アジアで働くコンサルタントの仕事と暮らし #03 (タイ) 「タイが好き」が、仕事になった 好きから始まる、バンコクでの海外キャリア

こんにちは。
リーラコーエンシンガポール マーケティング担当の野上です。
「いつか海外で働いてみたい」。そう思ったことはありませんか?
でも、実際に海外で働くと、どんな仕事をして、どんな毎日を過ごすのでしょうか。
当グループは、シンガポールをはじめ、タイ、ベトナム、マレーシア、台湾、日本など、アジア各国に拠点を展開しており、それぞれの国でキャリアアドバイザーが活躍しています。
本シリーズでは、各拠点で働くキャリアアドバイザーに、現地での仕事やキャリア、暮らしについてインタビュー。
求人情報だけでは分からない「海外で働くリアル」をご紹介してまいります。
第1回となる今回は、2024年からタイ・バンコクで働くジャパンデスクキャリアアドバイザー、寺澤さんに話を聞きました。
タイの音楽やポップカルチャーへの興味からタイ語を学び、実際に現地を訪れ、タイで働くことを決めた寺澤さん。
日本でのこれまでの仕事とは異なる環境に飛び込み、現在はタイでキャリアアドバイザーとして働いています。
タイで働くと、どんな一日を過ごす?
日本とタイでは、働き方にどんな違いがある?
休日はどのように過ごしている?
タイの物価や生活は実際どう?
海外で働く前に知っておいたほうがいいことは?
今回は、寺澤さんの「仕事」と「暮らし」の両面から、タイで働くリアルをお届けします。
【今回のキャリアアドバイザー】

バンコク・チャトチャック市場にて
名前 :寺澤さん
勤務地 :タイ・バンコク
現在の仕事 :ジャパンデスクキャリアアドバイザー
タイでの勤務:2024年1月~
前職 :音楽業界、小売・サービス業
【目次】
1. 「タイが好き」から始まった、海外キャリア
2. 店舗マネジメントから、タイでオフィスワークへ
3. タイでの仕事。ジャパンデスクキャリアアドバイザーの1日
4. 「いろいろな仕事がある」と、求職者の方から教えてもらった
5. 「日本の良さ」と「タイらしさ」が混じる環境
6. タイでの暮らし。仕事の後や休日はどう過ごす?
7. タイの物価は?ランチや移動にかかる費用
8. タイで暮らして感じた「日本との違い」
9. 「最初は大変だった」からこそ、自分なりの働き方を見つけた
10. タイで働くなら、「なぜタイなのか」を言葉にする
11. タイで働く前に知っておきたいこと
12. インタビューを終えて~最後に
1. 「タイが好き」から始まった、海外キャリア

サムットプラカーン県 ムアンボーラーンにて
Q. まず、タイで働くことになったきっかけを教えてください
最初は仕事ではなく、タイの音楽やポップカルチャーへの興味がきっかけでした。
2020年、コロナ禍をきっかけにタイの音楽やドラマなどを見るようになって、そこからタイ語の勉強を始めました。
もともと日本語、英語、中国語は少し大学で学習していたので、新しい言語を勉強すること自体も好きだったんです。
ただ、日本にいると、せっかく勉強したタイ語を実際に使う機会がなかなかありませんでした。
「せっかく勉強しているタイ語を、もっと実際に使ってみたい」
そんな気持ちからタイを訪れるようになって、3回ほど現地に行きました。
実際にタイで過ごすうちに、「ここで働いてみたい」という気持ちがだんだん強くなっていきました。
Q. そこから、タイで仕事を探したんですね
はい。仕事を探すときは、タイ・バンコクに絞って探しました。
その中で、リーラコーエンの選考を受けることになりました。入社前にはカジュアル面談もありましたし、YouTubeやブログなども見て、会社について調べました。
実際に働いている人の情報を見ることで、自分が働くイメージをある程度持てたのはよかったですね。
2. 音楽業界・店舗マネジメントから、タイでオフィスワークへ
Q. タイに来る前は、どんな仕事をしていたんですか?
日本では、新卒で音楽業界のマネージャーとして働いていました。
その後は小売・サービス業界で店舗マネジメントを経験しました。なので、タイに来てからの仕事とはかなり違います。
現場で人や店舗を動かす仕事から、タイではキャリアアドバイザーとしてオフィスワークへ。
働く国だけでなく、仕事のスタイルそのものが大きく変わりました。
Q. 現在はどのようなお仕事をされていますか?
現在はジャパンデスクのキャリアアドバイザーとして、タイでの就業を希望する求職者の方を担当しています。
3人のチームで、キャリア面談や求人紹介、選考中の求職者の方のサポートなどを行っています。

現職の社内キックオフミーティングにて。MCをしました!
3. タイでの仕事。ジャパンデスクキャリアアドバイザーの1日

Q. 普段はどんな一日を過ごしていますか?
現在は週3日出社、週2日在宅という働き方です。
月曜日は朝8時ごろに出社して、9時から朝礼やミーティングを行います。
その後は、求職者の方とのキャリア面談や求人紹介、選考中の方へのフォローなどを行います。
面談は1日に3件ほど入ることもありますし、選考中の求職者の方との面談は週に6~12件ほどあります。
また、企業営業担当者であるリクルートメントアドバイザー (RA) と、選考中の求職者の方について打ち合わせをすることもあります。
ランチは、オフィスにいるメンバーと一緒に外へ食べに行くことが多いです。
日本食を選ぶこともあります。
Q. 仕事の終わりは何時くらいですか?
目標は17時に退社することです。
海外で働くというと、仕事中心の生活をイメージする方もいるかもしれませんが、仕事とプライベートの時間は大切にしたいと思っています。
4. 「いろいろな仕事がある」と、求職者の方から教えてもらった
Q. キャリアキャリアアドバイザーとして、印象に残っている出来事はありますか?
求職者の方から、いろいろな仕事があることを教えてもらえたことですね。
これまで知らなかった仕事や業界について知ることで、自分自身の視野も広がりました。
「こんな仕事があるんだ」と知ることで、自分の人生も豊かになったように感じています。
Q. チームで仕事をする中で、印象に残っていることは?
求職者の方、キャリアアドバイザー、企業営業担当者の三者で面接対策をする方法を提案したことがあります。
実際に話して、お互いを知ることが大切だと思ったので提案したのですが、その後、チームの取り組みとして定着していきました。
チームで一緒に取り組んで、結果につながったときには達成感があります。
Q. この仕事をしていて「良かった」と思うのはどんなときですか?
もともと人とコミュニケーションを取ることが好きなので、人とのつながりが生まれていくこと自体が楽しいですね。
紹介した求職者の方が、後から企業のWebサイトなどに掲載されているのを見つけることもあります。
「今もこの会社でご活躍しているんだな」と分かると、やっぱり嬉しいです。
5. 「日本の良さ」と「タイらしさ」が混じる環境

タイの映画配給会社のコンサートにて
Q. タイで働く魅力は、どんなところにあると思いますか?
日本企業の文化と、タイならではの環境が混ざり合っているところだと思います。
タイには日系企業が多いので、日本の仕事の進め方や習慣が残っている部分もあります。
一方で、タイ人スタッフとの連携など、現地ならではの要素もあります。
「日本にいるような感覚もありながら、やっぱり違う。そこが面白い」
日本企業で働いた経験を活かしながら、海外で新しい経験を積みたい方にとっては、一つのキャリアの選択肢になる環境だと思います。
また、事業拡大を考えている企業も多く、2026年9月現在、営業職をはじめ、営業マネージャー、営業推進、バックオフィスサポート、金型・射出成型などの技術職、工場長、機械エンジニアなど、さまざまな求人があります。
これまでの経験を活かしつつ、少し違う環境で働いてみたいという方には、タイならではのキャリアの可能性があると思います。
6. タイでの暮らし。仕事の後や休日はどう過ごす?
Q. 仕事が終わった後は、どんなことをしていますか?
週に1~2回は、タイ人の友人夫婦と近くのベンジャキティ公園を4~5kmほどランニングしています。
その後、一緒に食事をすることもあります。ほかには、ジムでベンチプレスなどのトレーニングをしたり、ショッピングに行ったり。
夜はタイのライブハウスに音楽を聴きに行くこともあります。

終業後のフィットネスジムにて。運動でリフレッシュしています
Q. 休日はいかがですか?
タイ国内のショートトリップに出かけることもあります。
一方で、ずっと外に出ているわけではなく、家の模様替えやDIYをしたり、読書やジャーナリングをしたり、温泉に行ったりすることもあります。
インドアとアウトドアのバランスを取りながら、リフレッシュしています。

ショートトリップ先のプラチュアップキリカン県 ホアヒンビーチにて。絶景でした!
7. タイの物価は?ランチや移動にかかる費用
Q. タイで暮らしてみて、便利だと感じたことはありますか?
移動はかなり便利だと感じています。
バイクやタクシー、配車サービスなどがあり、比較的リーズナブルな料金で利用できます。
例えば、バイクなら50THB(約230~250円)程度、タクシーでも100THB(約460~500円)程度でかなり移動できることがあります。
電車での通勤時間も約20分ほどで、駅からオフィスまで雨に濡れずに移動できる環境です。
タイは雨期が長いので、こうした移動のしやすさは日々の生活で助かりますね。
支払いでは、銀行と連携した「PromptPay (プロンプト・ペイ) 」のQR決済をよく使います。
支払い方法をあまり考えずに済むので、とても便利です。
Q. 普段のランチには、どのくらいかかりますか?
フードコートや屋台などで食べることが多く、平均すると1回100~120THB(約450~600円)程度です。
屋台では、卵をご飯の上にのせて、野菜や鶏のから揚げなどを合わせた料理が約50THB (約230~250円) で買えることもあります。
一方、オフィスビル内の日本食レストランでは、300バーツ (約1,500円) 程度になることもあります。
タイ料理が好きなら、ワンコイン程度でランチを楽しめる選択肢も多いと思います。

ローカルの美味しいムーガタ屋にて。タイには美味しい食べ物がたくさんあります!
※金額は寺澤さんが普段利用する範囲での目安です。為替や店舗によって異なります
8. タイで暮らして感じた「日本との違い」
Q. タイに来て、「日本と違う」と感じたことはありますか?
タイでは、英語が通じる場面も多いのですが、タイ語を使ったほうがスムーズな場面もあります。
日常生活では、簡単なタイ語ができると便利だと感じますね。
Q. タイで生活するなら、タイ語は必要ですか?
仕事の内容にもよると思いますが、日常会話で使う機会はあります。
最初から完璧に話せる必要はないと思いますが、あいさつや簡単なフレーズを覚えておくと、現地の人とのコミュニケーションも楽しみやすくなると思います。
9. 「最初は大変だった」からこそ、自分なりの働き方を見つけた

バンコク・ベンジャキティ公園でのジョギングもルーティンにしています
Q. タイに来て、最初に大変だったことは何ですか?
一番大きかったのは、仕事の変化です。
店舗運営からオフィスワークへと働き方そのものが変わったので、仕事の進め方やマルチタスクに慣れる必要がありました。
そこで取り入れたのが、「自分自身へのマイクロ・マネジメント」です。
30分単位でその日にやることを記録して、一日の終わりには「できたこと・できなかったこと」を振り返る。
自分で仕事の進め方を細かく管理することで、少しずつ自分なりのペースを作っていきました。
仕事だけでなく、言語や食事、交通など、生活面でも一度にいろいろなことが変わりました。
最初は脳内が慌ただしくて熟睡できないこともありましたね。
ただ、当時のマネージャーに細かなフォローをしてもらったり、チームワークを築いたりすることで、少しずつ慣れていきました。
海外転職は、新しい仕事だけでなく、新しい生活そのものに適応していくことでもあると思います。
10. タイで働くなら、「なぜタイなのか」を言葉にする

ウドンターニー県 「タレーブアデーン(赤い蓮の海)」にて
Q. これからタイで働きたい方に、伝えたいことはありますか?
タイで働き始めて3年目になりますが、今のところ、良い意味で日本に帰りたいと思ったことはありません。
それくらい、タイで働くこと、暮らすことが好きなんだと思います。
だから、これからタイを目指す方にも、「タイが好き」という気持ちは大切だと思います。
ですので、海外就職では「なぜタイなのか?」を考えておくことも重要です。「タイが好き」という気持ちに加えて、「なぜタイで働きたいのか」、「タイで何をしたいのか」を、ビジネスの軸でも言語化できるようにしておくことが大切だと思います。
また、待っているだけではなく、自分からアクションを起こすこと。そして、行動した後に振り返ること。
自分が主体的に動いて、周囲を巻き込みながら進めていくことは、海外で働くうえでも大切だと感じています。
11. タイで働く前に知っておきたいこと

Q. タイで働く前に、知っておいたほうがいいことはありますか?
雨期と暑さについては、知っておいたほうがいいと思います。
雨期が長く、暑さも厳しいので、住まいを探すときには駅から徒歩10分以内を一つの目安にすると、日々の通勤や外出がしやすいです。
また、エリアによっては冠水のリスクもあるので、住む場所を決めるときには周辺環境も確認しておいたほうがいいと思います。
タイ語については、バンコクでは英語が通じる場面も多いですが、タイ語のほうが通じる場面もあります。
あいさつや簡単なフレーズだけでも覚えておくと、現地でのコミュニケーションを楽しむきっかけになると思います。
12. インタビューを終えて~最後に

ナコンシータンマラート県 世界遺産 「ワット・プラ・マハタ―ト・ウォラ・マハーウィハーン」 にて
今回は、タイ・バンコクで働く寺澤さんに、タイで働くことになったきっかけから、現在の仕事、休日の過ごし方、現地での暮らしまで、仕事と暮らしのリアルについて話を聞きました。
特に印象的だったのは、タイの音楽やポップカルチャーへの興味から始まったタイ語の勉強が、実際にタイを訪れることにつながり、やがて「タイで働く」というキャリアの選択につながっていったこと。
日本では音楽業界や小売・サービス業で働いていた寺澤さん。
タイではキャリアアドバイザーという新しい仕事に挑戦し、最初は仕事や生活の変化に戸惑いながらも、自分なりの工夫を重ねて現在の働き方を築いていました。
一方で、仕事の後にはランニングやトレーニング、音楽を楽しみ、休日にはショートトリップや読書など、自分の好きなことを楽しむ時間も大切にしています。
現在のタイ生活は10点中10点満点だと自信をもって伝えてくれました。
「好き」という気持ちから始まるキャリアもあれば、これまでの経験を活かして新しい環境に挑戦するキャリアもあります。
海外で働くことを考えたとき、「自分にできるのだろうか」と迷うこともあるかもしれません。
そんなとき、まずは「なぜその国で働きたいのか」「そこで何をしたいのか」を考えてみる。
そして、実際に情報を集めたり、現地を訪れたり、相談してみたりすることから始めてみるのも一つの方法です。
この記事が、タイで働くこと、そして海外でのキャリアを考えるきっかけになれば幸いです。
タイでの転職やキャリアについて知りたい方は、リーラコーエンまでお気軽にご相談ください。
【シリーズ:アジアで働くコンサルタントの仕事と暮らし】
第一回: アジアで働くコンサルタントの仕事と暮らし #01 (マレーシア) カフェを開く夢から、マレーシアとの出会い
第二回: アジアで働くコンサルタントの仕事と暮らし #02 (ベトナム) 「海外で働く」を選んでみた ホーチミンで始まった新しい仕事と暮らし
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