現地コンサルタントがズバリ答える!海外転職に関するQ&A
こんにちは。
リーラコーエン シンガポールの平林です。
私事で恐縮ですが、2013年2月に現職のリーラコーエンに入社して今年で10年目を迎えます!
2012年末にワーキングホリデービザでシンガポールへ来た当時は、
まさか自分が10年も海外で、しかも1社にこんなにも長くお世話になるとは思ってもおりませんでした(笑)
人材紹介業自体もよくわからないまま入社し、当時は営業サポートやバックオフィス業務、
またマレーシア拠点の立ち上げにも参加させて頂きました。
2015年にはインドネシア拠点で営業を経験し、その後台湾拠点を経て、
2016年にシンガポールに戻ってからは、キャリアコンサルタント兼企画担当としてお仕事をしております。
本日はみなさまから寄せられた海外転職に関するご質問に対し、僭越ながら私がお答えするブログとなります。
あくまで私の体験をもとに記載しておりますので、参考にならない箇所もあるかと思いますが、
海外転職の気になるご質問にズバリお答えさせて頂きますので、少しでもお役に立てば幸いです。
Q&A:
1.なぜ海外転職しようと思ったのですか?
2.シンガポールを選んだ理由は?
3.海外に行く前に準備すべきものや取得すべき資格はありますか?
4.日本での生活水準と比較して何か違いはありますか?
5.日本と海外での仕事の仕方に違いはありますか?接待は?
6.正直、年齢は関係ありますか?
7.最後に:海外就職へ迷っている方へ一言
1.なぜ海外転職しようと思ったのですか?
きっかけは高校時代に父の勧めで通っていた英会話教室が楽しくて、何となく卒業後は英語圏に進学したいと考えていました。
アメリカの大学卒業後は東京にあるIT企業で働いていたのですが、英語をまったく使わないお仕事だったため、
心のどこかでまた海外に行きたいという想いをずっと秘めておりました。そして、入社してから3年目に行動に移しました。
「英語を使ったお仕事なら日本にある外資系企業への転職でも良いのでは⁉」と思うのですが、
私の場合は英語を使うだけでなく、異文化の環境に身を置いて仕事がしたかったので、迷わず海外転職を選択しました。
2.シンガポールを選んだ理由は?
第一希望はアメリカだったのですが、就労ビザの取得が厳しかったためあえなく断念。
また当時はワーキングホリデービザで実際に現地へ行ってから転職活動がしたかったため、ワーホリビザが取得できる国に絞って探しました。
その中でも当時マリーナベイサンズが出来たことから注目度が高かったシンガポールに決めました。
面接時や当地に来てからも「どうしてシンガポールに来たの?」と聞かれるケースが多く、
「発展途上のアジアにおけるハブ国家だから」や「多国籍な環境に惹かれて」などの理由を述べる場合もあるのですが、
実際には「マリーナベイサンズの屋上に行ってみたい!」という安易な理由が大きかったのかもしれません(笑)
3.海外に行く前に準備すべきものや取得すべき資格はありますか?
こちらのご質問はよく聞かれるのですが、やはり現地でのお仕事や暮らす上で英語は必要不可欠となります。
ペラペラである必要はないのですが、就職活動の際にも一番有効なTOEICの資格は持っていて損はないでしょう。
その他、職種によっても有効な資格は異なるのですが、
重要なのは資格だけではなく「意欲」や「行動力」などのメンタルな部分の方が大きいかもしれません。
海外での仕事や生活は、日本では想像もつかない事態が発生したりもします。
そういった困難を楽しめる方が海外では多く成功されている様に感じます。
4.日本での生活水準と比較して何か違いはありますか?
シンガポールはご存知の通り、物価が高いです。
家賃やアルコール、タバコなどの嗜好品、車も本体価格とは別に車両購入権(COE)が必要となり、年間100万円ほどはかかります。
また教育費もかなり高いため、ご家族で異動される方は学校選びも慎重なポイントとなります。
しかし、高いものだけではありません!
タクシーや電車、バスなどの公共交通機関は日本よりも安く(半額くらい)、
現在シンガポールでは徒歩10分以内にいくつかの公共交通機関を利用できるよう、地下鉄の路線や駅を拡大しております。
ローカルフードもチキンライス等は一皿3ドルから食べられるところもあり、安くて美味しい屋台のお店を見つけるのも楽しみの一つです。
また近年では日系小売店の躍進的な拡大により、日本食や日本食材を手軽に購入できます。
お値段は割増ですが、お刺身や納豆など日本が恋しくなった際にはついつい立ち寄ってしまいます。
5.日本と海外での仕事の仕方に違いはありますか?接待は?
現職に入社してまず私が驚いたのが、日本人以外のスタッフはみな終業時間と同時に仕事を終えて帰宅することでした。
日本では残業が当たり前の環境だったため、とてもカルチャーショックでした!
もちろん会社や時期によっても異なるのですが、シンガポールはワークライフバランスを重要視している方が多く
終業後のプライベートな時間をとても大切にしている印象です。
また接待についてですが、クライアントやお仕事関係の方とお食事に行く機会はたくさんあるのですが、
日本の接待とは少し異なり、海外にいる日本人同士の交流を深める場が多いように感じます。
また日本にいたら気軽にお話しできないような大企業の役員クラスの方や異業種の方々とお話する機会が多くあるのも、海外ならではかもしれません。
6.正直、年齢は関係ありますか?
海外転職をする上で重要な就労ビザの取得基準によるかと思うのですが、
シンガポールの場合は年齢と学歴に応じて国が定める給与基準が異なり、その金額を上回っていればビザ申請は可能です。
ご年齢が上がるにつれて、給与基準額は当然上がってくるのですが、
ご年齢が若い方のほうがビザが降りやすいとは一概には言えず、ご年齢と給与額(ご経験)が見合っていることがポイントとなります。
シンガポール政府は外国人労働者に対し、より専門的で高いスキルを期待しており、
将来的にシンガポール経済への貢献やローカル人材へのスキル伝授を期待としていると明言しております。
もちろんご経験に見合う求人や職種により異なりますので、一度コンサルタントへご相談いただけますと幸いです。
7.最後に:海外就職へ迷っている方へ一言
海外就職を迷われている方の多くは恐らくマイナスで不確定な面を多く懸念されているのかもしれません。
就労ビザや文化の違い、住居や環境、言語、将来の展望、結婚や出産など、不安に感じることはたくさんあるかと思います。
私自身も日本で働いていた最後の1年はずっとモヤモヤしており、今一歩足を踏み出せない時間を過ごしておりました。
ただ、実際に海外に来てみると、想像をはるかに超えた事態に出くわすことが多々あります。
インドネシアでは大雨の度に膝下まで道に水が溜まり、ビーチサンダルと短パンでびしょ濡れになりながら通勤したり、
渋滞で通常10分で行ける所へ2時間かけて行くこともざらにありました…。(歩いた方が早いです)
私自身はそんな経験も今の自分の糧になっていると信じており、思い返すとどれもクスっと笑ってしまう楽しい思い出です。
あの時一歩踏み出した自分に感謝ですし、海外に来れて今のお仕事ができて本当に幸せだと感じております。
もし不安がある方は、ぜひとも弊社にご相談ください。一緒に迷い、悩みましょう!
少しでも良い海外転職のお手伝いができる様、精一杯頑張りますのでお気軽にご連絡いただければと思います。
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