年々進化する、シンガポールの地下鉄事情 今年中に11駅がオープン予定!

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

シンガポールでの交通手段といえば自家用車の他に、バスやタクシー、地下鉄とすべてが揃っており、日本と同じように目的地に合わせた選択をすることができます。

中でも地下鉄は年々進化を遂げており、街中でも多くの駅の建設現場を目にします。

早いもので今年も折り返し地点ですが、残りの半年以内には現在拡張工事真っ只中の「トムソン・イーストコースト・ライン」の11駅がオープンする予定とのこと。

島内の移動がさらに便利になりそうですね!

今回は、改めてシンガポールの地下鉄事情のおさらいと、トムソン・イーストコースト・ラインの拡張計画について特集いたします。
 

【目次】
1.シンガポールの地下鉄事情
2.今年中に11駅がオープン予定!トムソン・イースト・コースト・ラインとは
3.最後に
 

1.シンガポールの地下鉄事情

地下鉄、というと英語では「Subway」や「Metro」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、シンガポールでは「MRT(Mass Rapid Transit)」と呼びます。

現在は130駅以上を6つの路線で繋いでおり、1日に300万人以上の利用者がいるそう。

それぞれの路線はわかりやすいように色分けされており、色で呼ぶこともあります。

・North-South Line(赤)
・North-East Line(紫)
・East-West Line(緑)
・Circle Line(黄)
・Downtown Line(青)
・Thomson East Coast Line(茶)

運行時間は日本と同じように朝5時半ごろから真夜中まで。

ほとんどの路線ではラッシュアワーには2-3分に1本、通常時には5-7分に1本の間隔で運行しています。

先日私も久しぶりに朝の通勤時に地下鉄を利用しましたが、目の前で行ってしまったと思ったらすぐに次の電車が来て、その運行間隔の狭さに驚きました。

また、ラッシュアワーではありましたが、比較的車内には余裕があり、日本との差を感じました!

 

切符は日本で言うSuicaのようなチャージ式のez-linkカードや、NETS Flashpayなどを使用し、移動距離に応じた料金が自動的に改札で差し引かれるようになっています。

また、スマホなどをかざし、予め登録したクレジットカードでも乗ることができます。

運賃は一回2ドル~3ドル程度の場合が多いですが、ez-linkカードを利用すると通常よりも1ドル程度安く乗ることができます。

頻繁に地下鉄を利用する方にとっては必需品ですね。ez-linkカードについてはこちらをご参照ください。

 

なお、地下鉄に乗る際にはいくつか覚えておきたいルールがあります。

一つは、飲食禁止であること。車内、および駅構内すべてにおいて飲食が禁止されています。

違反した場合は500シンガポールドルの罰金が課されますので注意が必要です。

二つ目は、禁煙であること。こちらは日本と同じですね。

また、その他、引火のリスク等がある危険物の持ち込み禁止(違反した場合は5,000シンガポールドル程度の罰金)やドリアンの持ち込み禁止等があります。

ドリアンは、バスへの持ち込みも禁止されています。
 

2.今年中に11駅がオープン予定!トムソン・イースト・コースト・ラインとは

「トムソン・イーストコースト・ライン」は、2022年現在ウッドランド地区(Woodlands North駅)からトムソン地区(Caldecott駅)の9駅を繋いでいる茶色のラインです。

この先およそ2年間をかけて、北から東を繋ぐ32駅、43キロの開通を目指しています。

新型コロナウイルスの影響で工事の遅延はあったものの、引き続き段階的な拡張工事が進められており、2025年に完了予定の5つの拡張ステージのうち、今年はステージ3まで完了する予定です。

ステージ3でオープンするのは以下の11駅だそう。

在星日本人の生活圏も含め、観光客に人気のスポットもこの1路線で網羅する勢いです。

・Stevens
・Napier
・Orchard Boulevard
・Orchard
・Great World
・Havelock
・Outram Park
・Maxwell
・Shenton Way
・Marina Bay
・Gardens by the Bay

個人的にはよく立ち寄るグレートワールドシティに近い駅ができることと、その駅からバスを使わずにマリーナベイまで行けるようになることがとても楽しみです!

また、この後の2年間で、残りのステージでは最終的にはイーストのカトンエリアやべドックまでを繋ぐ予定だそうです。

交通省によると、トムソン・イーストコーストラインが完成すると、およそ240,000世帯の居住地が駅から徒歩10分になること、また地域間の移動時間の大幅短縮につながるそうです。

シンガポール生活がますます便利になりそうですね!


3.最後に

今回は年々進化しているシンガポールの地下鉄事情についてと、トムソン・イーストコースト・ラインについてお届けしました。

写真は建設中のグレート・ワールド駅の6月現在の様子ですが、今年の下半期にオープン予定の11駅については具体的なオープン日はまだ決まっていないようです。

最新情報が気になる方は、ぜひ交通省(LTA)のホームページをチェックしてみてくださいね!

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