こんにちは。

リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

先日、弊社は2023年3月21日から22日の2日間に渡りグランド・コプソーン・ウォーターフロントホテルにて実施された「ACCELERATE HR 2023」に出展いたしました。

Human Resources Online社が主催した本イベントは、これからの時代における人事・採用業界のソリューションについて議論・情報共有を行う目的で実施されたものです。

250人以上のCHRO(※Chief Human Capital Officer:人事最高責任者)および当業界におけるオピニオンリーダーが参加しました。

パンデミック下では2年連続でバーチャルで行われていましたが、今回初めてのリアル会場での実施ということもあり、イベントの参加者が直接情報共有を行い、新たなネットワークを構築する場として大盛況で終了しました。

今回は改めて、本イベントを振り返りたいと思います。

【目次】
1.イベントテーマ:「仕事における新しいルールを読み解く」
2.ポイント①:社内間の信頼関係の構築
3.ポイント②:ハイブリッド環境下におけるミーティングの効率化
4.ポイント③:データドリブンの考え方を取り入れる
最後に

1.イベントテーマ:「仕事における新しいルールを読み解く」

今回のイベントのテーマは、「仕事の新しいルールを読み解く(Decoding the new rules of Work)」でした。

新型コロナウイルスのパンデミックがもたらした、仕事における新しい規範・職場の文化をどう読み解き、さらには築いていくのか。

この数年で最も大きく変化したのが、私たちの働き方を大きく変えるハイブリッドワークの台頭です。

また、その結果として、より仕事の質や成果が個々人に委ねられる傾向になったという点です。

CHROや人事業界におけるリーダーは、進化し続ける職場のニーズに適応し、新たな規範を導き出さなければならないという課題に直面しています。

今回、Accelerate HR 2023では、特にポストコロナに焦点を当てた今後の仕事の在り方、職場環境の未来について大きく議論が行われました。

人事に携わる責任者による基調講演やパネルディスカッションだけでなく、ケーススタディに基づくセッションやコーヒーを飲みながらカジュアルに話し合いを行うセッションなど、合計30以上のセッションが行われました。

そのような中、ご来場の皆様にお立ち寄りいただく場として展示ブースを設け、人材採用のソリューションというご提案ができたことは弊社にとっても大変貴重な機会でした。

(写真:展示ブースの様子)

2日間のイベントにおける活発な情報交換を経て、参加者は今後いかに新しい時代に順応したマネジメントにシフトさせていくべきか、そして職場環境における最新トレンド情報について、より理解を深めることができました。

また、午前中に行われた全体会議とは別に、午後にはさまざまな分野に焦点を当てたセッションが行われました。

1日目は「文化とチェンジマネジメント」「従業員と職場体験」、2日目は「HRテックとピープルアナリティクス」「ダイバーシティ・インクルージョンやコラボレーション」などが取り上げられました。

これらのセッションで共有されたポイントについて、以下にご紹介いたします。

2.ポイント①:社内間の信頼関係の構築

昨今、全社員をオフィスに戻す動きも見られる中、依然として様々な環境下で働く社員を尊重する動きが見られています。

様々な働き方が認められるようになった今、それぞれを信頼し、成果を出させる方法を模索していかなければなりません。

そのような中、ポイントとなったのが従業員にある程度の自由を与え、マイクロマネジメントをしないということ。

その代わり、成果物を重視していくということです。

さらに、社員がキャリアアップするために達成すべき業績評価指標(KPI)を明確にし、全社員間で共有することで、公正で透明なプロセスを維持することが大切だと語られました。

3.ポイント②:ハイブリッド環境下におけるミーティングの効率化

次にポイントとなったのが、オンラインミーティングです。

オンラインであることを良いことに、ダラダラと長く話し続けたり、ランチを食べながらおこなったり、効率化できていないという課題が寄せられました。

このような場合、例えば1時間の会議時間であれば45分に設定し、時間内に終わらせるように心がける。

また、最低でも予定時刻の48時間前に会議の予告をし、参加者それぞれが効率的に業務に取り組めるように環境を整えるなどの対策が挙げられました。

また、月曜日の午前中にミーティングを行うのは控え、月曜日は社員が1週間の計画を効率的に立てられるような時間を確保する、なども有効な対策として共有されました。

4.ポイント③:データドリブンの考え方を取り入れる

最後に、データに基づいた考え方の周知徹底です。

昨今、テクノロジーの躍進により大小さまざまなデータを見られるようになりました。データが可視化されるようになり、より効率的に業務を進められるようになった今、それぞれの部門で従業員がデータに精通し、使いこなせるような教育を徹底すべきだという意見が上がりました。

また、企業として各従業員へデータセットを分析するために適切なソフトウェアツールを提供することで、それぞれの業務の効率化を促進することができ、高い費用対効果を期待することができるというメリットも挙げられました。

 

最後に

今回は、先日の「ACCELERATE HR 2023」イベントレポートをお届けしました。

参加した弊社のスタッフからも、「実際に行ってみて目から鱗の内容が多数で勉強になった」「改めて人材マネジメントについて考えさせられた」など前向きなフィードバックが多数寄せられました。

また、当日弊社のブースにご来場くださいました皆様におかれましては、誠にありがとうございました。

本イベントでの内容をより詳しくお知りになりたい方は、イベントホームページをご参照くださいませ。

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