こんにちは。

リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

2023年も折り返し地点が過ぎ、シンガポールの街中は今やすっかりコロナ禍以前の活気が戻った印象です。

チャンギ空港の今年上半期の利用率もコロナ禍以前の2019年の9割まで回復したとのニュースもありましたが、街を歩いていても海外からの観光客が目に見えて増えていることが分かります。

「変わらぬ日常」のありがたみを感じながらも、この数年に起こった様々な変化に想いを馳せる日々です。


ことに、ビジネスシーンにおいてはコロナ禍を受けて顕著に変化が見られました。

リモートワークなどの従業員の働き方の変化から、不安定な国際情勢や経済状況、AIやDX推進による組織構造の見直しなど、多くの課題も見られました。

人材市場においても2023年7月現在も継続している売り手市場を受け、「優秀な候補者が他社へ流れてしまう」「そもそも希望する条件に合った人材が見つからない」などの声を企業様より多数伺っております。

この流れは今後緩やかに改善される見通しはあるものの、しばらくは継続される見込みです。

また、いよいよ9月から開始のCOMPASS制度を受け、自社の人員構成や今後の駐在員の在り方の見直しを迫られ、改めて採用へのハードルを感じる企業様もいらっしゃることと思います。

そのようななか、人材不足解消の糸口はあるのでしょうか。

今回は、最近多く寄せられる企業様からのご相談への解決方法について、3つのポイントをご紹介いたします。

採用活動におけるヒントの1つとしてご参考になれば幸いです。

【目次】
1.福利厚生・手当の見直し
2.業務委託契約によるアウトソーシング
3.ジョブ・ディスクリプション（求人票）の見直し
4.最後に

1.福利厚生・手当の見直し

まずは、自社における既存の福利厚生および手当の見直しを検討されることをおすすめいたします。

コロナ禍を経て、特に従業員の働き方や生活を守る福利厚生や手当を充実させることは、優秀な人材を獲得することだけではなく、自社従業員を維持する観点からも重要視すべき点であると言えます。

一方で、昨今のインフレにおける駐在員の手当の処遇についてはお悩みの方も多いと思います。

弊社が昨年末から年明けに渡り行った日系企業様に向けた調査によると、現在付与している主な駐在員手当は以下のとおり多種にわたりました。
 

※出典:2022年日系企業様動向アンケートより
(調査期間：2022年12月28日～2023年1月18日、回答社様数:167)

特に80%以上の企業が健康診断や海外旅行保険を付与しており、 健康・安全に関わる手当を優先的に導入しています。

また、半数以上の企業が、赴任・帰任手当、一時帰国手当、海外勤務手当、転勤時の輸送費 、家賃負担、現地税会社負担 、単身赴任・留守宅手当などの生活に関わる手当を導入していました。

これまで一度も福利厚生や手当の見直しを行ったことがない場合は、ぜひこの機会に見直しを検討されてみてはいかがでしょうか。
 

2.業務委託契約によるアウトソーシング

とりわけ昨今の状況下では、具体的なスキルセットが必要となる職種が決まっている場合、ポストに応じたスキルを持つ候補者を自社で1から探す場合、かなりの労力や時間がかかることが予想されます。

また、急な欠員によって募集をかけているが、3カ月以上ポストが埋まらない、といった企業様の声も耳にします。

このような際、求人や採用に手間と時間をかけずに業務委託によるアウトソーシングという選択肢もご検討されることをおすすめいたします。

最近、弊社では、人材派遣サービスを開始いたしました。

派遣スタッフの雇用契約書の準備から勤怠管理、給与計算、CPFの支払いなどを弊社で行うことで、必要なときに必要な人材の活用がすぐにできるようにお手伝いいたします。

繁忙期のスタッフ補充や緊急時の人材配置だけでなく、長期雇用スタッフへの対応も可能です。

詳細はぜひお問い合わせくださいませ。

3.ジョブ・ディスクリプション（求人票）の見直し

最後のポイントは、求人票に掲載する情報の見直しを行うことです。

欠員ポジションの採用を行う際、多くの場合、前任の従業員のスキルセットや就労条件をそのまま求人票へ反映することが一般的です。

一方で、マーケットが刻一刻と変化している中、以前と全く条件で同じような人材を採用することは至難の業です。

後任となる候補者のこれまでの経験やスキルによって、業務内容の変更を行うことが必要になる場合も充分に想定されます。

求人票を作成する場合は、ぜひ一度最新のマーケットを念頭に置き、「給与が見合っているか」「スキルセットのベースラインはどこにあるか」などを社内ですり合わせの上、作成していただくことをおすすめいたします。

4.最後に

今回は、人材不足解消のための3つのヒントについてお届けしました。

今後もしばらく続いていくとされるシンガポールの売り手市場。

COMPASSも相まり、課題をお抱えの企業様も多くいらっしゃるかと思います。

今回ご紹介した最新市場動向から人材派遣サービス、そして事業課題をエキスパートに相談ができるインタビューをセッティングさせていただくエキスパート・ソリューション・サービスなど、様々な場面で弊社にてお力添えをさせていただければ幸いです。

お困りの際には、お気軽にご相談くださいませ。

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日系の人材紹介会社リーラコーエン シンガポールは、2011年の創業以来アジア8カ国と12の地域に広がる幅広いネットワークと繋がりを活かし、様々な業界の人材と企業とのマッチングを実現しています。

人材のご紹介を始め、ビザ申請代行や求人情報掲載代行など、幅広いサービスをご提供しております。

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また、求職者様にはシンガポールでのフルタイムやパートタイムでのお仕事紹介だけではなく、お一人おひとりに合わせたキャリア構築・面接対策などを無料で承っております。

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