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【リーラコーエン社員に聞いた！】日本からシンガポールへの人気お土産アイテム

シンガポール生活を知る June 16, 2025 10:00

こんにちは！　リーラコーエンシンガポールリサーチャーのShihoです。

「日本への一時帰国からのお土産、何にしよう…」
「シンガポールに赴任するにあたって、職場へのお土産は何を持参したらいい？」

このように、日本からシンガポールに来る(帰る)際に配るお土産選びに困った経験はありませんか。

在星歴が長くなるほどマンネリ感も出ますし、何より当地は日系のお店も多く、日本の物が簡単に手に入ってしまう環境なんですよね…。

そんなお悩みにお応えするべく、今回は「シンガポールの人が喜ぶ、日本からのお土産」というテーマでお届けしてまいります。

この記事執筆にあたってシンガポール人や日本人以外の在星外国人のリーラコーエン社員にも、アレコレ聞いてきました。

これからシンガポールに観光・出張・赴任で来られる方、また日本に一時帰国する予定のある方、必見です！

【目次】
1. はじめに～基本をおさらい
2. リーラコーエンお土産アンケート結果
3. 日本からのお土産アイデア～定番から変わり種まで
4. 最後に

1. はじめに～基本をおさらい

基本中の基本ですが、シンガポールへの持ち込み禁止品や注意点をまずはおさらい。

【シンガポールへの持ち込み禁止品】
良識の範囲内で行動していれば恐れる必要はありませんが、チューインガム、たばこに関してはうっかりということもあるので、注意しておきましょう！

・チューインガム
・紙タバコ(*)、電子タバコなど
・ピストルの形をしたライター
・花火
・規制薬物および向精神薬
・絶滅危惧の野生動物と、その関連製品
・海賊版 / アダルト関連商品
・政治扇動的・反逆的な資料

*シンガポールに持ち込めるたばこには諸条件がありますが、現状日本国内で販売されているたばこはその条件を満たしていません。よって、そもそも持ち込まないほうが無難です

過去記事: 覚えておきたい、シンガポールに持ち込み可能な食品について【2023年1月時点】

またシンガポールに持ち込むお土産や食品など、未開封・未使用商品には9％の物品サービス税(GST) が課せられますが、総額が500シンガポールドルを超えない量は課税免除されることも念頭に置いておきましょう (滞在48時間未満は100シンガポールドル)。

持ち込む酒類の量にも注意が必要です。

蒸留酒1L+ワイン1L、蒸留酒1L+ビール1L、ワイン1L+ビール1L、ワイン2L、ビール2Lの5通りの組み合わせ以内の量なら免税となります。

2. リーラコーエンお土産アンケート結果

日本から外国に行く際に喜ばれるお土産とは？ー在外邦人には永遠のテーマとも言える、このお悩み。

どういうお土産のウケがいいのか、私も感覚的には分かるような気がするものの、改めて当事者たちに意見を聞いてみたいとの考えから、弊社社員 (シンガポール人、日本人を除く在星外国人) にアンケ―トをとりました。

まず、もらって嬉しいお土産のタイプ / 系統に関する質問です。

人気のお土産TOP3としては、

・スナックやスイーツなどお菓子
・伝統工芸品 (陶器、お箸、扇子など)
・サブカル系アイテム (アニメやキャラグッズ)

がランクインしています。

食べ物と、非食品でないもののうちどちらがお土産として好ましいか聞いたところ、7割が「どちらでも良い」と回答し、2割は「食べ物が良い」、1割が「非食品が良い」と回答しています。

そこはあまり重要な問題ではなさそうですね！

過去にもらった中で嬉しかったものを具体的に教えて、との質問には以下のような回答を得ました。

・徳利酒のコレクション
・日本の友人からの手書き入りメッセージポストカード
・スケボーブランドのTシャツ
・抹茶、ほうじ茶、ナッツ、ビスケット
・日本米
・ユニークな工芸品のグラス
・ご当地スイーツ
・ご当地スナック
・各県の特産品
・チョコレート、グミ
・お餅スナック、ご当地チョコレート、ドリンク (お茶)、スキンケア
・機能的な小物雑貨
・御守 (お守り)
・日本限定キットカット

また、日本のお土産を選ぶ際に気を付けたことがいいものとして、相手の食や宗教的な嗜好には配慮しておきましょう。

シンガポールであればイスラム教徒、ヒンドゥー教徒、ヴィーガン、ベジタリアンの方々、また特定のアレルギーを持つ方々への配慮を忘れないでおきたいものです。

もし不特定多数に配る、相手の嗜好を知らないという場合には、食べ物系のチョイスは入念にしましょう。

今回のアンケートでは、「シンガポールで手に入らない特別なものなら、ほとんどの人が喜んでくれると思うよ」「私はどんなお土産でも贈り物でも喜んで受け取る！」「日本はお土産も種類が豊富だし、品質もいい！」「日本からのお土産は、そこでしか買えない限定品だったり様々なフレーバーのお菓子があって、シンガポール人にはそこが魅力」との声を頂戴しました。

数々の回答を総括して見えてきたのは、「意外と何でも喜んでくれるのね！」ということです。

本ブログのテーマに反するようで恐縮ですが、相手を想って選んでくれた物なら人は何を受け取っても嬉しいと感じる、という普遍的なものを感じました。

「贈る相手は何に喜んでくれるだろうか」、そう考える行為自体が尊いことなのだと、基本に立ち返る想いです。

このような前提を掲げながらも、具体的なお土産アイデアを次にお届けしてまいります。

3. 日本からのお土産～定番から変わり種まで

ここでは、アンケートで実際に回答があったものをベースに、更に私の経験も踏まえて具体的なおすすめ商品をお伝えしてまいります。

【確実路線！定番アイテム】
・白い恋人クッキー
・東京ミルクチーズ工場クッキー
・東京ばな奈
・キットカット
・じゃがポックル
・ブラックサンダー

これらの多くはシンガポールで手に入りますが、当地で手に入るイコール人気の証とも言えます。

定番フレーバーでもいいですが、これら商品の日本限定フレーバーやコラボ商品、ご当地限定品などをチョイスすれば、オリジナリティやプレミア感を演出できます。

また、抹茶味はシンガポール人はもちろん、欧米系にもウケが良くてハズレなしです！

【日本通 / 気心の知れた相手に】
訪日経験が豊富な方や、気心の知れた間柄の方などには、定番よりも一歩踏み込んだアイテムを贈ってみてはいかがでしょうか。

・日本酒・焼酎・ウィスキーなど日本のお酒: ギフト用に、飲み比べセットや小さなボトルのものはお土産に最適です
・エコバッグ : 「Shupatto」は当地でも人気！(シンガポールでも購入できますが、とってもお高いので日本での購入がベターだと思います)
・折りたたみ傘: 日本の超軽量・コンパクトな折りたたみ傘はシンガポール生活でも大活躍！
・グミ: グミに入るゼラチンは豚由来・牛由来のものもあるので、贈る相手にとって相応しいものを選びましう
・日本限定フレーバーのカップヌードル: 個人的には「シンガポール風ラクサ味」を食べたシンガポールの人々の感想を聞いてみたいです (笑)
・文房具: 機能性とデザイン性に優れた日本の文房具。インクが消える「フリクション」や、芯がとがり続ける「クルトガ」、使うと富士山が出てくる「富士山消しゴム」など、自分用にも欲しくなってしまいますね！
・スキンケア／美容グッズ: ドラッグストアは日本のお土産の宝庫。米ぬかや酒粕、椿油を使ったスキンケアアイテムや和紙のあぶらとり紙などで日本らしさを演出できます

【番外編】
ここでは、私が過去シンガポール人 / マレーシア人の友人から絶賛されたり、購入を依頼されたものの一部をシェアします。

外国人ならではの視点に、私もなるほどと頷くものもあり、面白いなと感じています。

・食品ラップ: クレラップやサランラップの使いやすさは随一だと思います。一度使ってみてと薦めた友人もその使いやすさに驚き、追加で購入依頼してきました(笑)。
・ゆず商品: 日本ならではのアイテムとして世界から注目される、ゆず(柚子)。特に女性からのゆず支持は厚いようで、ゆずを使った食品のみならず、ゆずバスソルトやアロマオイルも過去喜ばれました
・卵焼き用フライパン: 家庭でも卵焼きを作りたい、とのご希望で、日本食好きの友人複数から購入を依頼されたことがあります
・冷感・涼感グッズ: 冷却タオルや塩系タブレットなどの熱中症対策アイテムは当地でも喜ばれます
・龍角散のど飴: これは意外でしたが、シニアの方に購入依頼されたことがあります。中華系の人々の中ではよく知られたブランドなのだそう

4. 最後に

これまで、日本からシンガポールへのお土産、というテーマでお届けしてまいりました。

最後は私の個人的な経験に基づくアイテムも加味してしまいましたが、総じて言えるのは

・日本ならではのものが喜ばれる(特にご当地品や限定フレーバーなど日本でしか手に入りにくいもの)
・食品系は、相手の嗜好なども考慮して選ぶが吉
・相手を想って選んだものなら、受け取った相手は何でも喜んでくれる

ということです。

私自身、この記事を書きながら、友人のことを思い浮かべて、次の一時帰国のお土産は何にしよう？と考えるのが至福でした。

職場へのお土産をきっかけに芽生えるコミュニケーションや新たな発見もあることと思います。

本記事がその一助となれば幸いです。

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