候補者優位の採用市場におけるカウンターオファーへの対処法について
こんにちは。
リーラコーエンシンガポールの石原です。
今週末、コロナ感染者の急増を受けて、
シンガポール政府のYouTube公式アカウントにて、リー・シェンロン首相が直々に声明を発表していました。
内容は主にワクチン接種を推奨するもので、
「ワクチン接種さえしていれば、コロナウイルスは危険な感染症ではない」ということと、
「今後は経済復興に注力する」ということを明確に述べていました。
国のトップが、非常に分かりやすい言葉で、国民に向けたメッセージを25分間話し続ける様につい見入ってしまいました。
候補者優位の採用市場におけるカウンターオファーへの対処法
さて、今回は「カウンターオファーへの対処法」についてご紹介します。
先日から発信している通り、現在、候補者優位の採用市場となっており、
12月のボーナス時期までは、この売り手市場は続く見込みです。
そのため、私が担当している案件でも、候補者が選考中に他社のオファーに流れてしまったり、
オファー後に現職の会社からカウンターオファーを受けたりして、
選考を辞退するというケースが増えております。
では、カウンターオファーはどのように対処すればよいのか。
もちろん、カウンターオファー以上の条件を改めて提示できれば良いですが、
予算の関係で、現実的な解決方法ではないでしょう。
そこで金銭コストをかけずに、企業ができることとしては主に2つあると考えています。
1. 採用意思決定の迅速化
1つ目は採用意思決定の迅速化です。
「鉄は熱いうちに打て」と言うように、
面接直後という、候補者が最もその企業や合否を気にしているタイミングで面接結果を伝えることにより、
その熱量を保ったまま現職の退職交渉に進んでもらえます。
2.企業から候補者へのアピール
2つ目は企業から候補者にアピールすることです。
売り手市場であるということは、企業も候補者に選ばれているということを忘れてはいけません。
ただ企業側が聞きたいことを聞いて終了という面接では、候補者にとって味気がなく、印象に欠けてしまいます。
候補者も人間ですので、自分がこの会社に求められている、
自分のことを理解してくれているというイメージを抱いてもらうことも採用成功の鍵になります。
最後に
以上が、定性的かつ抽象的ではありますが、金銭コストをかけないカウンターオファーへの対策です。
候補者が金銭的な条件のみを気にして転職活動している場合は効果はないかもしれませんが、
転職には少なからず候補者の想いがあるはずです。
その想いに寄り添う企業の姿勢が、採用成功の確率をアップさせます。
採用について疑問、お困りごと等ございましたら、お気軽に営業担当にお声掛けくださいませ。
【プロフィール】
石原 慎太郎(いしはら しんたろう)
Senior Recruitment Consultant, リーラコーエンシンガポール
岐阜県出身。2019年3月 大阪大学卒業。
2019年4月より 営業・コンサル職を経て、
2021年7月よりリーラコーエンシンガポールへ転職、現在に至る
【リーラコーエン シンガポール】
リーラコーエン シンガポールは、アジア8の国と地域に13拠点展開する日系の人材紹介会社です。
2011年の設立以降、転職希望者様・採用企業様の人材採用のご支援をし”年間500名以上の紹介実績”がございます。
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