罰金合計110万ドル超!就労ビザ保持者の住所更新について

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールの平林です。

 

新年快樂!明けましておめでとうございます。

今年の旧正月は週末も利用して長期でゆっくりされた方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

私も久しぶりの5連休を頂き、限られた人数ではありますが、ゆっくり人と会えた楽しいお休みでした。

 

そんな長期休暇に入る直前、1月26日にMOMから衝撃的なニュースが発表されました。

過去2年間でMOMは960人の就労ビザ保持者の住所更新を怠ったとし、計175社に罰金を科したそうです。

就労ビザ保持者1人あたりにつき 500~2,000シンガポールドルの罰金が科せられ、合計金額はなんと110万ドル以上でした。

 

今回はこちらのニュースを受けて、改めて就労ビザ保持者の住所変更についてまとめました。

 

目次:

1.今回のニュースの内容について(おさらい)

2.更新は〇日以内に必要!

3.更新方法、手順について

 

今回のニュースの内容について(おさらい)

2022年1月26日の発表によると、過去2年間で960人の就労ビザ保持者の住所登録更新がされておらず、

175社に対して罰金が科せられたと報じています。

これらの企業はMOMからの数回に渡る電話やメールでのリマインドに対する処理を怠ったとし、罰金合計は110万ドルを超えます。

 

外国人労働者雇用の際、雇用主はMOMのオンラインシステムを介して就労ビザ保持者の住所更新が義務づけられております。

MOMはその理由を就労ビザ保持者とのコミュニケーション促進、ならびに健康管理(公衆衛生)、緊急連絡時の使用を目的としており、

コロナの影響を受けて、管理規制を一層強めたことが背景になるかと思います。

 

また雇用主側には就労ビザ保持者との定期的なコミュニケーションの維持が義務付けられており、

住所変更の際には自発的に更新手続きを行うことが推奨されております。

 

更新は〇日以内に必要!

答えは移転後5日以内です。割と短い期間ですよね!

 

上記ニュースを受けてか、先日弊社社員宛てにもMOMから住所更新のリクエストメールが届きました。

幸いすぐに連携が取れ、住所更新もスムーズに行われたのですが、

メールを見落としていたり、対応が少しでも遅れていたらと思うと恐ろしいですよね…。

 

そのメールの最後には、MOMへの住所更新を怠った際は就労ビザ剥奪の可能性もあると記されておりました。

 

更新方法、手順について

それではどの様に更新手続きを行うのかを見ていきましょう。

更新手続きは、企業アカウント(Corpass)もしくは就労ビザ保持者ご自身のSingpassで行います。

 

● EP、DP、LTVPの場合

EPOLへログインし、左側に表示されているメニューバーの中央下部にある「Change Particular」をクリックします。

その下に表示される「Personal Contact Details and Residential Address of Pass Holder」をクリックします。

企業アカウントの場合は該当する就労ビザ保持者のFIN番号を入力し、住所変更を行います。

 

● Sパスの場合

上記同様にEPOLから行うか、FWMOMCareというアプリケーションから更新が可能です。

アプリケーションをダウンロードし、詳細データを入力します。

 

● WPの場合

Online Foreign Worker Address Service(OFWAS)から更新手続きを行います。

企業アカウントでログインし「OFWAS Address Registration」を選択、該当する就労ビザ保持者を選択して住所変更を行います。

 

更新作業自体はいずれも数分で対応可能で、システム上のデータはすぐにアップデートされます。

 

最後に

今回は就労ビザ保持者の住所更新について記載いたしました。

住所以外にもパスポートや電話番号等、変更の際には必ずアップデートが必要となります。

ついつい忘れがちな作業ではありますが、外国人労働者の安全と雇用を守る上でとても重要な作業となりますので、どうぞご留意くださいませ。

 

また弊社では人材・採用関連、My Careers Futureの掲載やビザサポートも行っておりますので、

リーラコーエン シンガポールまでお気軽にご相談くださいませ。

 

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