【ラマダン2026】シンガポールの職場でのムスリム同僚への理解と働き方のコツ

こんにちは! リーラコーエン シンガポール リサーチャーのShihoです。

シンガポールは多民族・多宗教国家として知られています。

その中でイスラム教徒 (ムスリム) の重要な宗教行事である「ラマダン」は、社会全体にとっても身近な季節行事のひとつです。

このラマダン期間の約1ヶ月間、ムスリムは日の出から日没まで飲食を断ち、信仰心を深め、自身を律する時間を過ごします。

ビジネスの現場では通常どおり仕事が続きますが、日々の生活リズムは少し変わります。

だからこそ、職場の理解と配慮が大きな意味を持つのです。
 

しかも今年はラマダン開始が旧正月休暇と被ることはご存知ですか。

今回は2026年ラマダンの時期についてと、職場などで断食に臨むムスリムの人々にどのような配慮ができるかという点についてお届けしてまいります。

以前の弊社過去ブログと併せてご参考になれば幸いです。

【ラマダン2024】知っておきたい 断食中の人々への接し方

【ラマダン2025】もうすぐ断食スタート、知っておきたいマナー
 

【目次】
1. 2026年のラマダンの日程
2. 「我慢」だけではない、ラマダン
3. 雇用企業・マネージャーができること
4. 同僚として心がけたいこと
5. 祝祭ハリラヤ・プアサという節目
6. 最後に

 

1. 2026年のラマダンの日程



2026年のラマダン (イスラム暦の1447AH) は、2月18日(水) に始まり、3月19日(木)頃に終了予定とされています。

そしてラマダン明けを祝う祝日「ハリラヤ・プアサ」(アラビア語ではイード・アル=フィトル)は3月21日(土)と発表されています。

ただし、あくまでこれは予定です。

ラマダンの「何日目」というのはカレンダー上の日付ではなく、月の観測と日没のタイミングで決まるので、西暦で見ると日付が前後することがあります。

シンガポールの今年の最終的な日付に関しては、シンガポールイスラム宗教評議会 (MUIS) の発表をご覧ください。

 

2. 「我慢」だけではない、ラマダン



ラマダンというと「断食」というイメージが強いかもしれません。

しかし本来は、精神的な鍛錬、自己反省、慈善、感謝を重視する月を意味します。
 

断食は日の出前の食事 (スフール) から始まり、日没後の食事 (イフタール) で終わります。

そのため、期間中のムスリムの生活リズムは普段と大きく異なります。

夜間に礼拝や家族との時間を持つことも多く、睡眠時間が短くなることもあります。

重要なのは、エネルギーレベルが変動するからといって、仕事への責任感や意欲が下がるわけではないということです。

むしろ多くの人が、強い自己管理のもとで通常業務をこなしています。

周囲がその背景を理解することが、よりよい職場環境作りにつながります。


3. 雇用企業・マネージャーができること

ラマダン期間中の対応で最も大切なのは、「特別扱い」ではなく「柔軟性」です。

例えば、
・重要な会議や集中力を要する業務を午前中に設定する
・始業・終業時間の微調整を検討する

といった小さな工夫が効果的です。

午後遅くは空腹や疲労が出やすい時間帯でもあるため、負荷の高いタスクを避ける配慮も現実的でしょう。
 

また、オープンなコミュニケーションも重要です。

「何かサポートできることはありますか?」と自然に尋ねられる文化があれば、従業員も無理をせずに働くことができます。

多様性を尊重する企業文化は、結果的に従業員のエンゲージメントや定着率の向上にもつながります。

ラマダンへの理解は、その象徴的な機会といえるでしょう。

 

4. 同僚として心がけたいこと

同僚としてできることは、とてもシンプル!

それは「自然体で、敬意をもって接する」こと。

断食について興味を持つこと自体は悪いことではありませんが、冗談交じりに「お腹空いてるでしょ?」と繰り返し言うなどの軽口は避けたいところです。

本人が話したい場合は共有してくれますし、そうでない場合もあります。

また、ランチミーティングや食事中心のイベントを企画する場合は、参加方法に柔軟性を持たせると良いでしょう。

例えば、会議自体は実施するも飲食を前提にしない形式にするなど、小さな配慮が安心感を生みます。

そして忘れてはならないのは、ムスリムの中でもラマダンの過ごし方は人それぞれだということです。

実践の度合いを外野が決めつけることなく、個人として尊重する姿勢を大切にしたいですね!


5. 祝祭ハリラヤ・プアサという節目

2026年は3月21日(土)が断食明けの祝祭ハリラヤ・プアサです。

ちなみにこちらも断食の開始・終了と同様に、変動の可能性があります。

ハリラヤ・プアサはラマダンを終えたことを祝う大切な祝日であり、家族や親族を訪問し合う伝統があります。

企業によっては、この時期に有給休暇を取得する社員も多くなります。

業務計画の面でも、あらかじめ日程を把握しておくことでスムーズな対応が可能になります。

 

6. 最後に

多民族・多宗教国家であるシンガポールにとって、ラマダンは「多様性を実践する」機会です。

ラマダン期間中の職場対応は、単なるスケジュール調整にとどまらず、多様な価値観が共存する社会において、互いを理解しようとする姿勢の表れとも言えるでしょう。
 

意識 (Awareness)
尊重 (Respect)
柔軟性 (Flexibility)
コミュニケーション (Communication)

この4つが揃えば、ラマダンは職場にとっての負担ではなく、むしろチームの結束を強める機会になります。

予定では旧正月真っ只中の2月18日から始まる、今年2026年のラマダン。

これから始まる1ヶ月間をより理解ある環境で迎えられるよう、今から少しだけ心の準備をしておきましょう!

 

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