シンガポール転職は難しい?挑戦するなら今がチャンスかも

 

こんにちは。リーラコーエン シンガポールのLisaです。

英語を使って、シンガポールで働いてみたい・キャリアアップしたいとお考えの方もいらっしゃるかと思います。

 

シンガポールでの転職条件やビザ状況について、まとめてみました。

日本人がシンガポールで就業するための条件を詳しく説明していきます。

 

【目次】

1.  シンガポールにある企業や採用の特徴

2.  日本人がシンガポールで働くための転職ビザ条件

3.  シンガポール転職を左右するポイント3つ

 

シンガポールにある企業や採用の特徴

シンガポールにある日系企業の数・業界

2020年時点で、シンガポールに進出している日系企業の数は822社。※ジェトロ(日本貿易振興機構、JETRO)調べ

 

主な業界の分野は以下の通りです。

・エレクトロニクス分野:東芝や松下ディスプレーテクノロジーなど
・化学・石油化学分野:三井化学など
・バイオメディカル分野:中外製薬・三井物産など
・家電、IT機器など
・サービス分野:キャノンなど


その他、地域統括本部としてシンガポールに展開している企業も多くあります。

大手企業はもちろん、ユニコーン企業やさまざまな企業が、東南アジア進出のための地域統括本部をシンガポールに配置しています。

 

シンガポールにあるMNC(多国籍企業)の特徴・業界情報


シンガポールの対外投資は1980年代から開始されており、

もともとロンドンにあった本社をシンガポールにうつした農産物商社のオラム・インターナショナルや

不動産会社であるキャピタルランド、通信のシンガポールテレコムなどがあげられます。



中でも多国籍化が進んでいるのは、シンガポールテレコムです。

もともとNTTのような政府系機関だったのですが、今では海外での利益の方が大きいのが特徴です。

 

そもそもビジネスでは英語がよく使われます。

仮に日系企業だったとしても、今後の拡大や展開に向けて英語が必須であることはいうまでもありません。

 

シンガポールでの採用背景や課題とは?


シンガポールで勤めている日本人の多くは就労経験があり、経験を活かした職についていくケースが多いです。



新型コロナウイルスの影響により採用活動を中止している企業もありました。

しかし、ビザや契約の切り替えのタイミングでの解雇など…

求職者の数は常に一定数以上いらっしゃる状況です。


そのため、どの企業でも求人倍率が高くなっているため、より企業のニーズにあった人材が求められるのです。

もちろん新卒や未経験業界・業種で挑戦できる求人もございますが、

これまで以上に高いスキルを持つハイクラス人材が求められる傾向が強くなりました。


特に売上に直結する営業や技術を持つエンジニアの求人が増えています。

 

日本人のための転職ビザ条件

ビザ条件


日本人がシンガポールで働くためのビザは
エンプロイメントパス(Employment pass)・エスパス(S pass)・ディペンデントパス(Dependent Pass)の3種類です。



エンプロイメントパス(Employment pass)
通称EPとよばれるビザで、専門職や役職レベルが受け取ることができるビザです。

学歴や年齢、また経験を元に審査されます。

 

ただこの学歴は卒業大学の偏差値を基準にしているのではなく、

シンガポールで活躍された日本人が多い卒業大学という基準です。

ご自身のEPS支給額に関しましては、MOMのSATツールよりご確認くださいませ。

 

また最低収入が、月額4,500シンガポールドル必要となります。

この給料額が実はネックであり、給与を30万円支払う価値のある人しか雇わないということです。


EPを申請できる最低月給が4,500シンガポールドル(およそ35万円)となるのです。

2020年8月までは3,900ドルだったのですが、一気に申請条件が厳しくなりました。


つまり月給35万円稼いでいないと、EPビザは取得できないということになるのです。

このことからもある程度、経験のある人でないとEPビザ取得が難しいことがわかります。

さらに役職者や専門職が優先となります。

 

エスパス(S pass)

EPと比べて学歴や年齢は必要とされず、

シンガポール人を一定以上の数採用している企業に対して使うことの出来るビザです。

 

ただ数に限りがあるため、Spassを利用した求人はEP求人と比較すると少ないです。


ディペンデントパス(Dependent Pass)

EPもしくはS Passの帯同者が取得できるビザです。

DP取得には、配偶者および帯同者のEP保持者の月給が6,000SGD以上など条件があります。



Dependent Passだけでは仕事ができませんが、雇用主からLetter of Consent(LOC)を申請してもらう必要があります。

通常Letter of Consent(LOC)の発行には3週間ほど。

フルタイムはもちろん、短い時間やパートで働く事もできます。


DPは最低給料に決まりがなく、シンガポールの企業としても雇いやすいのです。

すでにビザをもっていて、駐在人の配偶者は日本でキャリアを積んだ人も多いのです。

 

シンガポール転職を左右するポイント3つ

①学歴


シンガポールでの就職・転職における1つのキーとしては、学歴です。



シンガポールは学歴社会で有名ではありますが、判断基準は偏差値の良さではありません。

シンガポールで活躍した日本人が多い出身大学にそれぞれランクがついています。


またシンガポールでは専門性を求めてきます。

例えば。大学などで専門スキルやインターンなどを経験しておくと有利になります。

高い専門性をもっていると、より可能性が増えます。

 

②ご年齢


シンガポールのビザに、年齢制限はありません。

ただ同じスキルであれば若い方がEP支給額が少ないので有利。

もしシンガポールでの転職を考えているのであれは早く挑戦するに越したことはありません。

 

③英語力

シンガポール転職を成功させるには、基本的にビジネスレベル以上の英語は必須となります。

企業や役職によって異なりますが、ビジネスレベルからネイティブ並みの英語力を求めてくる企業もあります。

 

ただ日常会話レベルでも応募頂ける求人もあります。

主に「日系企業向けの営業」「日本語がメインのカスタマーサービス」などが上げられます。

とはいえ、社内ミーティングや経理資料など英語であることがほとんどですので

英語力はどんなポジションでも重要な選考基準になるでしょう。

 

最後に

以上、シンガポール転職の現状でした。

 

英語力・学歴・ご経験…

なかなかハードルは低くはないですが、海外でのキャリアを形成するのには非常にオススメな国です。

ご年齢が上がればあがるほどEPビザの至急最低額が上昇するため、挑戦するのであれば今が最大のチャンスです!

 

例年、旧正月(1月後半~2月前半)の後には、転職マーケットが動く時期です。

逆にいうと、この時期になると多くの人が転職活動を開始するため、競争率があがります。

 

そのため他の人と少し差をつけるためには、

旧正月より少し前のタイミングで求人応募転職エージェントに登録することをオススメしています。

日系の人材紹介会社リーラコーエン シンガポールでは、

シンガポールでのお仕事紹介だけではなく、あなたに合わせた面接対策やキャリア相談など無料で行っております。

納得のいく転職を、日本人キャリアコンサルタントが最後までご支援させて頂きますので、

是非お気軽にご相談くださいませ!

 

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