自分に合う会社、どう見極める? 後悔しない転職のための5つの質問

こんにちは。

リーラコーエンシンガポール マーケティング担当の野上です。

今、仕事選びで重視されるポイントが変わりつつあります。

以前は「年収」や「ポジション」が中心でしたが、今では「企業文化が合うか」「成長のチャンスがあるか」「働きやすさや価値観が自分とマッチしているか」など、より“自分に合っているかどうか”が大切にされるようになってきました。


実際に、この数年で「How to know if a company is right for you(自分に合う会社かどうかを見極めるにはどうすれば良いのか?)」という検索キーワードが世界中で急上昇しているというデータもあります。

では、どうすれば「自分に合う会社かどうか」を判断できるのでしょうか。そこで今回は、内定を承諾する前に改めて確認しておきたい「5つの質問」をご紹介してまいります。


【目次】
1.そもそも、なぜ会社との相性が重要なのか
2.内定を受ける前に確認したい5つの質問
3.採用する企業側にも求められる「選ばれる準備」
4.最後に


1.そもそも、なぜ会社との相性が重要なのか

「せっかく内定をもらったのに、入社後すぐに後悔した…」このような声は、実は珍しくありません。

ビジネスSNSプラットフォームのリンクトインによる調査「Workplace Insights 2024」によると、転職者の72%が入社後3か月以内にミスマッチを感じているという結果が出ています。

Gallup社の調査でも、「企業文化に共感できている社員は、そうでない人と比べて3.7倍定着しやすく、4.4倍活躍しやすい」というデータがあります。

さらには、シンガポール人材開発省(MOM)も「企業と社員の期待と現実のズレ」が早期離職の主な理由の一つとしています。

つまり、「この会社、なんとなく合いそう」で決めてしまうのではなく、自分との相性をしっかり見極めることが、長く安定して働けるキャリアの第一歩と言えるのです。

 

2.内定を受ける前に確認したい5つの質問

それでは実際にどのような内容を確認しておけば良いでしょうか。

以下にご紹介してまいります。


2‐1. この会社のコアバリュー(大切にしている価値観)は? そして、それは日々の仕事に表れているか

例えば、多くの企業が「挑戦」「チームワーク」「誠実さ」などの価値観を掲げていますが、それが実際に現場で浸透・または機能しているかどうかは別問題です。

面接などにおいて質問ができるチャンスがあれば、「御社が大切にしている価値観が、実際の業務やチームの中でどのように活かされているか、具体的な例を教えていただけますか」といった質問をしてみると良いでしょう。

また、会社の公式ブログやSNS、社員インタビューなどをチェックしてみることで、言葉だけではないリアルな文化が見えてくることもあります。


2‐2. 社員の成長をどうサポートしてくれるか

優れた企業は優秀な人材を採用するだけでなく、育てることにも力を入れています。

例えば、社内外の研修・教育制度は整っているか。

キャリアアップのための評価・昇進制度があるか。OJTやメンター制度など、日常的な成長支援があるか、などといったポイントを確認しておくと良いでしょう。

これらの制度が整っているかどうかを確認することで、入社後にどれだけ成長できそうかを測る指標になります。

ご自身が中長期的にどのように成長できるかを想像できるかどうか、ぜひ確認してみてください。


2‐3. フィードバックの文化はオープンか。率直な対話ができる環境か

働きやすさや従業員間での信頼関係は、「どんな風にフィードバックがやりとりされているか」に表れることが多いもの。

たとえば、評価面談は定期的に行われているのか、上司との1on1やチームミーティングで、率直な意見交換ができているか、自分の意見を出したとき、きちんと耳を傾けてもらえるか…

などが確認ポイントとなります。

面接では「最近の変化について社員がどう受け止めていたか」など、実際の出来事を例に聞いてみると良いでしょう。

変化への透明性や社員の声への姿勢から、経営層の姿勢が見えてきます。


2‐4. このポジションで「成果」とされるのはどんな状態か

仕事内容や成果の定義がはっきりしていると、自分がそこで「何を求められ、どう貢献できるか」が明確になります。

成果や期待される役割が具体的に示されているか。

評価基準が現実的で、自分のスキルとマッチしているか。

逆に、「何となく頑張ってもらえればOK」といった曖昧な返答が多い場合は、サポート体制やチーム構成に不安がある可能性も。

自分の役割が明確であることは、良い職場環境の指標と言えるでしょう。


2‐5. リモート環境でも、チームとしての一体感は保たれているか

リモートワークが一般的になった今、もし希望の企業がリモートワークを採用している場合、物理的な距離が心理的な距離にならない、すなわち物理的に離れていてもつながりがあるかどうか、を確認しておくと良いでしょう。

例えば、オンライン上での定例ミーティングや雑談タイムがあるか。

誕生日やチームの成果など、ちょっとしたイベントをどう祝っているか。

オンラインミーティングのプラットフォームなどでも、安心して発言できる雰囲気があるかなどが確認ポイントです。

「単に仕事を割り振るだけ」でなく、“人と人とのつながり”を意識した人間関係があるかどうかは、リモート環境における重要な判断基準となります。


3.採用する企業側にも求められる「選ばれる準備」



こうした視点は、求職者にとって重要であると同時に、企業側にとっても見過ごすことのできない要素です。

企業が優秀な人材から選ばれる存在となるためには、いくつかのポイントが求められます。


まず、自社の掲げる価値観や理念を、言葉だけでなく実際の行動や組織運営を通じて明確に説明できることが重要です。

また、社員一人ひとりの成長を支援するための制度や仕組みを整えておくことも、長期的な人材定着と組織の発展に欠かせません。

さらに、採用活動においては、応募者に対して一方的な選考ではなく、対等かつ誠実な姿勢で向き合い、信頼関係を築くことが求められます。

このような姿勢と体制を持つ企業は、働き手から「ここでなら安心して力を発揮できる」と感じてもらいやすくなり、結果として、優秀な人材から選ばれ、信頼される存在となるでしょう。

 

4.最後に

今回は、「自分に合った会社を見極めるための5つの質問」をテーマに、転職や就職活動において後悔しないための考え方とポイントをお届けしました。

弊社では、「働く場所」と「働く人」の相性が合っていることこそ、長期的にキャリアを築くうえで最も重要な要素であると考えています。

ご紹介した5つの質問は、単なる面接のテクニックではなく、「この会社で自分はイキイキと働けるか」という本質的な問いに向き合うためのヒントです。

「なんとなく雰囲気が良さそうだから」ではなく、「ここなら自分らしく活躍できそうだ」と心から思える職場に出会えるよう、皆さま一人ひとりの就職・転職活動を丁寧にサポートしてまいります。

シンガポールでのキャリアについてご不安な点やご相談があれば、どうぞお気軽にリーラコーエンシンガポールまでご連絡くださいませ。

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