こんにちは。

リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

今年1月、シンガポールにおける女性の雇用率が過去10年間で54％から57％に上がったというデータが発表されました。

シンガポールでは家事や育児がアウトソースしやすいという環境も相まって、育児休暇から復帰、また職場においての福利厚生の充実などの要因から活躍する女性も増えているようです。

一方で、いざ自分に置き換えてみると、仕事はしたいけれど、ご主人の駐在への帯同、出産、育児などのブランクを経て自分に何が出来るかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、私の経験を交えながら、このようなブランク期間を乗り越えるコツについて、最新の求人情報とともにお届けいたします。
 

DPの方が働く方法についてはこちら:先輩ママに聞く！仕事と育児の両立のための心得

【目次】
1.私が経験した、5年間のブランク期間
2.思い切って再就職に踏み切った理由
3.ブランク期間の乗り越え方
4.おすすめ求人情報
5.最後に
 

1.私が経験した、5年間のブランク期間

私は現在、リーラコーエンシンガポールのマーケティング職としてフレキシブルタイムで就労しています。

主人の海外駐在を機に、新卒から勤めてきた国内のメーカーを休職。1カ国目のインドネシアにおいて約4年間の駐在の間に出産を経験し、シンガポールへスライドとなりました。

この間に休職期限を迎え、コロナ禍で日本に戻ることもできずやむなく退職、シンガポールでお仕事探しをすることにしました。

この時点ですでに休職してから5年間が経っていました。周りの同期や友人は活き活きと仕事をしており、焦りは募るばかり。

一方で、海外生活をしながら慣れない育児、約5年間のブランクで正直自分に何ができるのか自信をなくしていました。
 

2.思い切って再就職に踏み切った理由

前職のメーカーでの仕事は、一から商品を企画し、形にするというものでした。

様々な企業とのコラボレーションを通して、オリジナル商品を作るという工程は、とても忙しく毎日24時間では足りないほど。

寝る間も惜しんで仕事をしていました。

身体的には辛かったですが、楽しかった思い出しかないのは一緒に働く仲間との絆や、チームとしての努力がお客様からの購入、フィードバックといった目に見える形で返ってくることを実感できたからでした。

それがまた自分の成長につながり、引き出しになっていたことも大きかったと思います。

一方で、出産してからの慣れない育児は何が正解か分からないことの連続でした。

子どもが泣く度に途方に暮れ、子どもの笑顔で努力が報われ、子どもの寝顔でほっとする毎日。最初の1年はあっという間に過ぎていきました。

 

子どもの目まぐるしい成長を側で見守れることの幸せはもちろん何にも代えがたい幸せですが、同時に仕事が恋しくなっていました。

慣れない海外生活と合わせて育児で手一杯なのに、仕事も出来るのか。散々悩みましたが、ママとしての自分だけではなく、働く一人の自分としての一面も持っていたかったことが、再就職に踏み切る一番の理由となりました。
 

3.ブランク期間の乗り越え方

それでは実際に、再就職したいけれど、ブランクが長い。でもどうやって乗り越えたら良いのか不安という方へ、私の経験談からいくつか方法をご紹介いたします。

まず一番は、ご自身の働いてみたいという意思や気持ちを大切にすることだと思います。

働くことに何を求めるのか、また自身の生活や価値観があるなか、何に重きを置きたいのか。できればノートなどにまとめておくと良いでしょう。

しっかりした意思や軸があると、その後迷ったときにぶれることが少なくなります。

 

次にその意思をプロに伝えてみることです。

実際私も自信をなくしていた頃に出会ったのがリーラコーエンシンガポールでした。

お役立ち掲示板や、その他フリーペーパーを見ながら登録してみたところ、キャリアコンサルタントからすぐに連絡がありました。

当時、コロナ禍やビザの問題でなかなか就労のハードルは高かったものの、真摯に私の悩みや理想の働き方を聞いてくれ、その時ベストなお仕事紹介をしてくれました。

一人で悶々と悩んでいるだけでなく、コンサルタントというプロに相談できたことが、自分の可能性や未来を広げることに繋がり、今では一歩を踏み出して良かったと思っています。

 

加えて、忙しい育児の間を縫って、少しでも働いている同期や同僚の話を聞くのもおすすめです。

これは私の先輩の話ですが、育児休職中にお子様を連れて同僚とよくご飯を食べに行き、仕事や会社の話を聞いていたそうです。

生の話を聞くことにより、自身が復帰したときのイメージを普段から描きやすく、全くの白紙状態からのスタートにならずに済みます。

また、最新のビジネス関連のニュースや経済トピックスなどに触れておくことも良いでしょう。

普段からなるべく多くのインプットをしておくと、会話の引き出しも広がるかと思います。

 

また最も大切なことは、悩んだらまずは行動を起こしてみることです。

先程もご紹介した通り、私のようにプロの的確なアドバイスにより社会復帰に踏み切ることができたという経験もあります。
 

4.おすすめ求人情報

最後に、2022年4月現在のおすすめ求人情報をいくつかご紹介いたします。
 

①【日系大手グループ会社】アドミンサポート（パート/時短、在宅OKのフレキシブルな環境です♪

(お問い合わせID:32212)

給与:3,200 SGD ~ 4,000 SGD
勤務地:City

日系大手エネルギー企業のグループ会社で社内事務サポートを募集します。
日本本社との書類のやりとりや社内の営業、法務部門と日本語・英語を使用した書類作成がメインのお仕事になるため、パートや時短などの勤務も可能なフレキシブルな環境となります。

【主なお仕事内容】
‐ 営業担当が申請する書類のドキュメント（社内稟議書）作成
‐ 法務部など別部門との打ち合わせを通し、社内稟議の進捗を管理
‐ SOP作成
‐ プレゼンテーション資料、企画資料、年間計画書類の作成をサポート
‐ 必要に応じて書類の翻訳業務
‐ 電話応対、メール応対（英語あり）
‐ その他、部内のアシスタント業務全般
※レポート先：シニアマネージャー

【求める人物像】
- 3年以上の事務や管理部門でのドキュメント作成のご経験をお持ちの方（稟議・与信管理・リーガルドキュメントなどの経験）
- Microsoft Officeの使用経験（Excel, PowerPoint, Word等）
- 英語ビジネス初級（英・日翻訳・社内コミュニケーションで使用します）

【勤務時間】
9:00 ~ 17:30

【福利厚生・手当】
‐ 時給: 20-30 SGD （週23時間～30時間程度）
‐ AWS
‐ 業績賞与
‐ 有給休暇初年度14日（最大20日）
‐ 医療保険・手当て
‐ フレキシーベネフィット等
‐ 在宅勤務制度
‐ フルフレックスタイム制導入

＊パートタイムの場合は、MOMの基準に基づいて有給休暇や病気休暇等が支給されます。
その他賞与・福利厚生については、フルタイムの方のみ対象となります。

②【日系クリニック】受付スタッフ(お問い合わせID:27779)
給与:3,000 SGD ~ 4,000 SGD
勤務地:City

患者さんが安心できる医療環境の提供がしたいという考えのもと運営している日系病院にて、受付ポジションを募集しております。

【主な業務内容】
＜受付＞
- クリニック受付
- 受付カウンター及び電話
- Eメールでの応対
- 登録・予約等事務
- 各種書類の処理
- その他事務作業

【求める人物像】
- ホスピタリティのある方
- 日常会話英語力をお持ちの方（健康診断などのチェックで企業側にご連絡することがあるため）
- 月二回程、土曜日出勤できる方

【勤務時間】8:30 ~ 17:30

【福利厚生】
- 有給休暇 18日（Max21日）
- 病気休暇 14日
- 医療保険
- 医療費補助

 5.最後に

今回はブランク期間の乗り越え方について、私の経験談を交えながらお届けしました。

正直なところ、優秀な同僚の仕事ぶりやスピード感あふれるビジネスを目の当たりにしながら、働きながら自身としてのブランクを感じ焦ることはありますが、今できることにベストを尽くすことでそのブランク期間をエネルギーに変えられるよう努力しています。

なお、求人情報についてはご紹介したもの以外にもご希望に合わせてご紹介することが可能です。

ぜひ、お気軽にお問い合わせくださいませ。本記事が、ブランクに悩んでいる全ての方のご参考になれば幸いです。

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昨年、DP保持者の就労規定改定が発表されました。

「DP(Dependent Pass)保持者であればWP(ワークパーミット, 労働許可証)を取得すればお仕事ができる」という新しい制度になりました。

この変更を期に、シンガポールで働きたいと思う方や新しいチャンスをご検討中の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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