12年の駐妻生活を経てシンガポールで再就職!見えた新しい景色とは

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

今回は、先日弊社のキャリアコンサルタントとして入社した内藤志穂さんにインタビューを行いました。

新卒で人材会社に入社後、営業担当から広報業務など務めた内藤さん。結婚後、ご主人の海外駐在に帯同するために退職。

約12年間の上海、マレーシアでの海外生活を経て、帯同3か国目のシンガポールで再就職されました。

現在は2人のお子様の子育てをしながら日々お仕事をされています。

今回は、そんな内藤さんに、再就職に踏み切った経緯やシンガポールのビザ最新事情、そして子育てとの両立方法までたっぷりと聞いてみました。

帯同や子育て生活が長く、ブランクが気になるけれどシンガポールで働いてみたいと思っている方のご参考になれば幸いです。
 

【目次】
1.現在のお仕事内容
2.再就職までの経緯
3.シンガポールで働いてみて
4.家事や育児との両立のコツは?
5.働きたいと思っている駐妻の方へのメッセージ
6.最後に

1.現在のお仕事内容

主にキャリアコンサルタントとして、日本人求職者様の転職活動のお手伝いをしています。

シンガポール国内転職だけではなく、シンガポールへ移住して就労したい方、すでに駐在されている方のご家族など、様々な背景を持つ方々と面談を行い、お一人お一人に合ったお仕事のご紹介をしています。


2.再就職までの経緯

ブランク12年、シンガポールに来たら再就職したかった

結婚後、主人の海外駐在に帯同するために退職し、上海、マレーシアとあっという間の12年間でした。

もともと仕事をすることが好きでしたし、どういう形でも働けたらいいのにな、とは海外生活中、常に考えていました。

上海生活の間に2人の子どもを出産し、育児の合間にフリーランスで編集や翻訳などのお仕事はしていたものの、コロナ禍によるロックダウンにより辞めざるを得ませんでした。

上海やマレーシアでは、私のようないわゆる駐在妻が就労するにはビザの取得が難しく、なかなか再就職もできないもどかしい状況で…。

ブランクは長くなるばかりで、周りの働いている友人や主人を見て勝手に引け目を感じ、焦る気持ちもありました。


また、同じ東南アジアでもシンガポールは帯同家族(DPビザ保持者)が働けることは知っていたので、羨ましくもありました。

子どもたちも少し大きくなって育児に余裕が出てきたことと、また縁あってシンガポールに引っ越すことになったため、仕事をしたいという自身の気持ちに正直に行動し、今に至ります。


帯同家族でも働ける?シンガポールの最新就労ビザ事情と、直近求人動向

シンガポールに配偶者の帯同で来ているご家族の場合は、DP(ディペンダント・パス)というビザの種類をお持ちの方が多いかと思います。

この場合は、新たに追加でWP(ワークパーミット)を取得することで就労が可能になります。

EPやSパスの最低月額給与の引き上げが行われる中、WPでの就労の場合は最低月額給与の設定がないため、企業としても雇用しやすいというメリットがあります。

それに伴い、DP保持者の方の就業チャンスも広がっています。


そもそも、シンガポールでの働き方としては主に3種類あるかと思います。

一つはフルタイム、二つ目はパートタイム、三つ目は時短勤務です。

DPビザ保有の方々にはパートタイムが人気がありますが、最近は求人数に対して競争率が高いのが現状です。

「一週間のうちこのくらいであれば働ける!」というご自身の軸を持ちつつも、ご興味がある業界や企業、職種やご縁があった先に合わせてご自身のライフスタイルを少しでもアレンジできる余裕を持っておくと、さらに選択肢が広がるかもしれません。

私自身は現在、週4日の時短勤務で就業しています。
 

3.シンガポールで働いてみて

新しい世界が広がり、楽しい!というのが率直な感想です。

これまでの海外生活では、生活面や子どもの教育という観点からでその国を見ることが多かったのですが、仕事が加わることで、今は、その国の産業やどのような企業様があるのかといった新たな視点が増えました。

同じ目標に向かって切磋琢磨する同僚の方々や、様々な背景を持った志の高い求職者の方々と関わる中で、新たなつながりやご縁、そして目標を達成できたときの爽快感など、非常にやりがいを感じます。

ミーティングや同僚との会話などで英語を使うことも私にとっては良い刺激になっています。


また、私自身としては、コロナ禍を経て在宅勤務という選択肢が定着したことをはじめ、柔軟な働き方を選べることに非常に助けられています。

弊社でも、出社は特別な事情がない限りは個人の判断に委ねられています。

とはいえ出社することも好きなので、子どもたちに放課後のアクティビティがある日や主人が在宅勤務の日など、家族の都合に合わせてスケジュールを組ませてもらっています。
 

4.家事や育児との両立のコツは?

正直にお伝えすると、とにかく今は仕事が楽しく、家事や育児がおろそかになっているところが悩みなので、どうしたら両立できるか知りたいぐらいです(笑)

これまでの12年間、ほぼずっと専業主婦だったので、私が仕事を始めてからは家族に迷惑をかけていると思いますし、子どもたちも制限が少し増えたと思います。

そのような中ではありますが、仕事のオン/オフの切り替えをしっかり行い、帰宅後の子どもたちと向き合う時間を死守することは心がけています。

また、私が毎日当たり前のように家事をする存在ではなくなったことで、夫や子どもたちも家事全般を積極的にしてくれるようになりました。

これは我が家にとってはビッグインパクトで、とてもありがたく思っています。「やればできるんじゃん」とも思いますが(笑)


また、家事をアウトソースできる環境が整っているのもシンガポールの魅力だと思います。

食事のデリバリーや近所のホーカー、ドンキのお惣菜とかにはとてもお世話になっていて、今後はお掃除ヘルパーも利用したいなと考えています。

困ったときは外部にも頼っていこうと考えています。
 

5. 働きたいと思っている駐妻の方へのメッセージ

約12年もの会社勤めのブランクがあったことで、自分は社会で必要とされるのだろうか、仮に望んでも採用してくれる会社などあるのだろうかと思っていました。

ただ、こうしていざ働いてみると、新卒時代に上司や先輩方が育ててくれた仕事への姿勢は今でも活きていると感じますし、長い主婦期間を経て生まれた仕事への渇望は、若い頃の自分にはなかったものです。

なんとか早くこれまでのブランク期間のキャッチアップをしたいという活力も相まり、個人的には意外とすんなり馴染めているような気がしています。

家族が応援してくれている環境もありがたいです。

駐在帯同でも少しでも働いてみたい意思がある方は、ブランク期間や家事育児の制限だけでチャンスを諦めるのはもったいないと思います。

先にご紹介した通り、シンガポールは帯同家族が働けるという恵まれた環境です。

今のご自身に出来ることや出来ないこと、やってみたいことを冷静に分析し、一歩を踏み出せば新たな扉が開かれると思います。


余談ですが、子どもと観た好きなアニメに『チャンスは、準備された心に降り立つ』という言葉が出てきました。

社会に必要とされるかどうかは分からなくても用意は周到に、そしてチャンスが巡ってきたら飛び込んでみる思い切りの良さも大事だと思います。

実際に就業するにあたりお悩みのことがある場合でも、ぜひお気軽にご相談いただけたらと思います。

 

6.最後に

今回は、内藤志穂さんのインタビューをお届けしました。

平日はバリバリとお仕事をこなし、週末はご家族で博物館や話題のスポットなどへ足を運び、シンガポール観光を楽しんでいるそうです。

快活かつ正直にお話をしてくれながらも、本当に仕事に復帰して良かった、毎日が楽しいと繰り返しお話していた姿がとても印象的なインタビューでした。

内藤さんのように、ブランクが長い方はもちろん、シンガポールで働いてみたいけれど自信がない…などお悩みの方は、ぜひ一度弊社のキャリアコンサルタントにお気軽にご相談くださいませ。

本インタビューが皆様のご参考になれば幸いです。

 

【関連記事】

先輩ママに聞く!仕事と育児両立の心得

社会復帰に悩んでいるママへ、「ブランク期間」どう乗り越える?

===============

日系の人材紹介会社リーラコーエン シンガポールでは、

シンガポールでのフルタイムやパートタイムでのお仕事紹介だけではなく、あなたに合わせたキャリア構築・面接対策など無料相談を行っております。

納得のいく転職を、日本人キャリアコンサルタントが最後までご支援させて頂きます。

シンガポール国内転職・キャリアアップに興味をお持ちの方は、非お気軽にご相談くださいませ

 

また、就労や生活に関する最新情報をブログにてお届けしています。

毎週3回以上更新しておりますので、お見逃しなく!

現在の求人情報はこちら

シンガポール転職に関する情報・記事はこちら

シンガポール子育て・働きたい奥様へ向けた情報・記事はこちら

 

またこのブログ内容は、フェイスブックおよびインスタグラムでも毎日配信しておりますので、

是非いいね・フォローをお待ちしております。

 

>>ついにチャンネル登録者2,500名突破<<<

毎週、シンガポール拠点とその他アジア拠点からお届け!

動画で"海外で働く・生活する"を知る、Reeracoenチャンネル

 

シンガポール拠点からは毎週木曜日シンガポール時間18時(日本時間19時)より動画を更新しています。

ぜひチャンネル登録・イイね!を宜しくお願い致します。

 

最近の動画はコチラ:【ベトナム・シンガポール・フィリピン】準備編 海外就職対談 【3カ国比較】