シンガポール転職は年末の今が勝負!2026年に内定をつかむための戦略とは

こんにちは! リーラコーエン シンガポール リサーチャーのShihoです。
アジア経済の中心地として、また海外就労の第一歩として、海外転職の人気国であるシンガポール。
今年も残りわずかとなり、「来年2026年こそシンガポール転職を果たしたい」という考える方もいらっしゃることと思います。
そこで今回のブログでは、2026年のシンガポール転職を検討する方々に、年末の今から転職準備開始をおすすめしたい根拠や、どのような準備から始めればいいのか、転職エージェントならではの視点でお届けしてまいります。
※記事中において使われる資料は、今年10月に実施した顧客アンケートの回答を基に掲載しております
(有効回答140社、2025年10月1〜27日実施)
【目次】
1. 年々厳しくなる外国人雇用
2. シンガポール転職は長距離走?
3. 旧正月、シンガポール転職市場は活性化する
4. 競争率が下がる年末年始
5. 賞与が出た後は活動しやすくなる
6. 何から始める?シンガポール転職準備
1. 年々厳しくなる外国人雇用

シンガポールでは年々外国人の雇用が厳格化されており、特にコロナ禍前と後とでは大きく変化しています。
2023年に導入されたCOMPASSはその最たるもので、シンガポールで就職する際に一般的なビザであるエンプロイメント・パス (Employment Pass、通称EP) の取得難易度がこれによって大きく上昇しました。
以前は、年齢に見合った給与提示がなされていればEPは取得できるものでしたが、COMPASS導入以後は複雑化し、満たすべき要件も増加しました。
こうした背景から、当地で流通する求人の大半が採用制約を受けないシンガポール人を対象とするものであり、外国人 (日本人) が対象であっても永住資格保有者 (PR) 向けであることが多くなっています。
シンガポールにおける今後の採用可能性について

従って、就労ビザ取得のサポートがある求人は非常に希少と言えます。
シンガポール国外の方々が、すぐ転職実現できる市場ではないのが実情です。
【関連記事】【2026年情報追加!】シンガポールでEPビザを取得するには? COMPASS導入後の審査ポイントと注意点まとめ
2. シンガポール転職は長距離走?

「転職は水物」と言われるくらい、転職は複合的な条件が重なった上で至るものです。
上にて外国人向けの求人が少ないとお伝えしましたが、それでは数少ない日本人向けの求人の内訳を見てみると、欠員補充がその多くを占めています。
シンガポールにおける今後1年間の採用計画

欠員補充を背景とする求人は、突如現れ、充足し次第消えていきます。
このことからシンガポール転職は、「機会を探り続け、時が来たら決断する」といった長距離走でありながら、最後は瞬発性が問われるものです。
また、ご自身にとって魅力的な求人は、たいてい他の誰かにとっても魅力的です。
募集が出てからレジュメを作成しているようではスタートダッシュにおいて遅れをとってしまいます。
数少ないチャンスを確実にものにしていくために、コレだという求人が出てきた時に備えて、準備は万全にしておくことをオススメいたします。
3. 旧正月、シンガポール転職市場は活性化する

例年、シンガポールの転職市場が最も活発になるのは旧正月前後。
東南アジア最大の求人サイトJob Street調べでは、2024年末から2025年初めの求職者数は例年と比べ1.5倍だったことに対し、同時期の求人数はなんと2.5倍でした。
転職希望者以上に企業の募集が増える時期は、企業からすれば厳しい採用環境ですが、求職者サイドから見たら最大のチャンスと言えるでしょう。
マーケットが活性化してから動き始めるのでは、チャンスを見過ごしてしまうかもしれません。
次の旧正月は、2026年2月17・18日です。
波が来るまでに、求人ページを見たりコンサルタントに相談するなどして、シンガポールにある求人募集の業種・職種などの傾向や給与・条件相場を見る目を養っておきましょう。
4. 競争率が下がる年末年始

年末年始シーズンはイベントも多く、転職活動を一時停止する求職者も少なくありません。
言い換えれば、ライバル候補の動きが鈍るのもこの時期と言えます。
採用活動は、関わる人々の心情が多分に作用します。
なるべく早期に欠員補充して戦力化をさせたい企業側からすれば、停滞期での応募は歓迎です。
求職者からの応募が潤沢にある時より、時間をかけて一人ひとりを精査するものです。
こういう、ちょっとした情報・コツ・動作点を知っておくことで物事が円滑に進む…という経験は、社会人なら誰しも頷くところではないでしょうか。
5. 賞与が出た後は活動しやすくなる

シンガポールに限らず東南アジアでは、求人情報を見れば分かるように月給額の表記が第一で、年収という概念はあまり重視されません (もちろんAWSや業績賞与などを支給する企業は多くございます)。
一方、日本では月給額より年収額のほうが転職時にも重視されるのは、ボーナスの役割が非常に大きいからではないでしょうか。
多くの日本企業においてボーナスの支給時期と言えば、6~7月と12月の年2回かと思います。
「頑張って働いたぶんの賞与をもらってから現職を退職しよう」と考えるのは、転職・退職を検討する方にとってはごく自然な感情でしょう。
だからこそ、12月はボーナス支給、年末年始シーズン、旧正月前であることなどの理由から、シンガポール転職活動を始めるのに適した時期と言えます。
6. 何から始める?シンガポール転職準備

2026年にシンガポールで内定をつかみ取る可能性を少しでも上げるために、12月の今から動き出した方が良い理由をお伝えしてまいりました。
海外転職を初めて検討なさる方であればなおのこと、何から準備すればいいの?とお考えのことでしょう。
シンガポール転職準備のアイデアとしては、このようなものがあります。
・希望する国に関する情報収集 リーラコーエンシンガポールブログはこちら
・求人サイトで求人内容を確認、求人の傾向を掴む
・自己分析 (海外転職で何を実現したいのか、優先事項は?)
・レジュメの作成 (日本語・英語での職務経歴書・CV)
・パスポートの取得 / 更新
・最終学歴の英文卒業証明書の入手 (内定後、就労ビザ申請の準備に必要です)
これらに加えて、より個別の話をするためには弊社コンサルタントにぜひご相談ください。
昨今の就労ビザ事情なども交えて、一人ひとりに合わせた海外転職のアドバイス・ご相談をいたします。
年の瀬を迎えお忙しい季節かとは存じますが、シンガポールあるいは海外転職を成功させるための情報として、ご参考になれば幸いです。
皆さまのキャリアの益々のご発展を、社員一同祈願いたします。
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