シンガポールに来たら食べてみたい!ニョニャ(プラナカン)料理のすべて

こんにちは。

リーラコーエンシンガポール マーケティング担当の野上です。

ローカル料理を手軽にいただけるホーカーセンターから、世界中のグルメや星付きレストランの味が堪能できるシンガポール。

食通が集う国としても納得ですよね!

そんな中、当地で長い歴史をかけて愛されてきたのが、「ニョニャ料理 (プラナカン料理)」です。

今回は、直近で私自身が実際に食べる機会があったので、そもそもどんな料理なのか? 味は? などといった疑問を一挙解決してまいります!

 

在シンガポールの方にとっては「気になっていたけれど、まだちゃんと知らなかった料理」として。

また日本にいる方にとっては「シンガポールに来たらぜひ味わってみたい料理」として、少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。


【目次】
1. そもそもプラナカン / ニョニャ料理って?その歴史
2. ニョニャ料理の代表的な一品とは
3. 別腹?デザートも
4. 最後に


1. そもそもプラナカン / ニョニャ料理って?その歴史

ニョニャ料理を語るうえで欠かせないのが、「プラナカン (Peranakan)」という文化です。

プラナカンとは、15世紀頃から19世紀にかけて東南アジアに移り住んだ中国系移民と、マレー系住民を中心とした現地文化が長い年月をかけて融合して生まれたコミュニティを指します。

マレー語で「ここで生まれた」という意味があるんだとか。


その中で受け継がれてきた家庭料理が、いわゆるニョニャ料理です。

中国料理の醤油を使用した調理技法や食材に、マレー料理のスパイスやハーブ、ココナッツミルクやターメリックなどの使い方が組み合わさり、甘み・酸味・辛味・コクが重なり合う、非常に奥行きのある味わいが特徴だと言われています。

また、見た目のカラフル・華やかさよりも、「手間」と「家庭の知恵」を大切にしてきた料理が多く、一皿一皿に物語があるように感じられるのも、ニョニャ料理の魅力のひとつです。


2. ニョニャ料理の代表的な一品とは

今回私がいただいた定番ニョニャ料理をもとに、実食体験をご紹介してまいります。

実際のレストランでの注文のご参考になれば幸いです。


NYONYA ACHAR (ニョニャ・アチャー)



まず最初にいただいたのは、前菜としてよく登場するニョニャ・アチャー。

キャベツや人参などの野菜を甘酸っぱくマリネしてピーナッツを存分にトッピングした一品で、シャキシャキとした食感と、ほんのりスパイスを感じる後味が印象的でした。

濃厚な料理が続くニョニャ料理の中で、口をさっぱりと整えてくれる存在です。
 


KUEH PAI TI (クエ・パイ・ティー)

薄くて軽いカップ状の生地に、細切り野菜や具材を詰めて食べるクエ・パイ・ティー。私がいただいたのはエビがトッピングされているもの。

見た目も可愛らしく、手でつまんで食べられるので、初めてでも挑戦しやすい一品です。

サクッとした食感と、具材のやさしい味わいのバランスが心地よく、今回私が最も気に入った品の一つでした。

日本人の舌にもなじみやすく、見た目も可愛らしいので「ニョニャ料理の入口」としておすすめしたくなりました。
 


AYAM BUAH KELUAK (アヤム・ブア・クルア)

ニョニャ料理を代表する料理のひとつが、ブア・クルアという黒い実を使った煮込み料理です。

こちらはチキンを使ったタイプで、見た目は少し驚くものの、ひと口食べると深いコクと独特の香りが広がります。

長時間かけて煮込んで作られることが特徴で、実際に食べてみても食材それぞれの出汁がきいており、時間をかけて仕込まれていることが伝わってくる、印象に残る味でした。
 


PORK RIBS BUAH KELUAK (ポークリブ・ブア・クルア)

同じブア・クルアでも、こちらは鶏肉ではなくポークリブを使った料理。

骨付き肉の旨みと、ブア・クルア特有の深い味わいが合わさり、より力強い印象を受けました。

ニョニャ料理の奥深さを感じさせてくれる一皿です。
 


BABI PONTEH(バビ・ポンテ)

バビはマレー語で豚肉、ポンテは醤油煮(実際に使われているのは豆豉と醤油)を指します。

ほのかに味噌のようなベースを感じ、日本人にも比較的なじみやすい味わいでした。

まさにニョニャ料理の真骨頂、醤油のようなコクと、スパイスの香りが合わさり、ご飯が欲しくなる一品。

「ニョニャ料理は初めて」という方には、まず試してほしい料理です。

 


このほかにも、ラクサなどシンガポールで親しまれているニョニャ料理はたくさんあります。

一度食べてみると、「次は何を食べよう?」と自然に興味が広がっていくのも、この料理の魅力だと感じました。
 


3. 別腹?デザートも

食事の締めくくりには、ニョニャスイーツも欠かせません。


PULUT HITAM(プルット・ヒタム)

黒もち米をココナッツミルクで煮たプルット・ヒタムは、素朴でほっとする味わい。

たとえて言うなら日本のお汁粉のような立ち位置になるのかなと思いました。

派手さはありませんが、食後にゆっくり味わいたくなるデザートです。

甘いものが苦手な方でもこれなら食べられるのではないか、というのが私の感想です。
 


CHENDOL(チェンドル)



今回はいただきませんでしたが、ココナッツミルクのまろやかさと、甘さ控えめなシロップが印象的なチェンドル。

日本でいうかき氷にパンダンゼリーやココナッツミルク、パームシュガーのシロップを加えたニョニャ料理の代表的なスイーツです。

暑いシンガポールの気候にもぴったりな一品です。
 


4. 最後に

今回は、シンガポールで食べられるニョニャ料理についてお届けしました。

異文化が交わる中で生まれ、家庭の中で大切に受け継がれてきたニョニャ料理は、単なる「エスニック料理」ではなく、その土地の歴史や人の暮らしを感じられる存在だと改めて感じました。


在シンガポールの方にとっては、忙しい日常の中で、シンガポール再発見がしたいときにぜひ味わっていただきたい料理として。

また、日本にいる方にとっては、シンガポールを訪れたときに、ぜひ体験してみたい食文化として。

食を通じて、その土地をより深く知るきっかけになれば嬉しいです。


さて、2025年もあと残りわずか。

私野上がお届けするブログは今回が年内最後となります。

年が明けても、引き続きシンガポールでの暮らしやお仕事に寄り添う情報をお届けしてまいりますので、チェックいただければ幸いです。
 

皆様にとって、心温まる素敵なクリスマス、そして来る年が希望と明るさに満ちた一年となりますよう、スタッフ一同お祈り申し上げます。

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