COMPASSポイント取得に必須!学歴審査会社12社を発表【シンガポール就労ビザ】

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールの平林です。

 

いよいよ9月から始まるEP取得のためのCOMPASS制度。

以前のブログでお伝えした通り、学歴項目におけるポイント取得には卒業資格のバックグラウンドチェック(Verification)が必要です。

このバックグラウンドチェックとは、現状MOMが指定する第三者機関(専門の審査会社)によって行われており、MOMは先日新たに計12社の審査会社名を発表しました。

更には、上記審査会社へ依頼する他、2つの審査方法があると発表しております。

今回はその内容をもとに、COMPASS学歴項目ポイント取得におけるバックグラウンドチェックについて詳しくご紹介いたします。

 

【目次】
1. 学歴項目ポイント取得に必須!3つの卒業資格の審査方法
2. 厳選されたバックグラウンドスクリーニング12社とは
3. 実施内容と今後の雇用主へのサポート

 

1. 学歴項目ポイント取得に必須!3つの卒業資格の審査方法

現在EPを申請する雇用主は、すでに候補者の学歴の信頼性を保証する責任があります。

また、前回発表されたとおり、COMPASSフレームワークに基づいて新規EPを申請する雇用主は、2023年9月1日以降ディプロマレベル(短大相当)以上の資格の場合、審査証明(Verification)を提供する必要があります。

今回、MOMは審査会社へ依頼する他にも2つの審査証明取得方法があると発表しております。次の3つの方法をご確認ください。

  1. 厳選された審査会社へ依頼
  2. 各国の政府または教育機関のオンライン認証ポータルを利用
  3. 教育機関によって発行され、OpenCertsポータルを通じて検証されたデジタル証明書

2の各国政府または教育機関のオンライン認証ポータルについては、まだ詳細は発表されておりません。

3のOpenCertsとは、シンガポールの教育機関が学位証書をブロックチェーン上で発行しているシステムとなり、現状はシンガポールにある教育機関(SkillsFuture含む)のみ該当するため、国外の卒業証明は当ポータルサイトでは検証不可となります。

また、以前のブログにも記載した通り、学歴項目でポイントが必要な申請の場合のみ卒業証明の審査証明書の提出が必要となります。

尚、既存EPの更新の際は2024年9月1日以降適用となり、一度でもCOMPASSに基づいてEP申請が承認された場合は、その後の更新ではバックグラウンドチェックの必要はありません

 

2. 厳選されたバックグラウンドスクリーニング12社とは

6月30日の発表によると、MOMと第三者パートナー、並びにHR協会で構成される委員会は、新規EP申請をサポートするCOMPASS制度に向けて、雇用主に対して候補者の学歴を確認するサービスを提供する審査会社12社を選出しました。

以下が厳選された審査会社12社となります。

広範囲の国/地域の資格審査可能な会社:

特定の国/地域の資格審査可能な会社:

上記12社は、シンガポール、日本、マレーシア、米国、英国を含む世界中で事業を展開しており、教育資格の真正性チェックや教育機関の認定チェックに豊富な実績があります。

また品質検証チェックとサービス基準が満たされていることも実証済と発表しております。

尚、上記企業のリストは定期的に見直しが行われるそうですので、最新情報は随時MOMのサイトをご確認ください。 

 

3. 実施内容と今後の雇用主へのサポート

上記の通り、雇用主はCOMPASSフレームワークのもとEPを申請する際に、候補者の資格証明を1度でも確認していれば、その後の更新時に審査証明を再提出する必要はありません。

審査依頼の手数料は通常30ドルから60ドルの範囲となり、ほとんどの審査期間は1~2週間以内となります。

詳細につきましては、各審査企業のWebサイトでご確認ください。

雇用主は事前にその候補者に対して学歴項目のポイント取得が必要かどうかの計画を立て、バックグラウンドチェックに必要な時間を採用スケジュールに織り込む必要があります。

また、MOMは新規フレームワーク導入に伴う雇用主のための労働力計画と雇用をサポートするためのCOMPASSガイドも作成中とのことです。

当ガイドブックには、EP申請における注意事項や採用および申請プロセスの計画についてのヒントが記載されているそうです。

以前のブログでもお伝えした通り、現在雇用主はmyMOM ポータルのWorkforce Insightsツールにて、COMPASS基準の「国籍多様性」および「ローカル比率」に関する自社のスコアを確認することができます。

まだご確認いただけていない企業担当者の方は、ぜひCOMPASS開始前にご確認いただくことをおすすめいたします。

 

最後に

今回はCOMPASSの学歴項目のポイント取得に必須な学歴証明の取得方法と新たに発表された12社について記載いたしました。

シンガポール全国雇用主連盟 (SNEF)のエグゼクティブディレクターであるシム・ギム・グアン氏は「このバックグラウンドチェックにより、雇用主の採用コストの増加や採用遅延がなくなる」と発表しております。

初回申請時にバックグラウンドチェックを依頼する工数はかかるものの、データはMOMのシステム上に正式なものとして登録されるため、将来的な工数は省けるかと思います。

またCOMPASSフレームワークを通じてEP審査項目が明確化することで、事前の採用計画も立てやすくなり、よりスムーズな採用が可能となります。

私も含め、新制度に慣れるための時間は必要かと思いますが、ぜひこのタイミングで今後1~2年後の採用計画について社内で話し合う機会を設けて頂ければと思います。

またシンガポールでの人材採用やビザ申請に関するお問い合わせは、お気軽にこちらからご連絡くださいませ。

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