シンガポールのユニークな福利厚生7選
こんにちは。
リーラコーエン シンガポールの平林です。
シンガポールでは先日、大手食品配達会社3社が協力してデジタルプラットフォームの業界団体の立ち上げを発表しました。
その背景には、従業員の健康と安全を目的とし、労働者保護法の変更を後押しするという役割があります。
今後は、従業員の健康と安全に関するベストプラクティスと原則を組み込んだ、業界の行動規範を導入する予定です。
こうした企業の取り組みは、コロナパンデミック以降続く求職者優位のマーケットの中でも継続的な候補者獲得に繋がっております。
今では当たり前になったリモートワークやハイブリッドワークなど、様々な新しい働き方や福利厚生が誕生し、新たな企業の魅力となっています。
そこで今回は、シンガポールのユニークな福利厚生についてまとめてみました。
1. そもそも福利厚生とは
福利厚生とは以前の記事でもお話しした通り、賃金やボーナスといった基本的な労働条件とは別に、企業が従業員やその家族に対して提供するものです。
企業側からするとコストや運営工数がかかる一方で、従業員満足度や定着率の向上、採用力アップにつながります。
一般的には法的に定められている福利厚生(有給休暇、病気休暇等)は入社後3か月以降に適用されますが、雇用契約書上の規定に従って適用されます。
シンガポールではTAFEPが定めるEmployee Support Schemesという推奨例があるほど、福利厚生の充実に力を入れております。
その内容は、失業率を意識するだけでなく、既存の従業員とその家族に対する感謝や健康を考慮した点が特徴的です。
2. ユニークな福利厚生7選
企業により福利厚生の種類は様々で、それが企業カラーや採用ブランディングに直結するケースも多くあります。
その中でも今回は7つのユニークな福利厚生をご紹介いたします。
① アニバーサリー休暇
最近では単純に有給休暇日数を増やすのではなく、従業員のニーズに沿った休暇を支給する会社が増えております。
中でもバースデー休暇やハネムーン休暇など、すでに多くの会社で導入されているのではないでしょうか。
アニバーサリー休暇はより自由度が多い休暇で、例えば結婚記念日や子どもの誕生日に取得される方もいるそうです。
社員のライフイベントを支援できる福利厚生は会社の大きな魅力ですよね。
② フレキシー手当
年間決められた金額内で従業員が自由に使える手当です。
弊社でも今年度より導入しており、業務に関係する範囲で使い道は個人に委ねております。
自身の成長のために資格取得やスクール費用に充てるメンバーもいれば、ブルーライトカットの眼鏡を新調するという社員もおり、人それぞれ好みが出て面白いです。
こうした従業員にある程度自由度がある福利厚生は利用する楽しみがあり、より喜ばれるかと思います。
③ テイクアウトフード手当
企業が内部または外部のベンダーと提携して、従業員とその家族へテイクアウトの食品サービスを提供するという福利厚生です。
共働きが多いシンガポール、従業員が勤務後に食事を準備する時間を支援するために取り入れる会社があるそうです。
コロナの影響もあり、テイクアウトや食品配送サービスの需要が高い今、こうした福利厚生はありがたいですよね。
また食べ物だと「フルーツデイ」と称して果物が無料で支給される日やオフィスに常置する企業もあります。
従業員の健康的なライフスタイルと良い食習慣の促進を目的とした取り組みです。
④ ランチタイムスワップ制度
フレキシブルな働き方が多く取り入れられている今、ランチタイムも毎日1時間とは限りません。
忙しい日は30分の短い昼食、何か用事がある日は1時間30分の長い休憩を取る等、昼休み中の個人的なニーズや要求に併せて柔軟に取得可能となります。
特に在宅勤務の場合はオフィス勤務時とは異なり、まとまった昼食時間を取れない方も多くいらっしゃるかと思います。
ランチタイムにも気を配り、社員の健康を管理するのも企業側の大きな役目なのかもしれません。
⑤ 授乳サポート制度
産後数か月で職場に戻る女性社員向けに、母乳育児に優しい文化の促進や柔軟な授乳休憩の取得、個室の提供などを推進した制度です。
職場でこのようなサポートが受けられることで、産後の職場復帰率向上にもつながります。
授乳室にはソファの他にも搾乳機用のコンセントや冷蔵庫、お湯、流し台などが完備されています。
こうした制度を導入していることで、今後出産を予定する社員にとっても安心感につながるかと思います。
⑥ ファミリーデイ
従業員が家族、子どもを職場に連れて来ることができる日です。
これにより家族サービスだけでなく、従業員の子どもたちにとっても親の仕事をよりよく理解することができます。
一般的には子供向けの映画やマジックショー、ランチ交流会などがあるそうです。
弊社の日本本社でも年に数回程度、従業員の子ども向けのイベントを開催しており、自分の名刺を作って交換するなど疑似就業体験などを実施しております。
親と同じことができて子どもたちは大喜び!家族同士の交流は、従業員同士のチームボンディングにもつながります。
⑦ 介護サポート、補助制度
日本に次いで高齢化が進むシンガポール、介護サポート/補助制度を導入する企業もあります。
高齢者介護センターや介護サービス提供者との取り決めにより、勤務時間中の従業員の親が介護サポートが受けられる、または一部保障が受けられる制度です。
子どもだけでなく、親の世代にも福利厚生の幅を広げることで、従業員の仕事に対するモチベーションとエンゲージメントアップにもつながります。
3. 最後に
今回はシンガポールのユニークな福利厚生についてまとめてみました。
他にもシンガポール動物園やセントーサ島の入場料が無料になる福利厚生もあるそうです!
従業員だけでなく、その家族や友人なども対象に含まれるのはありがたいですよね。
ぜひこの機会に一度、自社の福利厚生を見直してみてはいかがでしょうか。今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
また人材や採用に関するご質問やお問合せは、お気軽にご連絡いただけますと幸いです。
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