こんにちは。

リーラコーエン シンガポールの平林です。

 

あっという間に師走ですね！

季節を感じさせないシンガポールですが、

クリスマスツリーやデコレーションを見ると、年の瀬を感じソワソワしてしまいます。

 

街が忙しくなるこの時期、人材紹介会社もひそかにこれからの準備を始めております。

今は求人的には閑散期と言われる時期ですが、実は求職者様からの登録が一番多いのが12月なのです！

 

なぜ人は年末に動き、どのように年明けを迎えるのか!?

今回はシンガポール転職市場におけるベストな登録時期と転職タイミングをご紹介いたします。

 

目次

1. シンガポールの転職スピード

　１-１. 面接回数とプロセス期間

　１-２. エージェント登録のタイミング

2. 年間の求人数の推移

　2 -１. Notice Periodとの関係性

　2 - 2. 2021年12月現在の求人数と今後の予想

 

1. シンガポールの転職スピード

まず初めにシンガポールの転職スピードについてご説明します。

 

多くの方がご存知の通り、シンガポールの転職スピードは日本と比べるとかなり早く

応募から内定まで早くて2週間、平均して約1か月程度となります。

 

１-１. 面接回数とプロセス期間

面接回数はジュニアレベルのポジションで1～3回、

シニアレベルでも2～4回程度となり、面接の間隔もあまり空けずに行います。

 

特に欠員募集の場合は、引継ぎ期間も考慮して更に早い選考が予想されます。

 

調べによると、89％のシンガポール人は選考プロセスが4週間以上に渡ると、

仮にその企業からオファーが出たとしても承諾しないそうです。

（元ソースはこちら)

前回のアンケート結果の通り、

「選考プロセスのスピード」＝「企業の採用意欲」と捉える方が多いのかもしれません。

 

企業様によっては1回の面接時間を2つに区切り、

最初の30分は担当部署の責任者と、後半30分は人事との面接を調整されるケースもあります。

複数のプロセスを1コマにまとめることにより、双方の時間の短縮、効率化に繋がります。

 

１-２. エージェント登録のタイミング

一般的に旧正月前後(1月後半～2月初旬)にかけて求人数が増えるとされておりますので、

上記のプロセスから逆算すると、年明けからの登録でも間に合うのでは？と考える方もいらっしゃるかと思います。

 

もちろん年明けからでも間に合うのですが、

多くの求職者様はAWS(政府が推奨する固定賞与)や業績賞与が支給される12月を皮切りに

エージェントへ登録を開始し、より早くマーケット状況や求人内容をチェックされております。

 

できれば登録や履歴書の準備は年内に対応して、年明けからの活動に出遅れないように備えておきたいところです。

 

特に現職の方は、可能であれば年内に登録を済ませ

年末年始のタイミングで、今後のキャリアについてじっくり考える時間を確保してみるのも良いかもしれません。

後回しにしがちな履歴書のアップデート等、まとまったお休みのタイミングがチャンスです！

 

2. 年間の求人数の推移

求人数のピークは毎年旧正月前後となり、日本人向け求人の場合は

3月～5月までなだらかに推移し、1年の後半は落ち着きを見せます。

 

2 -１. Notice Periodとの関係性

その理由は企業の平均的なNotice Period(退職通知期間)が1か月となり、

多くの方が以下のスケジュールで動かれるためです。

 

【転職スケジュール】

12月 : 転職活動開始

1月中旬～下旬 : 内定 → 退職通知(※企業はこのタイミングで人材募集を開始) 

2月中旬以降 : 退職、転職先へ入社　

 

企業様は現職の方の退職通知を受けて、人材募集を開始されますので、

毎年1月下旬～2月初旬の旧正月時期にかけて、求人数が一気に増えると言われているのです。

 

2 - 2. 2021年12月現在の求人数と今後の予想

最後に現在の求人動向をお伝えいたします。

実は今年に入って求人数は継続的に上昇しており、2021年11月中旬時点では

通常1年のピークと言われる2021年旧正月時期の求人数の2.5倍にまで回復しております。

 

新型コロナウイルスの影響により、2020年～2021年前半は例年とは異なり求人数は落ち込み気味でしたが、

ワクチン接種率の上昇を受け、例年とは異なる求人推移を見せております。

 

2021年12月現時点では11月と比べると少し減少傾向にあり、

今月いっぱいは落ち着きをみせるかもしれませんが、

年明けから旧正月にかけてまた一気に求人数が増えることが予測されます。

 

もしご転職をお考えの方は、今年は気持ちお早めにエージェントへご登録することをおススメします。

 

最後に

今回はエージェントへの登録時期とベストな転職タイミングについてご紹介いたしました。

新たな1年を迎えるにあたり、何かと忙しいこの時期ではございますが、

今後のキャリアを踏まえて、今年中にできることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

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