いよいよ今週末、シンガポールF1グランプリのすべて

シンガポール生活を知る September 13, 2023 10:00

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

いよいよシンガポールでは今週末、F1(フォーミュラ1)グランプリレースが開催されます!

今年も6月頃からコースや照明の準備が始まりましたね。

会場のセットアップが徐々に進んでいくにつれて、昨年3年ぶりの開催で熱狂を巻き起こしたことを思い出された方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんなシンガポールF1グランプリレースについて、基本情報から期待される経済効果、そして今年の取り組みの1つであるサステナビリティに焦点を当ててお届けしたいと思います。

観戦前にぜひチェックしてみてくださいね。


【目次】
1.そもそも、F1シンガポールグランプリとは
2.期待される経済効果
3.環境にも優しいレースへ!サステナブルな取り組み
4.最後に


1.そもそも、F1シンガポールグランプリとは

F1シンガポールグランプリレースは、正式名称を「フォーミュラ1 シンガポールグランプリ」とした世界初のナイトカーレースです。

シンガポールで初めて開催されたのは1966年、トムソンロードサーキットでの大会でした。

その後、1973年まで同サーキットで行われ、現在のコースであるマリーナベイのストリートサーキットでは2008年から2019年まで連続して行われています。

そして、新型コロナウイルスのパンデミック間の中止を経て、昨年2022年に大会が再開されました。

昨年には今後2028年までの7年間延長契約も伝えられており、向こう5年間の開催が約束されています。

これまでに多くの観戦客が国内外から訪れており、観光収入は15億シンガポールドル(日本円で約1,200億円)と、シンガポールの夜を彩る年に一度の一大イベントです。

期間中は海外からのアーティストによる特別ステージや華やかなパーティーが開催され、レース観戦にとどまらず、エンターテイメントも融合したお祭りのような雰囲気を楽しむことができます。


コースとなるマリーナベイ・ストリート・サーキットはマーライオンやマリーナベイサンズでおなじみのマリーナ・ベイエリアに位置しており、総周5.063キロメートルあります。

レースでは本サーキットを60周以上疾走するレースカーを見ることができます。

今年は昨年よりもおよそ2週間早い、9月15日から17日の3日間の開催(決勝レースは9月17日)です。

チケットは大人気で、先日追加販売の発表もあったほど。

今年も白熱したレースを見届けに、多くの観戦客が会場に集まることが予想されます。


2.期待される経済効果

1年に1度のシンガポールでのF1レース。

期待される経済効果は一体どれほどなのでしょうか。

通商産業省(Ministry of Trade and Industry:MTI)によると、昨年の大会チケットは完売し、30万2,000人を超える観客を迎えたそうです。

これは2008年の初開催以来、過去最高の観客動員数だったそう。

さらにレース来場者全体で、外国からの観光客が全体の49%も占めていたのだとか。

ホテルの1泊平均料金も、過去の大会開催時期の平均の440ドルを上回ったとされ、観光客の受け入れという観点からも大きな経済効果があったようです。


今年はさらにF1の開催にあたり、シンガポールの各所では様々なパーティーの開催も予定されています。

例えば、オーチャードロード、クラークキー、カンポンゲラム、セントーサといった商業地区で開催される予定だそうです。

これらの地域への足回りを促進し、波及的な経済効果が期待されています。


また、シンガポール観光局(Singapore Tourism Board: STB)によると、F1開催のための協力企業の9割はシンガポールのローカル企業だそうです。

観光業はもちろん、建設やエンジニアなど様々な分野のローカルビジネスの底上げに繋がるとしています。

また、開催予定会場では準備から開催まで、約30,000人が業務に従事するそうで、中には技術教育機関(ITE)の学生約1,000人が駆り出され、現地での案内係などといった様々な業務にあたります。


F1の開催はシンガポールの社会や地域の活性化に繋がっていることがよく分かりますね。


3.環境にも優しいレースへ!サステナブルな取り組み

主催者によると、今年はさらにサステナビリティにも注力するそうです。

大きな取り組みとして先週発表されたのは、2028年までにエネルギー消費による二酸化炭素排出量を半減させる取り組みの一環として、発電用の燃料を化学燃料から、より環境への負荷がかからないクリーンな燃料「バイオディーゼル」へ置き換えるということ。

さらには、レースコース沿いの照明を全て消費電力の少ないLEDへ置き換え、レース車を整備するピットの屋根には 1,396 枚の太陽光発電パネルを設置したそう。

これが設置されたのは7月ですが、すでにレース終了までの消費予測電力は賄えるのだとか。


観戦客用の臨時お手洗いにも工夫がされています。

照明は太陽光発電パネルで賄い、手を洗った水を水洗に再利用するという独自のシステムを起用しました。

これらの工夫すべてが、成功例として次回に繋がることを期待しているそうです。


なお、主催者は、観戦客側にもサステナビリティを意識してもらいたいと呼びかけています。

例えば飲み水はマイボトルで持参する。

ゴミは会場内に設置されたリサイクルゴミに入れる。

二酸化炭素の排出をなるべく抑えるよう、現地までは公共交通機関する、などといった一人ひとりの小さな行動が大きな結果につながるとしています。

ぜひ意識して取り組みたいですね。


4.最後に

今回は、今週末に開催されるF1シンガポールグランプリについて、詳しくお届けしました。

開催のたびにシンガポールの夜が熱狂に包まれ、大きな話題となるF1レース。

今年はどのようなドラマが生まれるでしょうか。

皆様にとって、本記事をきっかけに今年のF1レースが楽しみの1つとなれば幸いです。

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