従業員エンゲージメントを高めるために企業が意識しておきたい、旧正月のしきたりとは

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

旧正月を控えたシンガポールでは、街中の至る所で華やかな干支飾りや赤いモチーフの装飾を目にする機会が増えてきました。

常夏のクリスマスのキラキラしたイルミネーションも良いですが、旧正月の活気に溢れる独特の雰囲気は、よりシンガポールらしさを感じさせてくれ、クリスマスとはまた違ったワクワクする気持ちになる今日この頃ではないでしょうか。


毎年恒例チャイナタウンの干支飾り


さて、今回は、そんな旧正月に企業が意識しておきたい旧正月のしきたりとは、というテーマでお送りいたします。

異文化への理解を高め、尊重することで従業員のエンゲージメントを高めることが期待できます。

本記事が、旧正月の文化的な観点における理解を深めていただく一きっかけとなれば幸いです。


【目次】
1.従業員とのコミュニケーションに旧正月の挨拶を取り入れる
2.従業員への積極的な休暇の付与
3.早めの計画を心がける
4.アンパオ(紅包)の交換
5.旧正月の時期に避けた方が良いこと
5‐1.主要な発売やイベントを予定する
5‐2.従業員の健康をおろそかにする
6.最後に
 

1.従業員とのコミュニケーションに旧正月の挨拶を取り入れる

旧正月の挨拶、というと誰もが思い浮かべるのが「新年快乐」や「恭喜发财」ではないでしょうか。

実際に、これらは代表的な挨拶として旧正月の時期には多く使われるフレーズですが、実はこの他にも富と繁栄を祈るものから、健康、成功を祈るものなど30通り以上の言い方があるそうです。

また、これらの挨拶は旧正月の期間、すなわち2024年の当日2月10日から15日間の使用が可能です。

従業員やクライアントとの会話の中でぜひ伝えたいニュアンスに応じたフレーズをピックアップして、使用してみることをおすすめいたします。


2.従業員への積極的な休暇の付与

旧正月はもともと旧暦における1年の始まりと春の到来を家族や親戚と祝う、言わば団欒の祝祭です。

特に新型コロナウイルスの感染予防の観点から、この数年は国を跨いで家族が集まったり、大勢で集まったりする機会が少なかった分、今年こそは集まろうというメンバーも多いことが予想されます。

2024年はシンガポール人材開発省(MOM)が定めた祝日としては2月10日(土)~12日(月)の三連休となりますが、前後での休暇についてはぜひ積極的な取得を快く促し、従業員のリテンション・士気を高めましょう。


3.早めの計画を心がける

前述の通り、旧正月の前後の週は多くの人が休暇を取ることが予想されます。

このため、生産スケジュールの調整や十分な在庫を確保しておくなど、事前に綿密な計画を練り、サプライチェーンや製造、物流に悪影響が出ないような調整をしておくと安心です。


4.アンパオ(紅包)の交換

日本の「お年玉」のようなイメージがあるアンパオ。

シンガポールでは、家族だけではなく日頃お世話になっている人とも交換するという慣習があります。

企業によってアンパオのやりとりの有無は異なるものの、やりとりの企業文化がある場合は旧正月明けの最初の出勤日に上司から部下へアンパオを渡す、というのが定石のようです。

金額は様々ですが、コロナ禍以降、最近では電子送金で行うe-アンパオが推奨されています。

ここからは、旧正月の時期に避けた方が良いことについてもご紹介いたします。


5.旧正月の時期に避けた方が良いこと

5‐1.目玉となる商品の発売やイベント、出張を予定する

旧正月期間中に大きな製品の発売やイベント、出張などを予定するのは避けましょう。

前述した通り、旧正月前後は休みが多く、イベント準備に費やすマンパワーが不十分になる可能性があります。

また、この時期に重要なイニシアチブを立ち上げると、参加率やエンゲージメントも低下する可能性があります。

さらにシンガポールでは、イベント会場やレストランなどは旧正月の特別価格で提供されており、通常時期よりもコストがかかります。

出張についても避けるようにします。旧正月が終わってからのタイミングで企画するようにしましょう。


5-2.従業員の健康をおろそかにする

特にこの時期だからこそ、従業員の健康にも気を配りましょう。

ホリデーシーズン中の過度な業務量や非現実的な期待は、燃え尽き症候群や不満につながる可能性があります。

従業員が仕事の質を落とすことなく、旧正月の期間を楽しめるよう、それぞれの業務量を把握し、バランスを取っておくことをおすすめいたします。


6.最後に

今回は、旧正月の時期に企業が意識しておきたいしきたりと、避けた方が良いことについて詳しくお届けしました。

シンガポールの1年の中でも最も大きな行事と言っても過言ではない旧正月。

文化を受け入れ、尊重することは前向きな企業風土・文化の醸成、従業員のエンゲージメントにも繋がります。

ぜひご参考くださいませ。

皆様にとって、さらなるビジネスの発展と繁栄の一年になりますようお祈り申し上げます。

お困りごとがございましたら、お気軽に弊社のリクルートメントアドバイザーまでご相談ください。

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