新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」に対するシンガポールの対策まとめ【2021年12月3日現在】

こんにちは。
リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

今週、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」による感染拡大を阻止するために、

日本では外国人の入国を原則禁止すると発表しました。

その後も様々なニュースが続き、今後について不安を抱かれた方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、新たな変異株「オミクロン」に対するシンガポールの対策について、12月3日現在の情報をお届けいたします。

 

【目次】
1.そもそも「オミクロン」とは
2.シンガポールの状況(2021年12月3日現在)
3.シンガポールでの対策まとめ(2021年12月3日現在)
-旅行者への対策
-感染が疑われた場合のコミュニティ内の対策
4.最後に

 

1.そもそも「オミクロン」とは

南アフリカで初めて検出された新型コロナウイルスの変異株「B1.1.529」を指します。

世界保健機構(WHO)は、次々に出てきた新型コロナウイルスの変異株に対し、

今年5月よりギリシャ文字を順番に付けています。

現在も猛威を振るっているデルタ株からイプシロン、イオタ、ラムダと続いていましたが、

それらは自然と消滅したとされ、大きく取り上げられることはありませんでした。

 

今回のオミクロンは、デルタ株よりも感染力が強いと囁かれる一方で、

感染したときの重症度や既存ワクチンの効力などについて、まだ明らかになっていない部分が多いことで、不安が高まっています。


ワクチンを制作した各製薬会社なども、データ収集などの対応を急いでいます。

例えばモデルナは、今後オミクロン株に特化した追加接種のワクチンも検討しているそうです。(参照:CNN)

 

先週からすでに世界20カ国で感染者が見つかっています。

 

2.シンガポールの状況(2021年12月3日現在)

12月2日、シンガポールでは2名のオミクロン株の陽性者が空港検疫にて発見されました。

2人ともヨハネスブルグからの入国で、出発時のPCRテストは陰性でした。

MOHによると、シンガポール到着後、隔離中での陽性発覚だったため、コミュニティへの感染リスクは低いとのことです。

しかし、今後も接触者の追跡などを引き続き行っていくとしています。(参照:MOH)

 

3. シンガポールでの対策まとめ(2021年12月3日現在)

シンガポール政府は、11月26日以降オミクロン株に対する一連の対策を発表してきています。

まず、11月26日には感染リスクが高いとされる国(ボツワナ、エスワティニ、レソト、モザンビーク、ナミビア、南アフリカ、アフリカ、ジンバブエ全土)への

渡航制限を発表。11月28日には予定していたカタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦とのVTLの無期限延期を発表しました。

 

コミュニティ内の行動制限においては今のところ現状維持となっていますが、

感染が疑われた場合などの追加対応策が発表されました。

措置は4週間の予定で、検証を行うとしています。

 

順に記載します。

 

旅行者への対策

12月2日23:59より、旅行者については以下の対策が行われています。

 

1.シンガポールへ入国、または乗り継ぎを行う全ての旅行者は、

入国の2日前に新型コロナウイルス検査を行うこと。

(カテゴリI~IIIはPCRまたは指定クリニックで行うART検査を選択可、カテゴリIVはPCR検査) 

また、シンガポール入国時にもPCR検査を行うこと。

 

2.VTLを使用した旅行者についても、入国後3日目及び7日目にクイックテストセンターでのART検査を受けること。

今後刻々と状況が変わり、対策も臨機応変に変更される可能性がありますので、

入国予定者はICAによるSafe Travelページを随時確認することが求められています。

 

なお、空港関係者や航空関係者へのPCR検査も、より頻繁に行われるようになります。

 

最新カテゴリの分類国や詳細はICAホームページをご確認ください。

 

感染が疑われた場合のコミュニティ内の対策

現在、シンガポールでは新型コロナウイルスに感染した場合、

症状の程度と医師の判断に合わせ、多くの場合在宅療養が適用されます。(一部例外もあります)

一方で、オミクロン株への感染が疑われる場合、または陽性になった場合は在宅療養はできず、

国立感染症センター(NCID)にて隔離治療を行うことになります。

また、MOHの追跡により濃厚接触者と認定された人については、指定施設での10日間の隔離が行われるほか、

初日と最終日のPCR検査も行われることになります。

 

詳しくはMOHのホームページをご確認ください。

 

4.最後に

今回は新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」のシンガポールの現在の対応についてお届けしました。

まだまだわからないことも多く、日々ニュースや発表を追う日々が続きそうですが、

本記事が少しでも皆様のご参考になれば幸いです。

 

参考記事

ついに旅行が出来る?!シンガポールVTL対象国と旅行計画の際の注意点まとめ(2021年11月16日現在)

シンガポールでのコロナ対策・施策について思うこと【リーラコーエン】

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