シンガポールの「面白自販機」最前線!AIを活用した最新マシンからユニークな体験まで
こんにちは。
リーラコーエンシンガポール マーケティング担当の野上です。
道を歩いていれば、ありとあらゆる飲み物を販売する自動販売機、いわゆる自販機に必ず出会える日本。
「自販機といえば日本!」と思われがちですが、実はここシンガポールも負けず劣らずの自販機大国と言っても過言ではありません。
街を歩いていると、思わず足を止めてしまうようなユニークな自販機が次々と登場し、観光客だけでなく地元の人々にも人気を集めています。
当地で6年間生活をしている私も、毎度新しいコンセプトの自販機に出会うと思わず足を止めてしまうほど。
様々な個性の自販機が登場する背景には、人手不足や高い人件費、さらにはキャッシュレス化の普及といったシンガポール特有の事情があります。
省人化を進めながらも消費者の期待に応えるため、自販機は「次世代の小売・飲食インフラ」として進化し続けています。
そこで今回は、シンガポールで出会える面白自販機を具体的にご紹介してまいります。
【目次】
1. おなじみ!日本にも上陸したオレンジジュース自販機
2. 大人も子どもも楽しめる「おもちゃ自販機」
3. 驚き!「ホンモノの自動車が買える」自販機
4. 南国らしさ満点!サトウキビジュース自販機
5. ヘルシー志向にぴったり「スムージー自販機」
6. 思わず笑顔に!わたあめ自販機
7. 進化する「自販機メシ」:AIが料理人に?
8. 最後に
1. おなじみ!日本にも上陸したオレンジジュース自販機「IJOOZ」
シンガポールの商業施設や駅構内でよく見かけるのが、生搾りオレンジジュースの自販機。
シンガポール発のIoT企業が手がける「IJOOZ」は、今やシンガポールと日本のみならず東南アジア、ヨーロッパなど約30カ国に事業を展開しているとか。
透明なガラス越しにオレンジがゴロゴロ転がり、注文後にその場でカット・搾汁される様子を眺めることができます。
1杯わずか数ドルで、フレッシュなジュースを楽しめるとあって大人気。
その日に搾汁されるオレンジの味によって若干苦味や甘味が異なることもご愛敬。街中で最もよく見る自販機かもしれません。
2. 大人も子どもも楽しめる「おもちゃ自販機」
おもちゃの自販機、と聞いて思い浮かべるガチャガチャ(カプセルトイ)は日本発祥ですが、シンガポールではフィギュアやトイカーなどがそのまま自動販売機に入って販売されているのを見ることができます。
中でも子どもたちに人気のシンガポールのバスや電車のトイカーは路線や柄が異なるものがいくつも存在し、コレクター欲をくすぐります。
一つ20ドル以上のこれらのおもちゃはクレジットカードのタッチ一つで決済することもでき、とっても手軽に買えてしまうのもまた特徴です。
子ども向けのみならず、「小さなご褒美」としてオフィスワーカーが仕事帰りに立ち寄る姿も見られるのも面白いところ。
3. 驚き!「ホンモノの自動車が買える」自販機
世界的にも話題になったのが、ランボルギーニやベンツなどの高級自動車を販売する自販機です。
2017年にブキメラエリアに登場した「アウトバーン・モーターズ」ですが、正確には巨大ショールームを自販機型にデザインしたもので、まるでトイカーを選ぶようにタッチパネルで車種を指定すると、エレベーターが車を運び出してくれる仕組みです。
当時はそのコンセプトの新しさから話題沸騰した自動車の自販機。
不動産コストが高いシンガポールならではの省スペース型販売戦略とも捉えることができ、小売のあり方を再定義する、まさに“未来型自販機”といえます。
4. 南国らしさ満点!サトウキビジュース自販機
こちらは比較的新しい登場で、ホーカーセンターでの定番ドリンクのサトウキビジュースも自販機で購入できるようになりました。
屋台で大きな圧搾機で絞って提供されるあの光景が、なんと自販機でも見ることができます。
目の前でサトウキビが自動で圧搾され、氷と一緒にカップに注がれる様子は、南国気分を盛り上げてくれます。
南国のちょっとしたリフレッシュにも最適。
オレンジジュースの自販機の隣で目にすることが多くなりました。
ものの30‐40秒でできあがるので、忙しいビジネスパーソンにもぴったりの自販機です。
5. ヘルシー志向にぴったり「スムージー自販機」
こちらもドリンク提供の自販機です。最近ジムやオフィス街界隈でよく見かけるのが、スムージーをその場で提供する自販機。
冷凍されたフルーツや野菜をブレンドし、ほんの数分で栄養満点の一杯を作ってくれます。
私もほんの数週間前に見かけてびっくり。
冷凍フルーツがみるみるうちにスムージーにされていく自販機で、子どもにも「美味しい」と大好評でした。
また、特に働く人にとっては「ランチは重いけど、栄養は摂りたい」といった時の救世主。
健康と効率を両立する、まさにシンガポールらしいソリューションです。
6. 思わず笑顔に!わたあめ自販機
ショッピングモールやファミリー層の多い場所で引き続き注目を集めるのが、カラフルなわたあめを作ってくれる自販機。
子どもはもちろん、大人も童心に返って楽しめる体験型マシンです。わたあめのイメージをそのままマシンにしたようなとっても可愛い見た目の自販機で、
オーダー後にカップの中で少しずつ大きくなっていく様子は、ついスマホで撮影したくなる映えスポットとも言えます。
マシン設置場所にもよりますが、通常は5-6ドルほどで大きなわたあめを楽しむことができます。
大きすぎて手がべとべとになるため、食後の手洗いが必須なのがたまにキズ(笑)。
7. 進化する「自販機メシ」:AIが料理人に?
最近ニュースとなり注目を集めているのが「自販機メシ」。
冷凍食品を温めて提供するだけでなく、AIを活用した調理型自販機が登場しています。
シンガポール政府の支援を受け、地場フードテック企業Aikitが開発した「シェフジーニー」は、まるで本物の料理人が中にいるかのように、食材の量や種類に合わせて火加減や時間を自動調整。ラーメンのスープの深みや、プラタのもちもち感まで再現できると言われています。
先日、日系飲食店なども参加した実証実験も実施。
鶏肉のレモングラス炒めなど、本格的な一皿が5分ほどで提供されたそう。
価格は4〜8シンガポールドルと手ごろで、外食費の高いシンガポールではありがたい存在です。
この背景には、飲食業界の人手不足と賃料上昇があります。
AI搭載の自販機は、店舗の代替としてだけでなく“次世代の外食モデル”として期待されています。
8. 最後に
今回は、シンガポールの街中で見ることのできる自販機から、今話題の自販機まで、様々な自販機をご紹介してまいりました。
オレンジジュースから自動車、わたあめ、そしてAI調理まで、多岐に渡るシンガポールの自販機。
もはや単なる販売機ではなく、シンガポールでの「生活と産業の縮図」とも言えるかもしれません。
一つ一つの自販機の登場の背景や事情を見ても、シンガポールが直面する社会課題や消費者ニーズを反映しています。
これからもテクノロジーの活用や新しい働き方が私たちの生活、そして小売・飲食の現場をどう変えていくのか。とっても気になりますよね!
シンガポールに住む方も訪れる方も、ぜひ街角でお気に入りのオモシロ自販機を探してみてくださいね。ちょっとした驚きと発見が、日常をより豊かにしてくれるはずです。
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