですが、実際にどういった部分が優れているのでしょうか。

これは、安全性サービス品質が鍵となります。


・高い安全性

1990年代以降、シンガポール航空は特に最新鋭の飛行機機種を取り入れることに注力してきました。

これによって同業他社より短い機材保有年数を実現しており、従って高い安全性を実現しています。

またパイロットの過労リスク対策として業界に先駆けて独自の労働時間基準を設けたり、パイロット・客室乗務員に対する定期トレーニングも、それぞれ国際基準を上回る回数で行っているという報告があります。

他にもSIA Engineeringという整備会社をグループ内に保有していることも、その特異性として挙げられます。

同社の航空機の整備・点検・改修業務を担当するだけでなく、空のハブであるチャンギ空港を拠点に他社の航空機も整備サービスを提供することで独立して採算を上げています。


・柔軟性のあるホスピタリティと高品質なサービス

シンガポール航空の顔と言えば、伝統衣装サロン・クバヤ (sarong kebaya)に身を包んだ客室乗務員の華やかな姿。

1970年代に登場した広告キャラクター「シンガポール・ガール」に代表される客室乗務員の上品、且つアジア的な親しみやすさを兼ね備えたイメージは、多くの男性乗務員も活躍する現在も受け継がれています。

客室乗務員の入社時トレーニングは15週と他社平均よりも倍ほど長く、礼儀作法だけでなく多言語・多文化であるシンガポールを活かした多言語・多文化理解トレーニングも受けており、今回のSKYTRAX2025でも、客室乗務員部門において世界1位を獲得しています。

また、国際的なシェフが路線に合ったコース料理を設計したり、多様なバックグラウンドをもつ乗客のニーズにマッチした料理などを機内食として世界に先駆けて導入してきています。

加えて、世界トップのチャンギ空港が本拠地であるという事実も、シンガポール航空のブランド力の一つであることは言うまでもないことでしょう。
 

【参考】シンガポール航空ウェブサイト

 

3. 「SKYTRAX2025」ランキング

それでは、今年の航空業界格付け「SKYTRAX2025」の結果をざっと見てまいりましょう。

世界最高の航空会社ランキング

1位) カタール航空 Qatar Airways
2位) シンガポール航空 Singapore Airlines
3位) キャセイパシフィック航空 Cathay Pacific
4位) エミレーツ航空 Emirates
5位) 全日空 ANA - All Nippon Airways
6位) ターキッシュ・エアラインズ Turkish Airlines
7位) 大韓航空 Korean Air
8位) エール・フランス Air France
9位) 日本航空 Japan Airlines
10位) 海南航空 Hainan Airlines

【参考】スカイトラックス 世界エアライン・アワード


世界の航空会社部門だけでなく、その他の部門においても世界/アジア両面でシンガポール航空は常連となっています。

・世界最高の客室乗務員
・世界最高のファーストクラス
・世界最高のファーストクラス・シート
・世界最高のファーストクラス機内食
・アジア最高の航空会社
・アジア最高の客室乗務員
・アジア最高のファーストクラス路線
・アジア最高のファーストクラス機内食
・アジア最高のビジネスクラス
・アジア最高のプレミアム・エコノミークラス機内食
・アジアで最も家族的な航空会社
・アジア最高のファーストクラス・空港ラウンジ

航空業界格付けは、このスカイトラックスの他にも複数の格付け機関が存在していますが、シンガポール航空はそれらのランキングでも常連として名を連ねています。

またシンガポール航空のLCC会社であるスクート(Scoot)も近年大きな躍進を遂げています。

「SKYTRAX2025」世界最高のLCCランキングでスクートは2位に位置付けており、シンガポール航空ブランドの高さがここからも伺えますね。


4. 最後に

ここまで、航空業界格付け機関スカイトラックス(SKYTRAX)2025の最新ランキングから、なぜシンガポール航空が強いのかという点についてお届けしてまいりました。

シンガポール航空を世界有数のエアラインたらしめているもの。

それは、

・世界最高の安全性とサービス品質を実現するための環境整備、またスタッフへの徹底した訓練
・機内食・ラウンジなどへのこだわりによる顧客体験満足の追求
・シンガポールの「ハブ戦略」と効率的なネットワークの構築

これらの知恵と戦略性、そして長年の情熱と努力によって作られています。

季節便などの不定期路線も数に入れれば2025年7月現在、シンガポール航空は日本の6空港、週に140便乗り入れており、今後もシンガポールと日本の強固な繋がりをサポートしていくことでしょう。

もしシンガポール航空を利用する機会がありましたら、ぜひ本記事の内容も思い出していただければ幸いです。

皆様の空の旅が、快適なものでありますように!


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