履歴書に書く自己㏚がないと感じているあなたへ、自己分析の4つのステップ
こんにちは。
リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。
自己㏚とは、希望する企業に自身のこれまでの経験から得た長所や専門性を売り込む材料のこと。
履歴書や面接などで、ほぼ必ずと言って良いほど必要となる内容です。
一方で、採用プロセスの玄関口となる書類選考には高いハードルがあります。
というのも、採用担当者が履歴書に目を通す時間は平均6秒と言われているため。
このあっと言う間のタイミングで、「この人と会ってみたい」「もっと話を聞いてみたい」と思わせるご自身のアピールポイントを伝えなければならないとなると、とてもプレッシャーを感じますよね。
あまり自信がなく、自己㏚が思いつかないという場合はなおさら。
そこで今回は、履歴書に書く自己㏚を導き出す自己分析をするための3つのコツをお届けいたします。
【目次】
1.そもそも、なぜ自己㏚が必要なの?
ステップ1:得意だったこと、好きなことをリストアップする
ステップ2:心がけていることをリストアップする
ステップ3:結論を結びつける
ステップ4:自身をよく知る家族・知人やキャリアアドバイザーに長所を聞く
最後に
1.そもそも、なぜ自己㏚が必要なの?
採用担当者は、自社に寄せられた膨大な履歴書から、実際に時間を割いて会ってみたいと思う候補者を絞らなければなりません。
そのための判断材料の1つとして、自己㏚を通して候補者の人となりを見極めています。
詳しくは以下のような点が挙げられます。
・過去にどのようなことに情熱をかたむけて経験を積んできたか
・客観的な自己分析ができているか
・実際に企業のニーズや社風に合い、長く活躍してもらえそうか
このため、華々しい功績や成果だけを書いてもあまり意味がなく、どちらかと言うと結果を出すためのプロセスの中に見える候補者の人物像が肝となります。
この点に留意しながら、実際に自己㏚をどのように導き出すのが良いかを以下にご紹介いたします。
ステップ1:得意だったこと、好きなことをリストアップする
まずはこれまでの経験を振り返り、業務内外問わず、自分の好きなことや得意なことをなるべく多く挙げてみましょう。
結果が出たものがあればベストですが、まずはなくても一度列挙してみます。
例えば以下のようなイメージです。
(例)
【業務内】
商品の企画が好きで、アイディア段階からリリースまで一貫して一人で担当した
【業務外】
友人とのランチの時間が好きでよく行く
ここでは、とにかくたくさんリスト化しておくことが大切です。
過去を振り返るイメージで書いてみましょう。
ステップ2:心がけていることをリストアップする
次に、始めのステップで出したリストと関連付けながら、心がけたことをリスト化してみましょう。
例えば以下のようなイメージです。
(例)
【業務内】
1.商品の企画が好きで、アイディア段階からリリースまで一貫して一人で担当した
→マルチタスク遂行で漏れがないよう、常にTODOリストを作成して管理していた
【業務外】
1.友人とのランチの時間が好きでよく行く
→時間に遅れないように心がけた
関連性がないものでも、エピソードが思い浮かんだらメモをしておきましょう。
ステップ3:結論を結びつける
最後に、今までのリスト化したものに自身の長所と言えるような結論を結び付けてみます。
(例)
【業務内】
1.商品の企画が好きで、アイディア段階からリリースまで一貫して一人で担当した
→マルチタスク遂行で漏れがないよう、常にTODOリストを作成して管理していた
結論:マルチタスキングが得意、様々な内容を一度に遂行できる
【業務外】
1.友人とのランチの時間が好きでよく行く
→時間に遅れないように心がけた
結論:徹底した自己管理ができる
このように、ステップごとに少しずつ考えると、今まで見えなかった自己㏚に繋げられそうな自身の長所やスキルが見えてきます。
このあとは、企業が求める人物像や職種により関連性のあるものをピックアップし、広げて書いてみるということができます。
ステップ4:自身をよく知る家族・知人やキャリアアドバイザーに、長所を聞く
もしも思いつかない場合は、家族や友人・そしてプロを頼ってみるのも手です。
いつも一緒にいる家族や知人ならではの第三者視点はもちろんのこと、特にプロによるキャリアカウンセリングでは、これまで知らなかった長所や視点などを導き出してくれる可能性があります。
第三者による長所を聞いてから、エピソードを振り返り自己㏚に繋げるという方法も良いでしょう。
【関連コンテンツ】:キャリアアドバイザーに相談するメリット
最後に
今回は、自己㏚を導き出す3つのコツについてお届けしました。
これまでの経験や素晴らしい功績だけをアピールするというイメージが先行する自己㏚。
ご自身の人となりを応募先の企業担当者へ分かりやすく伝え、今後いかに活躍できるポテンシャルがあるかどうかをアピールすることが重要です。
そのためには、今回ご紹介したステップでご自身の長所(=ソフトスキル)を導き出し、自信を持つということが一番です。
もし、どんなに考えても長所が思い浮かばない、もしくは自己㏚があっても書き方に不安がある。
という方は、お気軽に弊社のキャリアコンサルタントへご相談くださいませ。
本情報がご参考になれば幸いです。
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