【2025年6月最新】シンガポールからマレーシアに行く方法・完全ガイド!
こんにちは! リーラコーエン シンガポール リサーチャーのShihoです。
海に囲まれた島国シンガポール。
南にはインドネシア、北にはマレーシアが位置し、島の北端に行けばマレーシアの国土が海の向こうに望めます。
今回は、そんな最も近い隣国マレーシアにフォーカスしてお届けいたします。
週末2日間で訪れるだけでも楽しめるような距離感ですので、ぜひこちらを参考に次の週末プチ旅行でも計画してみてはいかがでしょう♪
【目次】
1. 隣国マレーシアの概要
2. マレーシアの主なデスティネーションご紹介
3. シンガポール→マレーシアの主な交通手段【その1. 陸路】
4. シンガポール→マレーシアの主な交通手段【その2. 空路】
5. シンガポール→マレーシアの主な交通手段【その2. 海路】
6. 最後に
1. 隣国マレーシアの概要
外務省の情報を基に、マレーシア基本情報を見てまいります。
・面積: 約330,000平方キロメートル ※シンガポールの約450倍
・人口: 約3,350万人 (2023年マレーシア統計局) ※シンガポールの約5.6倍
・首都: クアラルンプール
・民族: マレー系約70%(先住民12%を含む)、中華系約23%、インド系約7% (2023年マレーシア統計局)
・言語: マレー語 (国語)、中国語、タミール語、英語
・宗教: イスラム教徒64%、仏教徒19%、キリスト教徒9%、ヒンドゥー教徒6%、その他2% (2023年マレーシア統計局)
マレーシアとシンガポール、元は同じ国だっただけあり共通・相似点は多く、今も両国間には貿易をはじめ多方面での交流があり、緊密な関係を築いています。
日本人にとっても、マレーシアは馴染みやすい国ではないかと思います。
直近15年間、マレーシアは「日本人がロングステイしたい国」No.1の座を維持しており(一般財団法人 ロングステイ財団調べ)、特にコロナ禍が終息してからの近年は現地インター校へ進学希望するファミリー層の増加も手伝い、更に人気が高まっています。
温暖な気候にリッチな食文化、豊かな自然、穏やかでフレンドリーな国民性。
また親日国でもあり、日本の商品もシンガポールと同様、街にはよく売られています。
さて、そんな私たちにとっても親しみやすい国マレーシアにシンガポールから行く方法をお伝えします。
様々な交通手段がある中で、行き先によっても手段は異なってまいります。
2. マレーシアの主なデスティネーションご紹介
マレーシアの主要なデスティネーションおよび観光地と、おすすめの行き方をご紹介してまいります。
マレーシアの詳細な地図はコチラ(マレーシア観光局)
・クアラルンプール(Kuala Lumpur) - 陸路、空路
言わずと知れたマレーシアの首都。象徴的なペトロナス・ツインタワーがそびえるエリアは街の中心部、一般的にKLCCと呼ばれています。出張で訪れる方はもちろん、他にも最新モールThe Exchange TRX、日本にいる気分に浸れるららぽーと、ヒンドゥー教の聖地バトゥ洞窟など観光目的でも楽しめます
・ジョホールバル(Johor Bahru) - 陸路、海路
シンガポールから最も近いマレーシアの都市、ジョホールバル(バルはマレー語で「新しい」の意)。シンガポール人が多く買い出しに出向き、この周辺からシンガポールに働きに出るマレーシア人も多く住んでいます。また近年の盛んな開発から地価も上昇中の注目の街です。東の沿岸部にあるデサル・コーストは、シンガポールから手軽に行けるビーチリゾートとして人気です
・マラッカ(Melaka) - 陸路、空路
クアラルンプールから車で南下すること約1.5時間の距離にある、世界遺産の街マラッカ。15世紀に東西貿易の要所としてマラッカ王国が繁栄し、16世紀にはポルトガル、オランダ、イギリスの統治が入ったことにより、今も西洋と東洋のエッセンスが共存する歴史的な街として有名な観光地です
・イポー(Ipoh) - 空路
マレーシア第3の都市イポーは、石灰岩の山に囲まれたことから水がキレイなことで知られ、昔ながらのショップハウスやコロニアル建築も林立する、他の都市とはまた異なる雰囲気をまとった街です。キレイな水から育つ、短くて太いシャキシャキ食感のもやしが有名で、チキンライスと一緒に食べると最高においしいですよ!
・ペナン島(Pulau Penang) - 空路、海路
マレーシア北西部に位置するペナン州は陸部と島部に分かれており、中でもペナン島はマレーシア最大の観光地のひとつ。旧くは「東洋の真珠」とも呼ばれた主要な交易地点として栄え、世界遺産の街ジョージタウン、ペナンヒルや国立公園などの大自然にも恵まれています。マレーシアグルメの宝庫でもあり、一島で何通りもの楽しみ方がある観光資源豊かな島です
・ランカウイ(Langkawi) - 空路
マレーシアとタイとの国境付近にある99の島から成るランカウイも、観光地として有名です。シンガポールからは空路が一般的ですが、ペナン経由でフェリーでも入島できます。開発エリアは島の35%以下と定められていることからいまだ手つかずの太古の自然が残り、ユネスコ世界ジオパークにも認定されています。神秘的な自然に身を置きたい、静かなビーチで心を休めたい、という方にピッタリです
・コタキナバル(Kota Kinabalu) - 空路
ボルネオ島北部に位置する東マレーシアはサラワク州、サバ州の2州からなります。中でも島東部にあるサバ州の都市コタキナバルは、標高4,095メートルの雄大なキナバル山も、美しいビーチも数多く誇る、大自然を満喫できる都市として知られています。愛らしいオランウータンをはじめ固有の動植物が多く生息するボルネオの醍醐味を感じる旅となるはず!
マレーシアは他にも離島リゾートがとっても豊富。
行き方としては少し複雑になりますが、時間に余裕がある / ちょっとマニアックな場所に出てみたい、という方にはうってつけですよ!
過去記事: 【絶景に出会いたいなら!】シンガポールから行く、マレーシアの離島リゾート3選
3. シンガポール→マレーシアの主な交通手段【その1. 陸路】
最もリーズナブル、且つ選択肢も多い陸路交通。
電車やバスなどの公共交通、両国を結ぶ民間バス会社もあれば、自動車・タクシーなどを個人手配して北上することもできます。
・電車
乗車時間たった5分と、世界で最も短い国際列車として有名なKTM Shuttle Tebrauは、シンガポール北部ウッドランズと、マレーシアのジョホールバル(JB) セントラル駅を繋いでいます。
駅の所在は少し変わるものの、シンガポールとジョホールバルを繋ぐ新しい電車システムRapid Transit System (RTS)が2026~2027年に完成見込みで、開通後はこれまで以上にスムーズな移動を実現予定です。
過去記事: 【2024年最新】ジョホールバルに電車で行くための完全ガイド
・バス
シンガポールとマレーシア間には多くのバスが走っており、費用も飛行機を使うよりぐっと手軽に移動できます。
バスにもいわゆる公共バスと民間バスがあるので、分けてご紹介してまいります。
【公共バス】
- SMRTバス 950路線 (MRTウッドランズ駅→JBセントラル): 5~10分ごとの運行
- SBSトランジットバス 170/170X路線 (MRTクランジ駅→JBセントラル): 5~15分ごとの運行 ※170Xは170路線のエクスプレス版
- コーズウェイ・リンク・バス CW1路線 (MRTクランジ駅→JB Larkin バスターミナル)
CW2路線 (ブギスのクイーン・ストリート・ターミナル→JB Larkin バスターミナル、JBセントラル)
CW5路線 (MRTニュートン駅→JBセントラル)
いずれのバスもezLinkを使っての乗車が可能です!
週末や祝日、金曜夜は特に混み合いますので気を付けましょう。
両国それぞれの国境チェックポイントで2度下車する必要があり、ジョホールバル到着までスムーズにいけば45分、長くて2時間以上かかることも。
手間と時間が少しかかるのがデメリットです。
【民間バス】
こちらも入れるとシンガポール⇔マレーシア間のバス旅は一気に選択肢が広がります。
上記の手段では行き先はジョホール周辺に限定されましたが、民間バスを使えば、出発地、行き先、バス会社などが多様化。
チケット予約サイトを見てさまざなオプションを比較してみることをおすすめします。
ジョホールバルはもちろん、クアラルンプールやマラッカに行くにもバス旅は人気です。
ただ、渋滞での大幅な遅延もありうるので、時間に余裕がある時に使うのが無難です。
所要時間の目安としては、
- シンガポール→クアラルンプール: 約5時間
- シンガポール→マラッカ: 約4時間
ですが、渋滞次第でこれ以上長くなることもあります。
・自動車・タクシー
個人・グループで自由且つ快適な移動を求める人には、自家用車やレンタカー、タクシー利用が良いでしょう。
シンガポール各地でピックアップした上でマレーシア間と往復してくれるタクシーサービスもあってとても便利です!
ルートの選択肢は2つ。
北部コーズウェイを渡るか、西部トゥアス・セカンド・リンクを渡るかのどちらかです。
この手段の最大の懸念は交通渋滞です。
週末や祝日、スクールホリデーシーズンなどに往来する場合は国境付近で大規模な交通渋滞に巻き込まれやすいことを覚悟して、可能であれば渋滞を避けるための日時変更や早めの出発などのアクションをとることをオススメします。
Traffic Cameraで、混雑状況が一目で分かります。
なお、自家用車の場合はマレーシア入国時に注意が必要です。
2024年10月より外国籍の車に対する車両入国許可証 (VEP)の取得が義務付けられていますので、出発前に準備が必要です。
シンガポール⇔マレーシア間の往来を助けてくれるタクシーサービスはネット検索で多くヒットします。主要なものは以下の通りです。
4. シンガポール→マレーシアの主な交通手段【その2. 空路】
マレーシアの中でもクアラルンプールより北の方角に向かうなら、飛行機のほうが良いのではないかと思います。
また、東マレーシアがあるボルネオ島に向かうのも、当然飛行機利用となってまいります。
先述した主要観光地への飛行機での経路、所要時間などは以下の通りです。
・クアラルンプール(Kuala Lumpur)
シンガポール・チャンギ空港(SIN) → クアラルンプール国際空港(KUL) → クアラルンプール市内
クアラルンプール国際空港にはターミナルが2つあり、LCCはKLIA2と呼ばれるターミナル2から発着します(例外あり)。クアラルンプール国際空港からクアラルンプール市内までは車で約1時間です。
また、シンガポール北部のセレター空港からスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港(通称スバン空港、SZB)に向かう便、チャンギ空港からスバン空港に向かう便も、数は僅かながら出ています。
過去記事: セレター空港からクアラルンプールに行く 唯一の国際線が便利だった
・マラッカ(Melaka)
シンガポール・チャンギ空港(SIN) → クアラルンプール国際空港(KUL) → マラッカ
クアラルンプール国際空港からマラッカへは直通バスやタクシー利用が便利。乗車時間は約2時間。シンガポールから行く場合には、渋滞さえなければ陸路の方が便利ではないかと思います。
・イポー(Ipoh)
シンガポール・チャンギ空港(SIN) → イポー・スルタン・アズラン・シャー空港(IPH)
週15便運航。飛行時間は約1時間20分。
・ペナン島(Pulau Penang)
シンガポール・チャンギ空港(SIN) → ペナン国際空港(PEN)
一日に10便程度。飛行時間は約1時間30分。
・ランカウイ(Langkawi)
シンガポール・チャンギ空港(SIN) → ランカウイ国際空港(LGK)
運行は曜日によって異なるので要注意。飛行時間は約1時間40分。
・コタキナバル(Kota Kinabalu)
シンガポール・チャンギ空港(SIN) → コタキナバル国際空港(BKI)
毎日、複数便運航。飛行時間は約2時間30分。
ちなみにマレーシア国内でもシンガポールと同様オンライン配車サービスが一般的で、GrabやAirAsiaRideあたりが主流です。
5. シンガポール→マレーシアの主な交通手段【その2. 海路】
意外に思われるかもしれませんが、シンガポールからフェリーを使ってマレーシアに行く方法もあります。
行き先はジョホールのデサル、タンジュン・プングリの2ヶ所のみではありますが、特に人気リゾートのデサル・コーストに遊びに行くには、渋滞を気にせず行けるのでおすすめです!
Batam Fastという運行会社によって、シンガポール東部タナメラの船着き場から出ています。
インドネシアのバタム島/ビンタン島に行く際に使うフェリー会社と同じですね。
タナメラ → デサル 週4便、約1時間30分、往復で108SGD
タナメラ → タンジュン・プングリ 週3便、約45分、往復で73SGD
また、移動手段そのものを楽しむ方法としてクルーズもあります。
シンガポールからであればマラッカ、ペナンに向かう便が出ています。
Star Dream Cruises: Genting Dream
6. 最後に
今回は隣国マレーシアに行くための行先のご紹介、また交通手段についてお届けしてまいりました。
シンガポールと首都クアラルンプールは東京ー名古屋の距離と同程度ですので、如何に両国が近い存在か、お分かりいただけたかと思います。
マレーシアは自然豊かでご飯もおいしく、観光で訪れるのにピッタリの国です。
またここにご紹介した以外でも、マレーシアには多くのおすすめの場所があります。
シンガポールから気軽に行ける海外旅行として、ぜひマレーシアを検討してみてくださいね!
過去記事: 暑さから抜け出そう!マレーシアのおすすめ避暑地3選
過去記事: 【絶景に出会いたいなら!】シンガポールから行く、マレーシアの離島リゾート3選
もちろん、入国前のマレーシア・デジタル・アライバル・カード準備もお忘れなく♪
過去記事: 旅行者必見!マレーシア・デジタル・アライバル・カード対象者と登録方法
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