シンガポール最新入国規制 一時帰国や旅行がもっとスムーズに?!【2022年9月6日時点】

シンガポール生活を知る September 07, 2022 10:00

こんにちは。
リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

先日、9月7日より日本入国の際ワクチン接種済みの対象者は渡航前PCR検査が不要になることが発表されましたね。

これまで一時帰国の際は日本へ入国する72時間前のPCR検査の陰性証明の提出が義務付けられており、実際に飛行機に乗れるまで安心ができなかったものの、今回の発表で少しほっとした方も多いのではないでしょうか。

また、これ以外にも、一日の入国制限を現在の2万人から5万人へ引き上げることも発表されました。


シンガポールでも、先日のナショナルデーの首相演説を経て、新たに8月29日以降の水際対策が緩和されました。

今回の緩和の最大のポイントは、緩和の対象がワクチン未接種の人にも広がったことです。

両国間でコロナ禍以前のように誰もが移動がしやすくなってきたことは在星者としてはありがたいですよね!

そこで今回は改めて、9月6日時点でのシンガポール入国時における規制緩和の詳細と、最新の入国規制についてご紹介いたします。


【目次】
1.ワクチン未接種の定義をおさらい
2.変化点その1:入国申請が不要に!
3.変化点その2:入国後の隔離(SHN)が不要に!
4. 引き続き継続されるルール
5. その他の入国時における注意点
6.最後に


1. ワクチン未接種の定義をおさらい

先ほどもお伝えした通り、今回の緩和の大きなポイントは「ワクチン未接種」の人へ規制緩和の対象が広がったことにあります。

シンガポールでは、以下の条件に当てはまる場合、ワクチン未接種と見なされます。

・ワクチン接種歴なし、またはシンガポール政府が定める接種間隔で接種していない
・シンガポール政府の定めるワクチンの種類以外を接種した人
・医療上の都合でワクチンの接種が不可能な人

 

詳しいワクチンの接種間隔や種類についてはICAのホームページをご確認ください。


2. 変化点その1:入国申請が不要に!

2022年8月29日以降の入国について、これまでシンガポール国民や在住者以外の場合申請が必須だった入国申請(Entry Approval)が不要になりました。

 

3. 変化点その2:入国後の隔離(SHN)が不要に!

これまでワクチン未接種の人はシンガポール居住/旅行者問わず入国後に自宅または定められた施設での7日間の隔離(SHN)が必須でしたが、ワクチン未接種でもSHNが不要になりました。

様々な事情でワクチンが打てなくても、シンガポールに来た1日目から観光や移動ができるのはありがたいですよね。

特に観光目的での入国の場合、7日間のホテル生活の費用など、これまでの規定でかかっていたものがなくなることも金銭的に嬉しいポイントかと思います。


4. 引き続き継続されるルール

一方で、ワクチン未接種の人は、引き続き継続されるルールが残ります。

一つは、シンガポール入国2日前までにPCR検査を実施し、陰性証明を取得する必要があること。

シンガポール国民、長期ビザ保有者の場合はシンガポール政府が定めたクリニックによるリモート監督のARTで陰性証明を取得するようにします。

シンガポール在住の方でARTのクリニックを予約する場合はMOHのこちらの対象クリニックリストをご参照ください。

陰性証明書は英語でなければならず、旅行者の氏名、検査日と時間、旅行者の誕生日およびパスポート番号が明記されていることが必須条件となります。


なお、シンガポール入国の14日~90日前に新型コロナウイルスに罹患した人については事前に検査をする必要はないようです。

対象になるかどうか、また必要な証憑について確認をする場合はシンガポール政府提供のこちらをご参照ください。


二つ目の条件は、医療費を最低$30,000カバーできる保険に入ること。

万が一シンガポール滞在中に新型コロナウイルスに感染した場合、医療費は全額自己負担となります。

医療費が高額になることで有名なシンガポール、ぜひご留意くださいませ。

詳細はこちらをご参照ください。


5. その他の入国時における注意点

最後にワクチン接種済み、未接種に限らず対象となる注意点をご紹介します。

いずれの場合も、入国の3日前からオンラインの申請が可能となるSG Arrival Cardの提出が必要です。

また、パスポートの有効期限が6カ月以上あることも必須条件です。

その他、ワクチン接種済みの方は、シンガポール政府が認めているフォーマットでのワクチン接種証明書をすぐに出せるようにしておきましょう。

SG Arrival Cardについて詳しくはこちらをご参照ください。


6. 最後に

今回はシンガポール入国時における最新の入国規制緩和についてお届けしました。

今回の規制緩和は、これまで様々な理由によりワクチンを接種できなかった方々には朗報だったのではないでしょうか。

ほぼコロナ禍以前の状況に戻りつつあるシンガポール。今月は待ちに待ったF1レースの開催や世界的アーティストのコンサートなど、イベントが目白押しです。

今後はさらに観光客も増え、以前のような賑やかなシンガポールの光景が多く見られそうですね!

私も安全に留意しながら、限りのある海外生活を楽しみたいと思います。

なお、本情報は9月6日時点のものです。最新情報は各国の状況や情勢によって変わる可能性がありますので、ぜひ渡航前にICAや在シンガポール日本国大使館のホームページをチェックしてみてくださいね。
 

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