辛さの奥に潜む、うま味の魔法!シンガポールで楽しむ魅惑の「麻辣」の世界
こんにちは。
リーラコーエンシンガポール マーケティング担当の野上です。
口に入れた瞬間、ピリリと舌をしびれさせる刺激、そしてその先に広がる深いコクと香り。
中国発祥の「麻辣(マーラー)」料理は、その独特な辛さと風味で世界中の人々を魅了しています。
ここシンガポールでも麻辣はすっかり定番の味で、かくいう私も在星6年目にしてそんな麻辣のすっかり虜に!初めて食べたときのなんとも言えない感動は忘れられません。
そこで今回のブログでは、そもそも「麻辣」とはどんな料理なのかという基本情報から、シンガポールでの広がり、そして当地でぜひ食べてみていただきたいおすすめの麻辣料理をご紹介してまいります。
【目次】
1.麻辣とは? 歴史とはじまり
2. シンガポールの麻辣の歴史
3. シンガポールでおすすめの麻辣料理3選
4.最後に
1. 麻辣とは? 歴史とはじまり
「麻辣」とは、中国語で「麻=しびれ」「辣=辛さ」を意味し、主に中国本土の四川料理で使われる味付けの一つです。
特徴は、花椒(ホアジャオ)による舌がしびれるような刺激と、唐辛子の鋭い辛さが合わさった複雑な味わい。
その独特の香りと奥深いスパイス感がクセになると、多くの人々を魅了している味付けです。
麻辣の起源は、中国・四川省の重慶地方にさかのぼります。
湿気の多い気候の中、体を温め食欲を刺激する香辛料の組み合わせが当地に住む人々の知恵として受け継がれてきました。
18世紀にはすでにポピュラーだったとされ、特に労働者の間では、手軽に栄養を摂れる料理の味付けとして重宝されてきたそう。
後々「麻辣火鍋」や「麻辣香鍋」といった料理が発展し、家庭の食卓や路上の屋台、さらには高級中華料理店にまで浸透していきました。
花椒のしびれと唐辛子の辛さという一見刺激的な組み合わせの中に、実は緻密な香辛料バランスが存在し、複雑で奥深い味を作り上げているのが麻辣味の魅力です。
最近では麻辣味のピザ、パスタなど、一見驚くような様々な組み合わせで広く愛されています。
2. シンガポールの麻辣の歴史
多民族国家であるシンガポールでは、華人系の移民が食文化の中核を担ってきました。
福建、広東、海南などさまざまなルーツを持つ中華料理が存在するなか、四川料理、特に麻辣料理は比較的後発で登場しました。
1990年代後半から2000年代初頭にかけて、四川省や重慶出身の移民やシェフたちがシンガポールに進出し、本格的なお店をオープン。
ローカルの人々の舌を徐々に虜にしていきました。
特に割と最近となる2010年代、若者の間で「辛くてうまい」食体験への関心が高まり、SNSでの口コミ拡散やフードブログなどの影響もあり、麻辣料理の代表格の一つ「麻辣香鍋」の専門店が続々と登場。昼休みにフードコートでサクッと香鍋を食べるビジネスパーソンや、週末に友達と火鍋を囲む若者グループなどが、シンガポールの日常に溶け込む存在となりました。
実は、シンガポール初の麻辣香鍋専門店は2009年、313@サマセットにあるFood Republicのフードコートにオープンした「飄香麻辣(Piao Xiang Mala)」が初めてのお店とも言われています。
その後、ホーカーセンターにも麻辣香鍋のお店が続々とオープン。
今ではすっかりスタンダードとなりました。
3. シンガポールでおすすめの麻辣料理3選
麻辣味の料理を食べることが日常生活にすっかり溶け込んでいるシンガポールですが、実際にどのような料理がおすすめでしょうか。
今回は、おすすめ麻辣料理と、初めての方でも気軽に食べられるお店を一挙ご紹介いたします。
麻辣香鍋(マーラーシャングオ)
シンガポールでも最も広く親しまれている麻辣料理の1つです。
好きな具材を自分で選び、それを花椒と唐辛子で鉄なべで強火で炒めた「汁なし鍋」です。
肉、野菜、キノコ、麺、豆腐や湯葉などを自由に組み合わせられるのが魅力です。
スパイスの香りがしっかり移った具材を白ごはんと一緒に食べると、まさに至福の味!
【おすすめのお店】
La Way: オーチャードロードにあるビル「オーチャードタワー」の4階にひっそりと佇む中華料理のお店です。
私自身、様々な麻辣香鍋を試してきましたが、ここの麻辣香鍋を食べたときにすぐにまた食べたい!と思ったほどでした。
辛さレベルも細かく調整でき、初心者でも安心です。
おすすめの具材はキクラゲとサツマイモの春雨!デリバリーも可能です。
麻辣火鍋(マーラーフォグオ)
真っ赤なスープに各種具材をしゃぶしゃぶするスタイルのいわゆる「火鍋」。
日本でも親しまれていますよね!
数十種類のスパイスが溶け込んだスープは、辛さの中にもうま味が凝縮されています。
半々鍋にして、白湯やトマトスープなどと組み合わせるのも人気です。
【おすすめのお店】
Haidilao(海底捞):シンガポール全土に展開する高いサービスクオリティで有名なチェーン店です。
注文時の細やかなオーダーや、子ども向けのサービス、そして麺をオーダーするとその場で麺を形成してくれるパフォーマンスサービスも人気の秘密です。
麻辣湯(マーラータン)
麻辣香鍋の汁あり料理、というイメージの逸品です。
お肉の出汁がたっぷり効いた麻辣味のコクのあるスープに自分の好きな魚・お肉・野菜・豆腐などの具材を追加していただきます。
【おすすめのお店】
杨国福麻辣烫(YGF Malatang): シンガポールのモールに店舗を展開するチェーンです。
一人でフラッと入って食べやすい雰囲気や、具材の組み合わせ次第で変幻自在の品揃えも人気で、お昼時には多くの人出で賑わうお店です。
とにかくこちらの魅力は選べる具材が多い、そしてそれらがとてもフレッシュなこと。
スープの味もトマトやトムヤムクンベースなど、その日の気分に合わせて選べることがとても魅力的。
パクチーやニンニク、ごま油や四川花山椒オイルなどを混ぜ合わせてオリジナルソースを作り、具材につけて味変しても楽しむことができます。
私自身も、麻辣が食べたい気分の日に一人でよく行くお店です。
4.最後に
今回は、麻辣の歴史、そしてシンガポールで食べられる麻辣料理について詳しくご紹介してまいりました。
麻辣というと「激辛でハードルが高い」と思われがちですが、実はその中には深い旨味や香り、そして食文化の多様性がぎっしり詰まっています。
日本ではまだまだ食べられるお店が限られる麻辣料理。
シンガポールでは、一人でも気軽に入れるお店も多く、さらには辛さが苦手な方でも、辛さやしびれのレベルを調整できるお店がほとんど。
ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね!
新たな魅力にハマること間違いなしです!
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