【2025年版】シンガポール中秋節完全ガイド ムーンケーキの贈り方と楽しみ方
こんにちは。
リーラコーエンシンガポール マーケティング担当の野上です。
先月、シンガポール独立60周年を祝うナショナルデーが華やかに幕を閉じましたね。
季節感の少ない当地では、開催されるイベントで季節を感じているという方も多いのではないでしょうか。
私は毎年、ナショナルデーが終わると、年末へのカウントダウンが始まったといつも感じていますが、皆様はいかがですか。
さて、そんな中、毎年ナショナルデーの次にやってくるイベントとして街を賑わせるのは「中秋節(Mid-Autumn Festival)」です。
シンガポールは多民族国家ならではの文化的多様性に富み、年間を通してさまざまな祝祭が開催されます。
中秋節は、その中でも中国文化をルーツに持ちながら、シンガポールならではの形に発展してきた行事であり、ビジネスシーンにおいても重要な贈答文化のひとつとして位置づけられています。
そこで今回は、2025年版として中秋節の歴史や伝説、街の風景、最新のイベント情報に加えて、企業の皆さまにとっても関わりの深い「ムーンケーキ商習慣」や「贈答時の注意点」についてご紹介してまいります。
【目次】
1.中秋節とはどんなお祭り?
2.中秋節の伝説と象徴
3.シンガポールで楽しむ中秋節2025
4.ビジネスに根付くムーンケーキ商習慣
5.ムーンケーキ購入の際の注意点
6.2025年最新!おすすめムーンケーキ情報
7.最後に
1.中秋節とはどんなお祭り?
中秋節 (中国語:中秋节 / Zhōngqiū Jié) は、古代中国に起源を持つ伝統行事で、秋の収穫を祝い、家族や親しい人々とともに月を愛でる日です。
3000年以上の歴史があるとされ、現在でも当地を含め、中華圏を中心に広く祝われています。
旧暦8月15日の満月の日にあたり、今年2025年は10月6日(月曜日)にあたります。
この日は「ムーンフェスティバル」とも呼ばれ、祝日ではないものの家族が集まり、ムーンケーキを分け合いながら満月を眺めるのが習わしです。
2. 中秋節の伝説と象徴
中秋節を語るうえで欠かせないのが「嫦娥(ジョウガ)の伝説」です。
英雄ホウイーの妻であった嫦娥が、不老不死の薬を飲んで月へと昇り、月の女神になった物語は、今なお多くの人々に語り継がれています。
諸説ありますが、この伝説に由来し、
・満月=家族の再会や団欒の象徴
・ムーンケーキ=円満と調和を表す菓子
・ランタン=家庭を明るく照らす光
といったシンボルが生まれ、今も習わしとしてこれらのシンボルが使われています。
シンガポールでもこの物語が広く知られ、中秋節には各地でランタンイベントが開催されます。
3. シンガポールで楽しむ中秋節2025
シンガポールでは、各地で様々なイベントが開催され、中秋節を盛り上げます。
以下に例をいくつか見ていきましょう。
チャイナタウンのライトアップ
毎年、チャイナタウンでは大きなランタンの展示や色とりどりのランタンの販売が盛んに行われ、人々で賑わうのが特徴です。
2025年は「光と水の調和」をテーマにしたランタン展示が予定され、街並み全体が幻想的な光に包まれます。
干支のモチーフや伝統的なシンボルが随所に配置され、観光客や地元の人々で賑わいます。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのランタンフェスティバル
自然と光を融合させたアートが魅力のランタンイベントも必見です。
毎年、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイでもランタンフェスティバルが開催され、多くの人手で賑わいます。
今年は60周年にちなみ、新たなローカルキャラクターたちが祝祭を盛り上げるよう。
Mid-Autumn Festival 2025:
9月22日(月)~10月12日(日) 18:00~22:00 毎晩開催
ファミリー向けプログラム
この時期、ショッピングモールなどではランタン作りのワークショップやフードフェスティバル、またコミュニティセンターや地域の図書館では物語の読み聞かせイベントなど、各地で子どもから大人まで楽しめる企画も充実しています。
4. ビジネスに根付くムーンケーキ商習慣
シンガポールの中秋節に欠かせないムーンケーキ、家庭で楽しむだけでなく、企業文化やビジネスシーンでも重要な役割を果たしています。
企業間の贈答品として
取引先や顧客、パートナー企業に対してムーンケーキを贈る習慣があります。
中秋節に贈答することで「良好な関係の継続」「円満な協力関係」を象徴し、感謝の気持ちを伝える手段となっています。
社員への福利厚生の一環として
一部の企業では社員への感謝を込めてムーンケーキを配布するケースもあり、季節のイベントを通じて社内コミュニケーションを活性化する役割を担っています。
ブランド価値を高める機会として
ホテルや有名レストランが提供する高級ムーンケーキは、パッケージや限定デザインも含め「企業イメージ」を訴求できるギフトとして重宝されています。
ムーンケーキは、単なるお菓子としてではなく、ビジネスにおいても信頼や絆を象徴する“贈答文化”としての価値を持つものとして注目されています。
5. ムーンケーキ購入の際の注意点
近年のムーンケーキは「ムーンケーキ商戦」さながら多様化が進み、贈答品としての活用が広がる一方で、購入時に注意すべきポイントもあります。以下に見ていきましょう。
保存方法
伝統的な焼き菓子タイプは比較的日持ちしますが、スノースキンや生クリーム入りのタイプは冷蔵保存が必須で(販売時は冷凍が一般的)、賞味期限も短めです。
贈答時は相手の受け取り環境を考慮する必要があります。
健康面の配慮
ムーンケーキは餡に砂糖や油脂を多く使用しており、1個あたり800〜1000キロカロリーになることもあります。
シンガポールでは糖尿病や高血圧症に関する注意喚起も出ており、近年は「低糖質」や「ビーガン対応」のヘルシーなバージョンも登場しているため、相手の嗜好や健康志向を意識して選ぶのがスマートです。
文化的な配慮
イスラム教徒の方にはハラル認証のある商品を選ぶことが推奨されます。
また、フレーバーによっては好みが大きく分かれるため、ビジネスシーンでは無難な蓮の実餡や紅豆餡を選ぶケースが多いです。
6. 2025年最新!おすすめムーンケーキ情報
今年のムーンケーキも老舗ホテルから注目ブランドまで、気になるものが勢ぞろい。
以下にいくつかご紹介いたします。
ラッフルズホテル
老舗ホテルが提供する限定スノースキンシリーズは、今年も大人気。
シャンパンや抹茶モヒートなどの新作フレーバーが登場し、毎年柄の変わるコレクション缶も注目を集めています。
Golden Moments
果物の王様「ドリアン」の品種の中でも最高峰と言われる猫山王を贅沢に使ったプレミアムムーンケーキ。
金箔やトリュフを加えた究極の一品は、特別な贈り物として人気です。
7. 最後に
今回は、シンガポールの中秋節について、そしてムーンケーキについてご紹介してまいりました。
シンガポールの中秋節は、単なる伝統行事にとどまらず、観光、文化、そしてビジネスの交差点にある特別なイベントとも言えるビッグイベントです。
ランタンの光に包まれた街並み、満月を眺めながら過ごす団欒の時間、そして企業間の信頼関係をつなぐムーンケーキの贈答。
これらすべてが、シンガポールならではの多文化的な中秋節を形作っていると言えるでしょう。
ぜひこの2025年は、ご家族やご友人とのひとときに加え、企業としても「中秋節ならではの交流機会」を活用してみてはいかがでしょうか。
今年の中秋節も、皆様にとって素敵なひとときとなりますようお祈り申し上げます。
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