【18年間海外で働いてきたからこそ伝えたい】海外で働く魅力と、リスクに負けずに生き抜くために必要なスキル
こんにちは。リーラコーエンのマーケティング担当Lisaです。
今日はエスネットワークスシンガポール現地法人のExecutice Directorの高尾様に、取材をさせていただきました。
高尾様は、大学時代の2002年からイギリス→シンガポールと、計18年間海外に暮らしていらっしゃいます。
現在はエスネットワークスのシンガポール現地法人にて会社設立支援、会計コンサル、M&A支援などをご担当されています。
そんな高尾様の取材記事を、2部構成でお届けしています。
本日は第二弾として「海外で働く魅力と必要な考え方」について。
キャリアに迷いがある方、今後海外転職をご検討されている方、必見です。
この記事がオススメな方
・キャリアアップのために、海外転職をしようとしている方
・アジアを中心に、海外就職をしようとしている人(求人はこちら)
・スキルアップできる環境で挑戦をしたい人(キャリアコンサルタントへ相談)
関連記事:1度決めたら振り返らない!ゴールに向かって挑戦し続けた海外生活
海外で働く魅力
私が考える、海外で働くやりがいは2点あります。
1点目は、会社のブランドだけでなく、自分の実力で働けること。
まだまだ日本には、自分が貢献したことが直接自分に返ってくる仕組みができてないかなと感じています。
もちろん会社や組織によって異なるとは思いますが、役職や報酬が平準化されて戻ってくるのが日本の今のシステム。
それを「安定」と考えて好む人もいますが、私は自分のやったことの責任・利益がわかりやすく返って来ることが好きです。
そういった考え方が多い海外で働くことで、直接やりがいを感じる事ができています。
2点目は、自由度が高い中で仕事が出来ること
もちろん会社としてのゴールが設定されていますが、ゴールへの到達の仕方は各人の裁量に任されている事が多いです。
逆に、今までやったことが無いことでも、自分から積極的に学び、実行することが求められます。
いかに柔軟性を持って、試行錯誤を繰り返しながら、ゴールを達成できるのかが重要です。
私はそんな自由度を持って、仕事を楽しめることが魅力だと思います。
現職へ転職してから、シンガポール法人への赴任までの間に、初めて日本での勤務を経験をしました。
海外で働いている状況がデフォルトであった私にとって、半年間東京で勤務した期間は逆にカルチャーショックを受けた経験がいくつかありました。
例えば、上下関係なども一つの違い。
また会議の場面では、今でも気をつけている大きな違いがあります。
ロンドンでは、とにかく自分の意見を伝える事が良いとされていた(発言しない人は参加する意味がない)一方、
日本では会議の流れを読んで発言をする、発言をする際にもただ自分の意見を伝えれば良いわけではではないなど。
もちろん文化という差だけでなく、会社によっても違うと思いますが、
仕事のやり方にカルチャーショックを受けた瞬間でもありました。
どちらが良い悪いではなく、日本の環境がどこか居心地が悪いと感じる人は積極的に海外というフィールドで挑戦するべきかなと思います。
海外ではどんな人が活躍できると思いますか?
海外で活躍できる人の考え方として、2点ポイントがあると思っています。
1点目は、自分で考えて判断、行動できるか。
海外ではマニュアルなどといった、細かい仕事のやり方が指定されてい無いことが多いです。
とはいえ当然会社から求められるゴールはある中で、どうすればゴールを(効率よく)達成できるかを考え、自分なりの道筋を描けるかが勝負になってきます。
マニュアルの逆で、スタートとゴールしか決まっていない中で、ゴールにどう向かっていくか自由が与えられている状況を楽しめる人が向いている方かなと思います。
わからない知識があるなら勉強する、自分のネットワークを広げて
私自身も転職してから多くのことを自分から積極的に吸収することが必要でした。
とはいえ、ずっと考えていてもゴールに近づくことも、前に進むこともありません。
時には、まずはやってみることも必要になってきます。
実行していく中で、随時必要な分析を通して、どんどんゴールへ近づくために柔軟性を持って考えることが本当に重要となってきます。
最後に、自分の特性への理解です。
海外にいるとき、忘れてはいけないのは自分が「外国人として働いている」という立ち位置です。
特に人件費も高いシンガポールでは、今回のコロナのように会社の危機が近づいた時に解雇のリスクが高いのは、人件費が高い外国人となります。
海外では守ってくれるものが少なく、日本で働いているときより不安定な状況です。
仮に面接を通過して無事に入社したとしても、必ずしもその職場にずっと留まれるという保証はありません。
そのため、所属している組織が自分のどんなスキルを求めていて、
リスクに負けない為に、自分の強み・何ができるのかを理解し「自分の身は自分で守る」ことが重要だと考えます。
こんな思いを持つようになったのは、ロンドンでの経験も起因しているかもしれません。
やはりロンドンでは、日本人の立場がアジアとは大きく異なりました。
外国人として働いている環境の中で、自分の何が強みで、どうすれば現地の方たちの中でも彼らに劣らずに仕事ができるかを考えなければいけませんでした。
どの国にいても海外にいる限り、極端に言えば「今の環境の中で勝ち抜く事、生き残る事」を意識しなければいけないので、この自分の特性への理解は本当に大切だと感じています。
海外で働きたいのであれば「今」が絶好のチャンス
海外へ行きたいと思った時が、海外へ行く「最高のチャンス」です。
18年の海外経験の中で理解した事は、どんな国でも経済が発展し安定期に近づくにつれ、海外からの労働力の流入を制限し自国のリソースを優先する傾向にあるという事です。
そのため、「いつか行こう」と待っていると行けなくなってしまうかもしれません。常に今が一番のチャンスです。
忙しさや難易度などやらない理由をつけてしまうのは簡単ですが、二度とないチャンスを逃してしまっているかもしれません…
海外で挑戦したいと思ったら、まずは行動してみる・チャンスを逃さないことを心がけてみてください。
最後に
日々、自分のゴール・所属している組織に対して、何が出来るのかをきちんと考え、行動し続ける事の大切さを学びました。
改めてお忙しい中、ご協力頂きまして本当にありがとうございました。
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海外転職にご興味をお持ちの方に、少しでもお力になれたら嬉しいです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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【今回のインタビューに協力してくれたのは】
高尾 涼子(たかお りょうこ) 様
Executive Director, エスネットワークス
高校卒業後、渡英。
大学では会計と無縁の考古学の研究に没頭するが、会計事務所就職をきっかけに会計の勉強を開始し、英国会計士と税理士試験にダブル合格を果たす。
税務コンサルティングに加え、日系大⼿企業の人事シェアドサービス導入、英国企業年⾦再編、インドへのビジネスアウトソーシング等のプロジェクトを手掛ける。
2015年より当社のシンガポール法人立ち上げに参画、シンガポールへの進出支援やクロスボーダーアドバイザリー(香港・オーストラリア等)業務等に従事。
【プロフィール】
重見 理紗(しげみ りさ)
Recruitment Consultant cum Marketing Executive, リーラコーエンシンガポール
2019年3月東洋大学卒業
2019年4月 株式会社ネオキャリア新卒入社
同年5月より 株式会社ネオキャリアグループ リーラコーエンシンガポールへ赴任
2020年7月より 採用コンサルタント兼マーケティング職に就任。YOUTUBEリーラコーエンチャンネルを開設。
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