シンガポールのウェットマーケットとは?初めてでも安心の買い方・おすすめ市場まとめ

こんにちは。
リーラコーエンシンガポール マーケティング担当の野上です。
この4月からシンガポールに来られた方にとっては、新生活が始まり少しずつ暮らしのリズムが整ってくる頃ですね。
毎日の献立やお買い物について、「どこで何を買うのがいいのだろう」と試行錯誤されている方も多いのではないでしょうか。
シンガポールは明治屋、ドンドンドンキなどの日系スーパーをはじめ、Cold StorageやFairprice、SHENG SIONGなどのローカルスーパー、そして専門店など多数の選択肢があることがありがたいですよね。
私自身、渡星したばかりはその選択肢の豊かさに驚きました。
限られた時間の中で効率よく買い物をしたい、できるだけ新鮮で安心できる食材を選びたい、日々の食卓を少しでも楽しくしたいなどの想いを叶えてくれるお店が揃っているように思います。
一方で、そんな毎日の食生活にぜひ取り入れていただきたい新たな選択肢が、「ウェットマーケット」です。
ローカルの方々が日常的に利用するこの場所には、シンガポールならではの食の魅力が詰まっています。
そこで今回は、シンガポールのウェットマーケットについてお届けいたします。
【目次】
1. シンガポールのウェットマーケットとは?
2. ウェットマーケットの歴史
3. 初めてでも行きやすい代表的なマーケット3選
4. おさえておきたい、マーケットを楽しむコツ
5. 最後に
1. シンガポールのウェットマーケットとは?
ウェットマーケットとは、肉・魚・野菜などの生鮮食品を扱う伝統的な市場です。
モールのスーパーも8時から開店するなど、比較的朝のスタートが早いシンガポールですが、ウェットマーケットはより早朝から営業しています。
その日に仕入れたばかりの新鮮な食材が並び、特に野菜は、その新鮮さやボリュームから「採れたて感」を感じられるものが多く、葉物もいきいきとしているのが特徴です。
また、最大のポイントはお値段の手ごろさ。「こんなに新鮮なのに、この価格でいいの?」と感じることも少なくありません。
旬の食材やスーパーであまり見ないアイテムも並ぶため、いつものメニューとは少し違った献立のヒントが得られるのも嬉しいポイントです。
2. ウェットマーケットの歴史
こうしたウェットマーケットは、実はシンガポールの発展とともに形づくられてきた存在でもあります。
もともとは、1950〜60年代の都市化の中で路上で営業していた屋台や商人たちが整理され、衛生面や安全性を考慮して整備された施設へと移されたことが始まりとされています。
その後、公共住宅 (HDB) の発展とともに各地域にマーケットが設けられ、地域住民の生活を支える「身近な食の拠点」として広がっていきました。
ちなみに「ウェットマーケット」という名前にも、シンガポールならではの特徴が表れています。
National Heritage Board (NHB) によると、この呼び方はマーケットの床が水で濡れていることに由来しているそう。
魚やシーフードの鮮度を保つために氷が使われ、その氷が溶けた水や、店舗を清潔に保つために日常的に水で洗い流す習慣によって、床が濡れている状態になることからこの名前が定着しました。
また、マーケットの中は大きく2つのエリアに分かれているのも特徴です。
野菜や肉、魚などの生鮮食品を扱う「ウェットエリア」と、スパイスや乾物、米や麺類などを扱う「ドライエリア」があり、それぞれ用途に応じて使い分けられています。
さらに時代の変化に合わせて、衛生管理の仕組みも進化しているそう。
1990年代以降は食肉の処理方法や流通の仕組みも見直され、現在のような形へと整えられてきました。
こうした背景から、ウェットマーケットは単なる市場ではなく、シンガポールの暮らしとコミュニティを支えてきた存在として多くの人に親しまれています。
3. 初めてでも行きやすい代表的なマーケット3選
私自身も友人に一度連れて行ってもらってからよく行くようになった、日常生活の中に取り入れやすいおすすめのマーケットを3つご紹介します。
・Tiong Bahru Market
最近リニューアルされ、清潔感があり整った環境で買い物ができるため、初めての方にも人気のマーケットです。
周辺にはおしゃれなカフェやベーカリーも多く、買い物の前後にひと息つけるのも嬉しいポイント。
2階のホーカーセンターでは、ローカルフードを気軽に楽しむこともできます。
「まずは雰囲気を見てみたい」という方にぴったりの場所です。
Tiong Bahru Market : 30 Seng Poh Rd, Singapore 168898
・Redhill Market
住宅街の中にあり、地元の方々に長く親しまれているマーケットです。
こちらも最近リニューアルし、より買い物がしやすくなりました。
落ち着いた雰囲気で日常の延長として立ち寄りやすいのが特徴。
野菜やシーフードなど、鮮度の高いものが揃う印象です。
Redhill Market : 79 Redhill Ln, Singapore 150079
・Chinatown Complex
規模が大きく、さまざまな食材が揃うマーケット。
野菜の種類も豊富で、日本ではあまり見かけない食材に出会えることもあります。
スパイスなども充実しています。
価格帯も比較的手頃なため、日々の食費を意識されるご家庭にも取り入れやすいスポットです。
Chinatown Complex : 335 Smith St, Singapore 050335
4. おさえておきたい、マーケットを楽しむコツ
スーパーとは異なる雰囲気で、日々ローカルの方々を中心に賑わう、活気のあるウェットマーケット。
ちょっとした気遣いや準備が、より心地の良い時間につながります。
活気ある風景は魅力的ですが、写真を撮る際には一言声をかけるなどの配慮を大切にしながら、現地の空気感を楽しむのがおすすめです。
また、上にご紹介したマーケットではペイナウ (PayNow) などのキャッシュレスサービスが使えるお店が多いですが、念のため小銭や少額紙幣を用意しておくとスムーズです。
ウェットマーケットは朝の時間帯が特に活気があり、新鮮な食材も揃うため午前中の訪問が効率的。
お子様の予定に合わせて早めに動くスタイルにも取り入れやすいのが特徴です。
会話もシンプルな英語で十分通じるため、気負わずやり取りを楽しんでみましょう!
さらに、エコバッグや保冷バッグ、ウェットティッシュ類などを持参しておくと、まとめ買いや食材の持ち運びにも安心です。
5. 最後に
今回は、シンガポールのウェットマーケットについて、その歴史とおすすめマーケット、そして楽しむコツなどについてお伝えしてまいりました。
ウェットマーケットは、シンガポールの暮らしに深く根付いた場所。
毎日の食卓をより豊かにしてくれるだけでなく、人々とのつながりや活気のあるコミュニティを体感することができ、シンガポール生活をより深めることにつながる場所でもあります。
また、帯同生活の中で日々の食事づくりは大きな役割のひとつ。
だからこそ、こうした場所をうまく取り入れることで無理なく、そして心地よく暮らしを整えていくことができます。
シンガポールでの毎日が、少しでも楽しく、そして自分らしいものとなりますように。
その一歩として、ウェットマーケットを訪れてみてはいかがでしょうか。
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