ワールドカップで盛り上がる今こそ知りたい!シンガポールのサッカー事情

こんにちは。
リーラコーエンシンガポール マーケティング担当の野上です。
4年に一度の祭典、FIFAワールドカップ。かつてない規模の開催で世界中の人々が熱狂する本大会は、すでに国境を越えて多くの人々を魅了しています。
森保監督率いる日本代表の選手の激闘と活躍も見逃せませんね!
さて、当地シンガポールでもワールドカップの盛り上がりは例外ではありません。
スポーツバーでは深夜であっても試合中継が流れ、SNSには試合結果や応援メッセージがあふれます。
私の同僚のコンドミニアムでも、試合の放送中は昼夜多くの歓声が聞こえてくるそう。
職場でも「昨日の試合見た?」という会話が飛び交い、サッカーが共通の話題になることも。
実はシンガポールでは古くからサッカー文化が根付いており、東南アジアでも高い関心を集めるスポーツの一つとなっています。
国内リーグも存在し、多くの人々が現地での試合観戦や海外リーグの視聴を楽しんでいます。
そこで今回は、ワールドカップで盛り上がる今だからこそ知っておきたい、シンガポールのサッカー事情について、在住者目線でご紹介してまいります!
【目次】
1. シンガポールではサッカーが身近な存在
2. なぜシンガポールでサッカーが人気なのか
3. Goal 2034とは?
4. シンガポールプレミアリーグ (SPL)
5. シンガポール代表チーム「ライオンズ」の現在地
6. サッカーは職場でのコミュニケーションのきっかけにも
7. スポーツ業界に広がるキャリアの可能性
8. 最後に
1. シンガポールではサッカーが身近な存在
シンガポールでは、サッカーは広く親しまれているスポーツの一つです。
特に高い人気を誇るのがイングランド・プレミアリーグです。
街中のスポーツショップでは、マンチェスター・ユナイテッドやリバプール、アーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティなどのユニフォームが販売されており、これらを着た人を見かけることも珍しくありません。
また、多くの人が集まる人気のスポーツバーやレストランでは欧州リーグの試合が放映されることも多く、ビッグマッチの翌日には職場で試合結果や移籍情報が話題になることもあります。
また、シンガポールには国内最高峰リーグであるSingapore Premier League (SPL) があり、シーズン中は各クラブが熱い戦いを繰り広げています。
スタジアムには地元クラブを応援するサポーターが集まり、家族や友人と気軽に観戦を楽しむ人々の姿も見られます。
日本人選手がプレーするクラブもあり、日本とのつながりを感じられるのもSPLの魅力の一つです。
チケットも比較的手軽に購入できるため、家族や友人と気軽に観戦を楽しめるのもポイント。
海外のトップリーグをテレビで観戦するだけでなく、実際にスタジアムで試合を観て応援できる環境が身近に整っていることも、シンガポールのサッカー文化の特徴と言えるでしょう。
もちろんサッカーへの関心の度合いは人それぞれですが、シンガポールで生活していると、サッカーが多くの人にとって身近なスポーツであることを実感する場面に出会うかもしれません。
2. なぜシンガポールでサッカーが人気なのか
では、なぜシンガポールでサッカーはこれほど親しまれているのでしょうか。
多民族国家だからこそ世界各国を応援できる
シンガポールは中国系、マレー系、インド系をはじめとする多様なルーツを持つ人々が暮らす国です。
そのためワールドカップ期間中には応援する国も実にさまざま。
「イングランドを応援している」「ブラジルのサッカーが好き」「アルゼンチンの試合は必ず見る」「推しの選手が〇〇代表」など、それぞれの価値観や好みに合わせて応援するチームを選んでいます。
スポーツを通じて異なる文化背景を持つ人々が交流できることも、シンガポールならではの魅力のひとつです。
一年中スポーツを楽しめる環境がある
常夏のシンガポールですが、年間を通じて様々なスポーツを楽しむことができます。
中でも学校や地域クラブでサッカーは人気が高く、子どもの習い事として選ばれることも少なくありません。
また、サッカー人気を支えているのは子どもたちだけではありません。
国民の運動習慣向上を目的とした政府系スポーツ施設「ActiveSG」が各地に整備されており、ピッチを比較的気軽に利用できることもポイント。
仕事終わりに同僚や友人とプレーしたり、企業対抗のフットサル/サッカー大会に参加したりするビジネスパーソンも多く見られます。
実際にシンガポールで働く日本人の中にも、「同僚に誘われてフットサルを始めた」「サッカーを通じて社外の知り合いが増えた」という声は少なくありません。
観戦だけでなく、自らプレーする文化が根付いていることもサッカー人気を支える理由の一つとなっています。
世界のサッカーを身近に楽しめる
シンガポールでは欧州主要リーグや国際大会を視聴しやすい環境が整っています。
プレミアリーグはもちろん、UEFAチャンピオンズリーグやラ・リーガなどの試合もリアルタイムで視聴できるため、世界最高峰のサッカーを日常的に楽しむことができます。
こうした環境も、サッカー人気を後押ししていると言えるでしょう。
国を挙げてサッカーの発展を目指している
シンガポールのサッカー人気は、単なる観戦文化にとどまりません。
近年は「Goal 2034」と呼ばれる構想のもと、2034年のFIFAワールドカップ出場を目指した長期的な強化計画が進められています。
これまでシンガポール代表はワールドカップへの出場経験がないものの、若手育成や指導者育成、国内リーグの活性化など、サッカー文化全体の底上げを目指す取り組みが続けられています。
こうした国家レベルでの取り組みからも、シンガポールにおけるサッカーの存在感の大きさがうかがえます。
3. シンガポールサッカー協会とGoal 2034

シンガポールにおけるサッカーの歴史は意外に古く、そのルーツはイギリス統治時代までさかのぼります。
シンガポールサッカー協会 (Football Association of Singapore:FAS) が設立されたのは1892年で、アジアで最も歴史のあるサッカー協会の一つとして知られています。
現在では国内リーグの運営や代表チームの強化、若手育成などを担っており、シンガポールサッカー発展の中心的な役割を果たしています。
こうした長い歴史を持つ一方で、近年の東南アジアではタイやベトナム、インドネシアなどが競技レベルを向上させており、シンガポールサッカーも新たな挑戦の時代を迎えています。
その象徴の一つが、2034年のFIFAワールドカップ出場を目標に掲げた「Goal 2034」構想です。
この構想では、育成環境の充実や国内リーグの発展など、シンガポールサッカー全体の競技力向上に向けた長期的な方向性が示されました。
こうしたビジョンは、将来を見据えたシンガポールサッカーの取り組みを理解する上でも興味深いポイントと言えるでしょう。
4 .シンガポールプレミアリーグ (SPL)
シンガポールのサッカーを語る上で欠かせないのが、先出のシンガポールの国内最高峰リーグ「Singapore Premier League (SPL)」です。
シンガポールサッカーの中心的な舞台として長年にわたり国内サッカーの発展を支えてきました。
国内外の選手や指導者が集い、地域に根差したクラブから新たな挑戦を続けるクラブまで、それぞれが独自の魅力を持ち、毎シーズン熱戦が繰り広げられています。
また、シンガポール代表を目指す若手選手たちが経験を積む重要な場でもあり、Young Lionsのような育成チームが参加していることもSPLならではの特徴の一つです。
Singapore Premier Leagueに所属するクラブは以下の通りです。
今回は2025/26シーズンの順位順にご紹介します。
・Lion City Sailors
2025/26シーズンをトップで走り切ったシンガポールサッカー屈指の強豪クラブ。
近年は積極的な投資によって戦力を強化し、アジアのクラブ大会でも存在感を高めています。
・BG Tampines Rovers
長い歴史と実績を誇る伝統クラブ。
国内でも高い人気を誇ります。
・FC Jurong (旧Albirex Niigata Singapore)
日本とのゆかりが深いクラブとして知られ、長年にわたりシンガポールサッカーの発展に大きく貢献してきました。
・Balestier Khalsa
シンガポールサッカーの歴史を支えてきた古豪クラブです。
・Geylang International
地域に根差したクラブとして知られ、熱心なサポーターを持っています。
・Hougang United
地域に根差したクラブとして親しまれており、近年は着実に存在感を高めているクラブです。
・Young Lions
23歳以下の選手たちが在籍し、将来のシンガポール代表候補として経験を積むことを掲げる育成クラブです。
・Tanjong Pagar United
長い歴史を持ち、「ジャガーズ」の愛称で親しまれるクラブです。
シーズン中は「Singapore Premier League」の公式YouTubeチャンネルで試合を視聴できるほか、スタジアムでは選手たちの熱いプレーを間近で観戦することもできます。
シンガポール生活の新たな楽しみ方としてスタジアムに足を運んでみるのもおすすめです。
5. シンガポール代表チーム「ライオンズ」の現在地
シンガポール代表チームは「The Lions (ライオンズ)」の愛称で親しまれています。
ワールドカップ本大会への出場経験はまだありませんが、東南アジア選手権では過去に複数回優勝しており、東南アジアサッカー史において重要な存在の一つです。
近年は周辺国のレベル向上もあり苦戦が続いていますが、国内リーグの強化や若手育成への投資を通じて再び地域の強豪として返り咲くことが期待されています。
6.サッカーは職場でのコミュニケーションのきっかけにも
シンガポールで働いていると、サッカーが職場の共通話題になる場面に出会うことがあります。
特にワールドカップやプレミアリーグのビッグマッチがあった翌日は「昨日の試合見た?」「どのクラブを応援しているの?」といった会話が自然に始まることも少なくありません。
また、観戦だけでなく社内フットサルやスポーツイベントを通じて交流する企業も多く、部署や国籍を超えたコミュニケーションの場としてスポーツが活用されています。
多国籍な職場環境だからこそ、サッカーは人と人をつなぐ共通言語になっていると言えます。
7. スポーツ業界に広がるキャリアの可能性
サッカーをはじめとするスポーツは、選手だけで成り立っているわけではありません。
その裏側には、スポーツマーケティング担当や、イベント企画・運営、スポンサー営業、SNS・デジタルマーケティング、広報・PR、データ分析、施設運営など、多くの職種が存在しています。
シンガポールではF1シンガポールグランプリや国際大会の開催も多く、スポーツビジネスは今後も注目される分野の一つです。
海外でスポーツ業界を目指す場合は、他業界と同様に専門性や経験に加え、就労ビザなどの条件も考慮しながら計画的にキャリアを築いていくことが重要ですが、スポーツが好きという気持ちが将来的なキャリアの可能性につながることもあるかもしれません。
8. 最後に
今回は、ワールドカップで盛り上がる今だからこそ知っておきたいシンガポールのサッカー事情についてご紹介しました。
シンガポールではサッカーは単なるスポーツではなく、人々をつなぎ、地域を盛り上げ、次世代を育てる文化の一つとなっています。
プレミアリーグ観戦から国内リーグ、そして仕事終わりのフットサルまで、サッカーはさまざまな形で人々の日常に溶け込んでいます。
在住者にとっては、スポーツを通じて得られる人とのつながりやご縁も、海外生活に華を添えてくれる存在になっているのではないでしょうか。
本記事が、サッカーを通じて、現地での暮らしや価値観、そしてシンガポール社会の魅力に触れるきっかけとなれば幸いです。
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