ブランク12年の専業主婦がシンガポール就職 仕事探しから現在までを振り返る

こんにちは!

リーラコーエン シンガポール リサーチャーのShihoです。

これまでキャリアコンサルタントとして求職者様への転職サポートを務めておりましたが、今後は弊社のブログに登場させていただくこととなりました。

私事で恐縮ながら、今回はシンガポールでDPホルダーとして働くというテーマにて、私の体験を交えながら自己紹介させていただければと思います。

【目次】
1.帯同者が働ける国は、少ない
2.いざ仕事探し! 可視化されてきたハードル
3.久々の社会復帰は・・・楽しい!!!
4.最後に
 

1.帯同者が働ける国は、少ない

2010年に夫の中国赴任をきっかけにそれまで勤めていた会社を辞め、自分の将来のキャリアの展望を思い描く前に妊娠・出産と、自分のことは後回しの生活に。

2013年から夫はベトナム・タイの担当となり、また2015年からはマレーシアへの帯同、2021年にシンガポールに来て、今に至ります。

アジア・東南アジアの国々で帯同生活をしてきて思うのは、帯同者ビザで働ける国の少ないこと!

その中でシンガポールは、近年、就労条件の変更こそありましたが、帯同者が働ける数少ない国として、長い長い専業主婦期間を経た私にとっては新たな道の拓けるありがたい場所でした。

専業主婦期間12年のあいだでフリーランスにて編集・執筆や翻訳のお仕事は細々と続けていましたが、シンガポールでは再び会社員として働いてみたいと考えていました。

コロナ禍でまだ入国隔離制限のあった頃に入国し、子どもの学校や生活周りの基盤を整えた後、さっそく弊社のコンサルタントを頼って仕事探しを始めました。


2.いざ仕事探し! 可視化されてきたハードル

社会復帰したいと考えていたものの、いざ現実として迫ってくると怖気づく自分がいたのも事実です。

長い専業主婦生活が染みついている身で、職を得ても今までのように家事・育児ができるのだろうか?

もしできなかったとして、そんな自分を許容できるだろうか?

私の役割変更により、夫・子どもらは意識変革してくれるだろうか?

そもそも、私を必要としてくれる会社さんはいるのだろうか?

こうした自信の無さは、当時の私の言動にもおそらく表れていたのではないかと思います。

結果的に、前職で人材紹介会社に勤めていたことも手伝って弊社リーラコーエンに拾ってもらい、キャリアコンサルタントとして新たな一歩を踏み出したわけですが、リクルートメントの世界にいると、上で挙げたマインド要因以外にも、帯同者の就労を阻む要因が見えてきました。

例えば、

・メインビザホルダー(私の場合、私の夫)の所属企業から現地就労を禁止されているケース

・メインビザホルダーの扶養下でいたい方にとっては所得制限がある
 (時給額も高めのシンガポールでは、扶養範囲内でDPの方が働くのはまず困難です)

・駐在で来ている方は、赴任期間が懸念材料に見られがち
 (長期雇用が可能な候補者から優先して採用したいと企業は一般的に考えるため)

こういった事情で就労を断念せざるを得ない帯同者もいる現実を目の当たりにしました。

これに加えて業務経験やスキル、言語の壁など、帯同者が就労ビザを得て働くことは法律的に可能でも、転職マーケットで内定を得ることの難しさも感じておりました。


3.久々の社会復帰は・・・楽しい!!!

ここまでDPホルダーとしての就労の葛藤や現マーケットでの転職の難しさを挙げましたが、かと言って不利な状況一辺倒かと言うとそうでもなかった!

というのが、私の素直な感想です。

長年社会からは離れていた自分にとって、組織で働くことは毎日が新鮮でした。

毎日のミーティングや様々バックグラウンドの同僚との交流、業務での困り事の相談や成功体験の分かち合い、すべてが心底楽しいです。


また、自分と似たような境遇の方をご支援したいという考えは強く抱いていました。

境遇が似ているとは言え、求職者の方が抱える想いは千差万別です。

そういった声に耳を傾け、時に強い共感を覚えながら伴走者としてその方の転職をサポートし、またそれが入社という形で実現できた時の充実感は格別でした。

ざっくりとした言い方になりますが、毎月4~5名のDP候補者が弊社を通じて転職を実現されていました。

当地でのDPホルダーの転職実現は決して不可能ではない、と声を大にして言わせてください。


久々のお仕事の楽しさ故につい仕事に没頭してしまい、以前より家事・育児がおろそかになった部分もありますが、イキイキ働けている自分を肯定できる喜びは何にも代えがたいと感じています。

金銭面での変化もありました。

専業主婦だった頃はいつもお金を使うことにほんのり罪悪感があり、例えば夫の誕生日プレゼントも夫が稼いだお金で買うことに、「なんだかなぁ」と感じていました。

家計に占める私の稼ぎは微々たるものですが、自分の稼ぎで自分のものを買える、という事実は私に大きな意味を持っています。


また仕事に慣れるにつれて、力の入れどころ・抜きどころも掴めてくるので、家事・育児の両立もさほど苦でなくなりました。

何より、弊社は私の他にも多くのワーキングマザーが所属し、一人ひとりのライフスタイルや希望に応じた柔軟な働き方を提示してくれる会社です。

加えて夫の柔軟な助けや、子どもらの成長も相まって、自己評価では成果も出しながら仕事・家庭の両立も楽しめているのではないかと思っています。


4.最後に



駐在妻として過ごしていた私が、長年のブランクを経て社会復帰するその前後をざっくり振り返ってまいりました。

私的な内容で恐縮ですが、似た立場の読者さんには共感いただける部分もあるのではないかと思い、文章にしたためた次第です。

このブログが、どなたかにとってのエールになれば幸いです。


以前社内で受けたインタビュー記事もございます。

ぜひ参考までに!

12年の駐妻生活を経てシンガポールで再就職!見えた新しい景色とは

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