ついに11人目の感染が確認!新たな感染病、サル痘について

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールの平林です。

 

2022年7月27日、シンガポールで11人目のサル痘感染者が報告されました。 

11人目となる感染者の感染経路は現時点では不明です。

現在は国立感染症センターにて治療中となり、容態は安定しているそうです。

各国でも話題に上がりつつある新たな感染症、サル痘とは一体…。

今回は現時点での情報をもとに、サル痘についてまとめました。

 

【目次】
1. サル痘と各地の現状について
2. サル痘の症状について 
3. サル痘の治療方法
4. 感染経路と予防対策
5. 感染が確認されている地域への渡航について

 

1. サル痘と各地の現状について

サル痘とは、サル痘ウイルスの感染によって引き起こされるウイルス性疾患(急性発疹性疾患)です。

中央アフリカと西アフリカの一部で流行しており、野生動物を狩猟、消費する農村地域に多く発生しています。

サル痘の症例は、海外旅行や動物の輸入に関連しており、アフリカ国外でも報告されています。

2022年5月以降、世界のいくつかの地域でサル痘の症例が報告されており、サル痘流行国への旅行歴がない方に発生した症例も含まれており、濃厚接触または直接接触によって誰でも感染する可能性があると報告されています。

サル痘に関するWHOの最新情報については、こちらからご確認ください。

 

2. サル痘の症状とは

サル痘は通常、発熱と発疹を伴う限定的な病気となるのですが、深刻な合併症や死亡に繋がる可能性もあります。

以下の症状は、一般的に感染初期に見られる症状です。

  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 腰痛
  • リンパ節の腫れ
  • 寒気
  • 一般的な疲労感

上記の初期症状から病状が進行するにつれて、感染者は発疹を発症します。

多くの場合、顔から始まり、手のひらや足の裏など、体の他の部分に広がります。

皮膚病変は、多くの場合、最初は斑点として現れ、丘疹、小胞、膿疱、痂皮、およびかさぶたへと連続して進行します。

症状は感染後、5~21日(潜伏期間)以内に現れることが多く、感染力は発熱から皮膚病変がかさぶたになるまで続きます。

 

3. サル痘の治療方法

サル痘の症状は、通常14〜21日以内に自然に治まります。

残念なことに、サル痘感染に有効だと証明された治療法やワクチンは未だないそうですが、治療は通常、対症療法と支持療法の双方が行われます。

サル痘の予防と治療に使用するためのワクチンや抗ウイルス薬は、現在研究開発中となり、米国では天然痘に有効な抗ウイルス薬の試験的投与が承認されているそうです。

 

4. 感染経路と予防対策

感染した動物、感染した人、または汚染された環境を介してウイルスと密接に接触することで感染します。

動物からヒトへの感染は、感染した動物の咬傷や引っかき傷、野生動物の狩猟、または感染した動物の血液、体液、皮膚や粘膜の病変との直接接触により発生する可能性があります。

人から人への感染は、飛沫感染、または血液、体液、病変物質との物理的な接触を介して発生する可能性があるそうです。

予防対策としては、発熱、皮疹がありサル痘が疑われる場合はマスク着用、手洗いが有効です。

またリネン類からの感染報告もあるため、使用したリネン類や衣類は手袋などを着用して直接的な接触を避けることが大切です。

また上記初期症状が発見された場合は、速やかに医療機関へ相談することをおすすめします。

 

5. 感染が確認されている地域への渡航について

渡航者は警戒を維持し、MOHは以下の予防措置を講じることを強く勧めています。

  • トイレ後や手が汚れた時は頻繁に手を洗うなど、衛生管理を心がける

  • 感染した人や動物の皮膚病変や、感染した人が使用した衣服やリネン(寝具やタオルなど)などとの直接の接触を避ける

  • ウイルスを保有している可能性がある野生動物との接触や、野生動物の消費を避ける

  • 特にサル痘の感染が確認されている地域からの帰国者は、帰国後3週間以内に何らかの病気の症状(高熱、リンパ節の腫れ、発疹など)が発症した場合は、直ちに医師の診察を受ける必要があり、直近の渡航歴を医師に知らせる必要がある

  • 世界的な状況を考慮し、旅行先での病気の発生や旅行リスクなど、常に最新情報を入手すること

再度、サル痘に関するWHOの最新情報については、こちらをご確認ください。

 

最後に

今回は新たな感染病、サル痘について最新のMOHからの情報をまとめてみました。

コロナの波もまだ収まりきらない中、新たな感染病の報告に戸惑う方も多くいらっしゃるかと思いますが、引き続き基本的な感染予防策の行使が有効となります。

気兼ねせず、自由に海外旅行が楽しめる日が近く来ることを願いつつ、またサル痘に関する最新情報があればお伝えできればと思います。

 

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