シンガポールにおける、子どもと新型コロナウイルス最新情報【2022年3月現在】

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

新型コロナウイルスの新規感染者数はとどまるところを知りません。

中でも、12歳以下の子どもの感染が増えています。

保健省(MOH)によると、ワクチン接種は始まっているものの、全ての年代のうち5歳から11歳の年代の子どもの新型コロナウイルス感染率が最も高いそうです。

今回は、シンガポールにおける12歳以下の子どもの感染状況と最新情報をまとめました。

 

関連記事:知っておきたい、シンガポールでの12歳以下の子どもへのコロナワクチン接種について

 

【目次】
1.強い感染力を持つオミクロン株と子どもの感染状況
2.万が一、お子様の感染を疑ったら
3.ワクチン接種最新状況と副反応について
4.最後に
 

強い感染力を持つオミクロン株と子どもの感染状況

先月、オン保健相は全ての年代の中でも、5歳から11歳の子どもの罹患が10万人につき67人の感染率であり最も高いと発表しました。

12月以降だけでもおよそ27,000人の感染が分かっています。

現在のオミクロン株が以前のデルタ株と比べて強い感染力を持つ背景にも触れながら、

小児科ではベッドの数を増やし、入院患者の受け入れ体制を整えているとしていました。

 

3月1日現在、シンガポールにおける12歳以下の子どもの入院患者数は57人です。

また、連日の感染者のおよそ10%強を12歳以下の子どもが占めています。

家庭内感染が前提にありつつ、マスクやソーシャルディスタンスを保つことが難しい年齢であることも相まって、ますます子どもへの感染が広まっています。

学校によっては、消毒のための休園や休校などの対応に追われているという情報もちらほら。

先行きが不透明な中、心配な保護者の方も多いのではないでしょうか。
 

万が一、お子様の感染を疑ったら

万が一、お子様に風邪の様な症状が出て病院の診察(ARTやPCR検査含む)を受けたい場合は、MOH提供のFlu Go Whereの使用がおすすめです。

自宅の郵便番号を入れると最寄りのクリニックがリストアップ表示され、年齢に合った診察を行っている病院をすぐに検索することができます。

クリニックによって診察/検査可能な最少年齢が異なりますので、対象年齢を確認した上で通院するようにしましょう。

現在、一部例外はあるものの、3歳以上のお子様で無症状の場合または症状が穏やかであると医師の診断があった場合は、

MOHのプロトコル2が適用となります。政府の指示に従って在宅療養を行います。

 

また、子どもの新型コロナウイルス治療に特化している公立病院は、

シンガポールの小児科の総本山と言われているKK Women’s and Children HospitalとNUH (National University Hospital)の2院です。

 

KK Women’s and Children Hospital によると、子どもが感染した際の症状は38度以上の発熱、咳、喉の痛み、鼻水や下痢が多いそうです。

元気で食欲があり、意識もしっかりしている場合は自宅での療養で良いとされる一方で、

5日以上熱が下がらない場合や、41度以上の発熱がある場合、その他意識がもうろうとしている、

胸の痛みを訴える、脱水の傾向が見られる場合はすぐに病院へ連れて行くよう促しています。

また、先天性疾患や高血圧がある場合は元気でも病院に行くようにしましょう。

 

感染した子どもの多くの場合は軽症が多く、入院した場合も3日程度で退院するケースが多いそうですが、油断は禁物です。

子どもは体調不良を言葉でまだ上手く伝えることができません。

MOHは、子どもの様子をよく観察し、少しでもおかしいと思ったらすぐに病院に行くよう強調しています。
 

12歳以下の子どものワクチン接種最新状況と副反応データ

政府は、引き続き予防接種効果が感染リスクを上回るとして、5歳以上の子どもへのワクチン接種を呼びかけています。

12月27日から始まった5歳からの子どもへのワクチン接種ですが、先月末現在の接種率は65%、2回目のブースターまで終えた割合は39%でした。

子どもの予防接種が始まった時にトピックスに上がっていた子どものワクチン未接種による行動制限については、これまでに発表はなく、

今後も行動規制をする予定はないとしています。

 

また、MOHは先日、これまでの5歳から11歳の予防接種による重篤な副反応をまとめたデータを発表しました。

これによると、これまで行った238,253本のワクチン接種のうち、10件でてんかんや虫垂炎、血圧低下やアナフィラキシーショック、

肝機能異常や血管肥大などの重篤な副反応が見られたそうです。

発生確率でいうと0.004%、これは12歳以上のワクチン接種においても同様の数字だそうです。

また、重篤な副反応以外では、発熱や発疹、動機や息切れに関する反応が280件ほど見られたそうです。

こちらも発生確率は0.12%で、12歳以上の数値とほぼ変わらないとしています。
 

最後に

今回はシンガポールにおける12歳以下の子どもの感染と、予防接種についての最新情報をお届けしました。

現在、感染者の急増を受け、時間外診療を行っているクリニックや検査施設、週末の電話診療など様々なサポートを受けられるシンガポール。

感染したことが分かり、症状が穏やかでもパニックになり救急へ駆け込む人が目立ち、政府は本当に一刻も早い治療が必要な患者への配慮を促しています。

私自身も幼稚園に通う3歳の息子が万が一感染したら、と考えると日々心配は尽きませんが、

子どもの様子をしっかり観察し、冷静な判断を心がけたいと感じました。

なお、新型コロナウイルスの最新情報についてはMOHのホームページをご確認ください。

 

本記事が、皆様のご参考になれば幸いです。
 

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