ヒューマノイドロボットが現実の戦力になる?!CES 2026が示した「働き方」の転換点とは

こんにちは。

リーラコーエンシンガポール マーケティング担当の野上です。

人手不足や生産性向上への対応、AI活用の現実化など、シンガポールを取り巻くビジネス環境はここ数年で大きく変化しています。

これまで「未来の話」として語られてきたテクノロジーが、いまや大きな経営判断や現場の運営に直結するテーマとして突きつけられる場面も増えてきているのではないでしょうか。


先日、世界最大級の家電・テクノロジー見本市である「CES (Consumer Electronics Show) が米国ラスベガスにて行われました。

CESは毎年、最新技術の動向を知る場として注目されていますが、今年は特に今後の働き方や人材戦略に直結する技術が多く紹介された点が印象的でした。

なかでも大きな注目を集めたのが、AIとロボティクスの融合によって現実味を帯びてきた、フィジカルAIを搭載した「ヒューマノイドロボット (人型ロボット) 」です。

今回は、そんなヒューマノイドロボットについて、そしてシンガポール労働市場での展望について詳しくお届けしてまいります。


【関連記事】シンガポールのAI戦略2.0:「人を最優先」にしたAI活用で企業と働き手に求められるものとは

【目次】
1. そもそも、ヒューマノイドロボットとは?
2. ヒューマノイドロボットが「近未来の戦力」として示されたCES 2026
3. シンガポールの労働市場にとっての意味
4.「なくなる仕事」ではなく、「変わる仕事」
5. 2026年、シンガポール企業が重視するスキルとは
6. 最後に


1. そもそも、ヒューマノイドロボットとは?

ヒューマノイドロボットとは、AIを搭載し人間のような物理的な「身体」を持って現実空間で行動できるロボットを指します。

その中でも、今回のCESで注目されたヒューマノイドロボットは、フィジカルAIを搭載しているもの。

従来のAIは、ソフトウェア上での判断や分析、予測を主な役割としてきた一方で、ヒューマノイドロボットに搭載されている「フィジカルAI」は、実際の環境の中で人や物と関わりながら動作し、状況に応じて判断を下すというものだそう。


このヒューマノイドロボットが近年注目されている背景には、単に情報を処理するAIではなく、これらのロボットが「動く・掴む・運ぶ」といった人の動作を伴う業務まで担える点にあります。

AIが「ただ考える存在」から「現場で行動する存在」へと領域を広げつつあることも顕著な点と言えます。

業界全体の動きは加速しており、これまでに半導体メーカー、家電メーカー、ロボティクス専門企業、自動車メーカーなど、これまで異なる分野で事業を展開してきた企業が次々と参入しているよう。

技術開発から実装までを支えるエコシステムが形成されつつあることが、CESでも示されました。


その一方で、実用化に向けては様々な課題があります。

たとえば、一台あたりにかかる製作コスト、また指先の細かな動きや不規則な環境下でも安定して動作する制御技術、長時間稼働を可能にするバッテリー性能など、技術面での改善は引き続き求められているそう。

また、人と同じ空間で稼働する以上、予期せぬ動きによる事故を防ぐための安全性確保も欠かせません。


2. ヒューマノイドロボットが「近未来の戦力」として示されたCES 2026

CES 2026では、概してヒューマノイドロボットは一過性のトレンドではなく、長期的な産業テーマとして位置づけられ始めていることが示されたといっても過言ではありません。

会場では、歩行や荷物の持ち運び、職場内の自律的な移動に加え、生成AIを活用したリアルタイムの判断や、人と安全に協働するための制御技術も実演され、今後「近い将来」での企業活動への影響を具体的にイメージさせるものでした。

では、こうした変化は、私たちがビジネスを行うシンガポールの労働市場においてどのような意味を持つのでしょうか。


3. シンガポールの労働市場にとっての意味

シンガポールでは、慢性的な人材不足に加え、事業コストの上昇や労働力の高齢化といった課題が顕在化しています。

在星日系企業にとっても、「人を増やす」だけでは事業を維持・拡大しにくい状況が続いています。


そのような環境のなかで、AIや自動化は、試験的に導入するものから、事業運営を支える前提条件へと位置づけが変わりつつあります。

ヒューマノイドロボットは特に、製造業や精密工学、物流・倉庫管理、ファシリティ・マネジメント、医療・介護補助、ホスピタリティやサービス業など、人材確保が難しい分野での活用が期待されています。

これらの分野において、ロボットは人の仕事を奪う存在というよりも、身体的負担を軽減し、業務の安定性を高める存在として捉えられています。

その結果、人はより付加価値の高い業務や判断を担うことが可能になるという期待が込められていると言えます。


4.「なくなる仕事」ではなく、「変わる仕事」

グローバルな採用動向を俯瞰すると、人の仕事で影響を受けやすいのは繰り返しの多い身体作業や、動線や手順があらかじめ決まっている業務、そしてケガや疲労のリスクが高い作業です。

具体的には、倉庫内作業の補助やライン作業の支援、機材の取り扱い、施設の巡回や監視といった業務が挙げられますが、その一方で、こうした変化と同時にロボットの稼働を管理・監督する担当者や、AI・自動化を業務に組み込むコーディネーター、人と機械の協働を設計する専門職、保守やシステム統合を担う技術者など、新たな役割も生まれています。

シンガポールがこれまで一貫して掲げてきた「Job Transformation (職務転換) 」の考え方と、ヒューマノイドロボットの導入は親和性も高く、雇用の在り方を進化させる取り組みとして位置づけることができるでしょう。

 

5. 2026年、シンガポール企業が重視するスキルとは

ヒューマノイドロボットが今後企業活動へと入り始めることで、企業が人材に求めるスキルにも変化が見られるでしょう。

今後は、AIを前提とした業務フローに柔軟に適応できる力や、デジタル・データに対する基本的な理解、業務改善を意識したプロセス思考が、これまで以上に重要になっていくことが予想されます。

あわせて、安全やコンプライアンスへの意識、人とAIの橋渡しを担うコミュニケーション力も評価されるポイントとなります。

専門的な技術力は引き続き重要である一方で、学び続ける姿勢や問題解決力といった「変化への強さ」が、採用における大きな差別化要因になりつつあるのではないでしょうか。


6. 最後に

今回は、CES 2026で紹介されたヒューマノイドロボットについて、そしてこの流れが与えるシンガポール労働市場への影響について詳しくお伝えしてまいりました。

CES 2026は、ヒューマノイドロボットが遠い未来の話ではなく、働き方そのものを変える現実的な選択肢になりつつあることを示しました。

シンガポールにおいても、テクノロジーをどのように取り入れ、人とどのように共存させていくかが、今後の企業競争力を左右する重要なテーマとなりそうです。


変化のスピードが加速する今だからこそ、技術そのものだけでなく、それを使いこなす「人」への投資が、これまで以上に問われていくのではないでしょうか。

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