こんにちは！　リーラコーエン シンガポール リサーチャーのShihoです。

今年2024年3月にセントーサ島に新しくオープンしたSentosa Sensoryscape。

シンガポール在住の皆さんはもう行かれましたか？

5月はハリー・ポッターをテーマとしたアトラクションが出るなど常に私たちを惹きつけてやまないセントーサ島ですが、その少し前にオープンしたSensoryscapeについて、今回はお届けします。

これを機にぜひ気軽に訪れてみてください！

【目次】
1.Sentosa Sensoryscapeとは？
2.Sentosa Sensoryscape各ゾーンのご紹介
3.最後に

1. Sentosa Sensoryscapeとは？

2024年3月にオープンしたこのセントーサ・センソリ―スケイプは、長さ約350メートルの屋外遊歩道です。

夜に行けば、闇に浮かぶ淡いライト、幾何学模様の巨大モニュメント、光と音で演出されるプロジェクション・マッピングと木々の緑が融合し、完全なるオープンエアながら、現実から切り離された非日常のような感覚を味わえます。

Sentosa Sensoryscape自体に入場料はなく、必要なのはセントーサ島への入島料のみです。素敵な写真を撮るにはもちろん、小さなお子様連れにも散歩するのにちょうど良い規模です。

オープンしたての頃は訪問客で道が埋め尽くされるような混雑ぶりでしたが、私が訪れた6月上旬の土曜の夜は程よい人出でした。

 

2.Sentosa Sensoryscape各ゾーンのご紹介

遊歩道はセントーサ・エクスプレス最も奥のBeach Stationから、一つ手前のImbia Stationの間にわたります。

入場口はないので、どちらの駅からも楽しめます。

ここではBeach Station側から説明していきますね。
 

・Glow Garden

Beach Stationを出てすぐのグロウ・ガーデンは、Sensoryscapeの中でも特にフォトジェニックなスポットです。

道沿いに背の高い茎の花が連ね、ファンタジー世界のガーデンにでも入り込んだかのような気分を味わえます。

日没後は花弁のライトが色淡く移ろう様はなんとも幻想的で、しばらく眺めていても飽きません。

脇には腰掛けられるステップもあり、ひと休みするのもおすすめします。

Beach Station横では光と水のショー「Wings of Time」も、毎晩7：40、8：40の2回にわたり開催されています。

ショー観覧は有料ですが、ショー終わりの花火であればこのグロウ・ガーデンからも見られますよ！

 

・Symphony Streams

ルート上、次にあるシンフォニー・ストリームスは水を題材に、壁一面に流れる水がしぶきを上げ流れ落ちる音に包み込まれる、そんな聴覚を刺激される空間です。

ボウルに滴る水の流れには、動きや音楽の演出も施されています。

夜には、タコやクラゲ、ウミガメを見つけるゲームが床に映し出されてお子様と遊ぶも良し、水の音が響き渡る空間に自らを埋没させるのも良しな空間です。
 

なお、シンフォニー・ガーデンのデッキ下にはPalate Playgroundと呼ばれる、味覚をテーマとしたゾーンもあります。

シンガポール料理で使われるスパイスやハーブが展示され、夜には昆虫やヘビが光で映し出されます。

 

・Scented Sphere

名前の通り、嗅覚を刺激するセンテッド・スフィアは、一面、香草や花の香りで満たされる空間です。

香りだけでなく、プロジェクションで映し出された蝶や他の昆虫と一緒になって茂みを飛び回れるような没入感が味わえます。

 

・Tactile Trellis
訪れた人の触覚に訴えかけるタクタイル・トレリスの特徴は、展示植物に実際に触れられる点です。

一般的に植物園などでは木々や植物には触らないよう注意されますが、タクタイル・トレリスでは来園者が直接触れることで植物のもつ質感を感じることで、触覚を刺激してくれます。

ビロードのような手触りのヨモギや、羽毛のようなアスパラガスなどに触れることで、きっと知的好奇心も満たしてくれることでしょう。

「Symphony Streams」「Scented Sphere」「Tactile Trellis」はそれぞれ編みかごにインスパイアされた構造になっており幾何学的。日中訪れても良いフォトスポットになること間違いなしです！

・Lookout Loop

ルックアウト・ループは環状型のループした橋となっており、日中は辺りの景色を一望できる見晴らしの良いスポットですが、夜には一変して下のデッキの床がミストでライトアップされ、レーザーが空に向かって放たれる、宇宙を想起させるゾーンとなっています。

青や紫の色合いで彩られたミストが辺り一面もくもくとたゆたいますが、中にいてもびしょぬれにはならないので安心です。子どもも大人も爽快感に包まれます！
 

Lookout Loopの脇にImbia Stationがあり、そこで遊歩道は終わりです。

Vivo Cityまでセントーサ・エクスプレスですぐなので、余韻に浸りながら帰路につけます。

 

3.最後に

今年2024年3月にセントーサ島にオープンしたSentosa Sensoryscapeについて、ご紹介しました。

単なる美しいフォトスポットというだけでなく、遊歩道の各ゾーンにはそれぞれのテーマが敷かれ、根底には私たち人間の五感を刺激するという狙いがあります。

また遊歩道上にある展示だけでなく、お手元のスマ―トフォンで無料のイマジナイト(ImagiNite experience)専用アプリを使えば、シンフォニー・ストリームとセンテッド・スフィアの2ゾーンでAR(拡張現実)を用いたインタラクティブなビデオが楽しめます。

家族で楽しめる定番スポットとして、ぜひ日が暮れてから訪れてみてください。

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