これを読めばすべてわかる、シンガポール新生活スタートガイド
こんにちは。
リーラコーエンシンガポール マーケティング担当の野上です。
この秋、新たにシンガポールへ赴任・移住をされてきた方も多いことかと思います。
異国への移住は、ワクワクする新しい生活の始まり。
キャリアのチャンスやお子様のグローバルな教育環境、そして多文化が融合した街での暮らしは、想像以上に豊かで刺激的です。
一方で、初めての海外生活では「手続きはどうする?」「住む場所はどこが便利?」「日常の買い物は?」など、気になることも多いもの。
そこで、弊社ではこの度、日本からシンガポールへ移住して来られた方、またはこれから予定している方に向けて生活の基礎から日常のちょっとしたコツまでをまとめたクイックガイド「シンガポール生活ガイドブック」を制作いたしました。
今回は、そんなガイドブックより一部内容を抜粋してお送りいたします。
初めての海外生活でも安心してスタートできるよう、ぜひご参考になれば幸いです。
ガイドのダウンロードはこちら
【目次】
1. 移住前に知っておきたいこと
2. 移住後の最初の30日間:効率的に進めるステップ
3. 日常生活編
4. 買い物・食事編
5. 知っておきたいルールとマナー
6. 最後に
1. 移住前に知っておきたいこと
まず、シンガポールはアジアでも特に治安が良いとされており、教育・医療・生活インフラが整った都市国家です。
2025年時点で32,000人以上の日本人が暮らしているとされており、コミュニティや学校の選択肢もかなり充実しています。
日本語対応の医療機関やサービスも多いため、初めての海外移住でも安心。
教育や医療の環境が整い、治安も良いため、家族での生活にも適していると言えるでしょう。
2. 移住後の最初の30日間:効率的に進めるステップ
シンガポールに移住してから大まかに必要なこととして、最初の1カ月のイメージを以下にご紹介いたします。
1〜2週目:手続き・行政関連
・ビザの最終確認:就労ビザの種類、またはご家族の場合は帯同ビザなど、勤務先や代理店と連携し、スムーズに確認を進めましょう
・Singpassの登録:日本でのマイナンバーのようなもの。シンガポールで個々人に紐づけられるデジタルIDで、行政手続きや銀行手続きに必須です
・銀行口座開設・PayNow設定:給与振込や公共料金の支払いに必須
・通信環境の整備:SIMカード購入や自宅インターネット契約はお早めに。スマホは現地SIMで十分ですが、日本から持参する場合はSIMフリー端末であるかを確認しておく良いでしょう
2〜3週目:移動手段と住居準備
・MRTやバスの利用経路確認:SimplyGoカードやEZ-Linkカードなどを活用して、スムーズに移動ができるようにしておくと便利です
・住まい、希望エリアの検討:通勤時間、周辺のスーパーやクリニックなど、生活利便性を確認しておきましょう。エージェントとも密な連携を。シンガポールは公共交通網中心の都市で、駅近は通勤時間やコスト面で大きなメリットがあります
・周辺環境の確認:週末に実際に希望のエリアを歩いてみると、通勤時間や生活感がつかみやすくなります
3〜4週目:医療・学校・コミュニティ
・医療保険の加入:外国人は必須。現地の医療は高額なため、加入して安心を確保しましょう
・学校見学:日本人学校やインターナショナルスクールの見学。進学希望者は早めの申し込みが安心です
・コミュニティ参加:JAS (日本人会: Japanese Association Singapore) など
3.日常生活編
シンガポールでは、キャッシュレス決済が日常生活の中心となっています。
実際に、日々の支払いの約9割がキャッシュレスで行われているというデータもあり、スマートフォンひとつでほとんどの取引が完結します。
代表的な送金・支払いサービス「PayNow」や、店舗でのQRコード決済は特に便利で、光熱費や家賃の支払いに使う人も増えています。
一方で、「完全なキャッシュレス社会」というわけではありません。
ホーカーセンターと呼ばれる屋台や昔ながらのお店では、現金のみ対応というケースもまだ多く見られます。
そのため、外出時には少額紙幣を少し持ち歩いておくと安心です。
4.買い物・食事編
シンガポールでの買い物は、日本人にとっても快適です。
スーパーマーケットの代表格であるNTUC FairPriceやCold Storageでは、野菜や肉、日用品などが手軽に手に入ります。
さらに、日本食材を求めるなら、ドンドンドンキ (Don Don Donki) や明治屋 (Meidi-Ya) などの日系スーパーが心強い味方です。
醤油や味噌、冷凍餃子、レトルトカレーなど、日本とほとんど変わらない品揃えに驚く方も多いでしょう。
一方で、地元の味を楽しみたい方におすすめなのがホーカーセンターです。
たとえば、観光客にも人気のMaxwell Food Centreや、オフィス街のLau Pa Sat (ラウ・パサ)、地元サラリーマンに人気のAmoy Street Food Centreなどでは、シンガポールらしいローカルフードが1食4〜6シンガポールドル (約450〜700円) ほどで楽しめます。
チキンライス、ラクサ、サテーなど、手軽でおいしい料理が勢ぞろいしています。
さらに、ショッピングモールやオフィスビル内の飲食店も充実していますが、どこも空調が非常に強めに設定されているのがシンガポールならでは。
18〜21℃前後と肌寒く感じることも多いため、カーディガンや薄手のジャケットを一枚持ち歩くと快適に過ごせます。
このように、キャッシュレス社会の利便性、日本食へのアクセス、ローカルフードの多彩さなど、シンガポールの日常生活には日本人にとっての“暮らしやすさ”が詰まっています。
慣れるまでは少し戸惑うこともありますが、一度ペースをつかめば、便利で快適な生活を楽しめるでしょう。
5.知っておきたいルールとマナー
シンガポールは「世界でも有数のクリーンな都市」として知られています。
その背景には、厳しくも明確なルールとマナーが根づいていることが挙げられます。
日本と似ている部分もありますが、「知らずにうっかり違反してしまった」というケースもあるため、生活を始める前に知っておくと安心です。
まず、電車内での飲食は禁止されています。
これは水の持ち込みも含め、飲食そのものが禁止対象となります。
シンガポールの地下鉄やバスでは、コーヒーを飲みながら乗るといった行為も罰則の対象となるため注意が必要です。
清潔な公共空間を維持するためのルールとして、現地ではしっかり守られています。
また、喫煙は指定場所のみで許可されています。
街中ではあらゆる場所に「No Smoking Zone (禁煙区域)」の標識があり、レストランの屋外席や公園、駅の周辺でも原則喫煙は不可。
喫煙できるのは、黄色い枠で囲われた「Smoking Area」や、建物の一角に設けられた専用スペースのみです。違反した場合、数百ドルの罰金が科されることもあるため注意が必要です。
さらに有名なのが、1990年代に制定された法律により、シンガポールではガムの販売や持ち込みが制限されているということ。
街の清掃を徹底し、公共施設を清潔に保つための政策の一環です。
そのほか、ポイ捨てや信号無視も罰金の対象です。
紙くずひとつでもゴミ箱に捨てないと罰せられる場合があり、街の美しさを保つための取り組みが徹底されています。
日本でもマナーとして意識されていることですが、シンガポールでは「ルール」として法的に定められている点が大きな違いです。
このように、シンガポールでは「きれいで安全な社会を守るために、全員がルールを守る」という考え方が根底にあります。
日本人にとっても比較的理解しやすい価値観ですが、罰則の厳しさや適用範囲は日本より広いことが多いので、最初のうちは少し注意深く行動することをおすすめいたします。
6.最後に
今回は、シンガポールでの住まいや生活準備、学校・コミュニティ情報などについて、弊社が作成した「シンガポール生活ガイドブック」より一部抜粋してご紹介いたしました。
シンガポールは、日本人にとって安全で便利、かつ多文化が融合した都市です。
移住前の準備を丁寧に行い、地域コミュニティや学校に早めに参加することで、スムーズに生活をスタートできます。
また、多文化ならではの様々な祝祭やローカル感たっぷりのホーカーセンターでのひとときなど、生活に現地のエッセンスを取り入れることでより豊かな海外生活を楽しむことができます。
新しい土地での生活は、最初は不安もありますが、時間が少しずつ解決していってくれるもの。
日本での生活との差に戸惑う日々が、少しでも皆様にとって前向きに捉えられるように。
そんな気持ちでガイドブックを制作いたしました。
ぜひダウンロードいただき、皆様の新生活のクイックガイドとして心強いサポートになることをお祈りいたします。
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