【海外支社の社長歴8年】手島様にお伺いした、海外で働くとは?

こんにちは。リーラコーエンのマーケティング担当Lisaです。


本日はMEP SINGAPORE PTE LTDの社長・手島様に、海外でのキャリアを中心にお伺いいたしました。

台湾・シンガポールで現地子会社の社長を約8年勤められているご経験を持つ、手島様のお話は必見です。

 

具体的な仕事のイメージや海外で働く魅力やメリット、採用企業の視点から見た海外で活躍する人材像など盛り沢山でお届けします。

 

この記事がオススメな方

・シンガポールでのご就職・転職、キャリアアップにご興味のある方

・アジアおよびシンガポールでの仕事の魅力、やりがいを知りたい方

・海外で活躍できる人材に求められていることが知りたい方

 

現在のお仕事とミッション

現在、MEP SINGAPORE PTE LTDにてシンガポール現地法人の経営、管理を行っています。

プラスチックの素材を、シンガポールを中心とした諸外国へ拡大販売・継続販売することがミッションです。

 

担当地域は、中国以外のASEAN+中東エリアで多岐に渡っています。

イスラエルやオーストラリアにも販売しており、そういった国々にもコロナ前は出張をしていました。

今後も、ASEAN地域を始めとしたオーストラリア・インド・中東エリアでの売上拡大を目指しています。

 

 

日本と海外のマネージメントの違い

現地法人の社長として、マネージメントや良い人材を育てるというミッションも持っています。

 

社内の従業員は全部で16人(+ドライバー)。

主に日本語でのセールスになるため、日本人は全部で7人、全体の4割を占めています。

日本人の駐在員2人+4人(EP保持者)+1人(永住権の保持者)という構成です。

その他9人がシンガポール人です。

 

一人ひとりのマネージメントという点に関しては、大きく違いは無いが文化の差は感じています。

 

日本人はイベントや社内の飲み会などを通して、会社の雰囲気を保つ風潮があります。

一方でシンガポールでは、

シンガポール人は仕事とプライベートの切り分けがはっきりしていること、また日本人の我々が外国人であることから「仕事面で認めてもらう」ことが大事。

役職に関わらず、働いている姿を通して、認めてもらう文化があると感じています。

 

なお何か提案をしたとき、従業員から反対意見をもらうことも多くあります。

やはりシンガポールでは自分が外国人であること、感じ方や考えたことの違いを認め、もらった意見や主張は大切にするように心がけています。

 

海外で働くことによるメリット

異国籍の方と仕事をすることで、新たな考えや学びを日々得ることができます。

また海外支社は人数も限られており、担当業務以外も幅広い業務を任されることから、スキルや能力も向上するでしょう。

 

また、裁量権を持って仕事が出来るのも大きなメリットになります。

もちろんその分の責任も付随しますが、日本と比べて「自分の仕事に対して、どのように成果を導き出すのか」は自由に決定できることも醍醐味です。

 

一方で海外で働くと、学習を続けていくのが難しくなったというのは感じます。

どうしても出張や業務の多さにより、まとまった時間が作りにくい。

 

コロナ前までは、日本人の方とゴルフや会食をして、情報交換をする機会も多くありました。

しかしこのコロナによって、そういったお話をする時間も制限されてしまいました。

ただこの制限は、ある意味で時間を有効活用できるチャンスだったかもしれません。

 

社員を含めてオンライン飲み会を実施して親睦を深めたり、

最近はYoutubeを見たり、ビジネス本を購入などしてできるだけ多くの時間を学習に充てるよう心がけています。

 

海外で成功するには:自主性と柔軟性が必要不可欠

海外では、特に自分で積極的に仕事を探して来ることができる人が活躍できると感じます。

逆にただ会社や上司からの指示を待ち、言われてから行動に移す、言われた仕事だけをやるだけでは、活躍は難しい。

 

日本では指示をしてくれる方が多くいると思いますが、海外支社では、先輩日本人社員および従業員の数が少ないため、自ら気づく・行動する考えが求められます。

そんな環境の中で「いかに自分で仕事を探し、実践できるのか」で仕事の幅を広げられるスキルは大きく問われます。

 

また柔軟性を持った対応が出来ることも、必要な力であると考えます。

特にコロナの状況下では、普段とは違う対応を要する場面にも遭遇します。

ルール以外のケースがあった際に、いかに仕事の本質を理解し、柔軟に対応できるかが重要になってきます。

 

そういった自主性や柔軟性がある方は海外で活躍できると思います。

 

海外で働きたい方へのメッセージ

環境を変えると、圧倒的に成長速度が上がります。

大変な仕事も多いですが、その分だけ成長スピードと経験を養うことができます。

 

裁量権が与えられているので、例えば、本で読んだ事や同業界もしくは先輩から聞いた事をすぐ行動に移すことができます。

もちろん日本でそのような環境にいる方はとてもラッキーだと思います。

 

海外という環境では、周りで同じような環境に居る方が少ないこそ、自分で考える時間が多くあります。

自らで考えを深め、学んだことをすぐ行動に移し、結果が見えることが仕事のやりがいに繋がっていると感じます。

 

最後に

今回はお忙しい中、手島様にご協力頂き、大変貴重なお話を伺うことが出来ました。

台湾・シンガポールで現地子会社の社長を約8年勤められているご経験から得られるメッセージを届けられたのであれば幸いです。

 

このブログを通して、少しでも海外で働きたい方々のお力になれればと思っています。

 

最近は、政府の支援により少しずつ採用状況が戻りつつあります。

 

公開求人の他、非公開求人も多くございますので、

シンガポール転職・就職に少しでもご興味のある方はお気軽にご相談頂けますと幸いです。

 

またリーラコーエンでは、アジア転職・アジア生活に関する楽しいコンテンツを動画でもお届け中。

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プロフィール

 【今回のインタビューに協力してくれたのは】

MEP SINGAPORE PTE LTD 社長

手島 修(てしま おさむ)様

1994年から三菱エンジニアリングプラスチックス社へ出向。

シンガポール,大阪でプラスチック材料の営業職を13年、

台湾で現地子会社の社長を7年経験。

日本に帰国し,管理職を経た後、

2019年から現職シンガポールの現地子会社の社長、現在に至る。
 

 

【プロフィール】

重見 理紗(しげみ りさ)

Recruitment Consultant cum Marketing Executive

2019年4月 株式会社ネオキャリア新卒入社

同年5月より 株式会社ネオキャリアグループ リーラコーエンシンガポールへ赴任

2020年7月より 採用コンサルタント兼マーケティング職として、YOUTUBEリーラコーエンチャンネルも開設。

「日本人が間違えやすい英語3選」に出演しています。その他、編集も担当しております。是非ご覧くださいませ!

 

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