【IT経験者集まれ】今月より新規発行!シンガポールの新規ビザ:テックパスを大解説

あけましておめでとうございます。

リーラコーエンのマーケティング担当Lisaです。

 

2021年も始まりましたね。今日から仕事始めという方も多いのではないでしょうか。

2020年7月から始めたブログは今年も継続予定でございます。

日本からシンガポールからアジアから…多くの方にとって有益な情報をお伝えさせていきたいと思っています。

 

2021年初回のブログは、シンガポールで今月(2021年1月)から発行されるビザ:テックパスについてまとめてみました。

 

【目次】

1. テックパスの詳細・特徴

2. テックパス発行条件

 

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テックパスの詳細・特徴

2021年1月より申請がスタートした、テックパス(Tech pass)。

 

目的としては、テクノロジー分野の人材をよりシンガポールへ招待すること。

eコマースやAI、サイバーセキュリティなどの分野における起業家や専門家、リーダーをシンガポールへ惹きつけようとしています。

シンガポーリアンコア施策(シンガポール人の雇用を守るため、外国人労働者を長期的に全労働人口の3分の1へ抑えようという動き)は以前として続き、

ビザ条件もかなり厳しく設定されているシニア向けのビザと言えるでしょう。

 

シンガポール政府は、このテックパスはシンガポールがアジア地域でのテクノロジーハブになるための"フライホイール効果"を生み出すと考えているよう。

シンガポール経済開発帳(Economic Development Board)によると、

グーグルやフェイスブックなどテクノロジー分野での多国籍企業の59%が、

すでにアジア本部をシンガポールに拠点においているようです。

 

今までのビザとの大きな違いとして、会社からの支給ではなくビザ発行が個人単位であること。

そのため、1企業の労働者としてだけでなく、起業やシンガポール拠点のディレクターやコンサルタントとして働く事ができます。

※シンガポールの就労ビザまとめは、こちらの記事及び動画でも説明しています。

 

有効期限は2年間、初期段階として500人分の枠が用意されています。

配偶者や子供(一部条件あり)にもDP及びLTVPの発行が可能なので、家族の帯同もできます。

 

テックパス発行条件

実際に気になるのは発行条件。

3つある条件のうち、2つ以上満たす経験を持っていれば申請することができます。

①Their last fixed monthly salary of at least S$20,000 (US$14,852), or its equivalent in foreign currency;

②Having at least five years of experience in a leading role in a tech company that has a market valuation of at least US$500 million or have raised at least US$30 million in funding; or

③Having at least five years of experience in a leading role in the development of a tech product that has at least 100,000 monthly active users or at least garnered US$100 million in annual revenue.

 

日本語訳:

①最終月収が20,000シンガポールドル(約160万円)相当以上

②市場価値が5億以上もしくは3,000万円以上の資金調達があるテクノロジー企業で、5年以上の幹部としての経験

③10万人以上のアクティブユーザーもしくは1,000万円以上の歳入があるテクノロジープロダクト開発において、5年以上の幹部としての経験

※1シンガポールドル=80円換算での計算

 

更新:

2年後の更新については、以下のいくつか条件が満たされた場合のみ更新が認められます。

There are several requirements for applicants to receive a two-year renewal. The applicant must:

①Have earned at least S$240,000 (US$178,209) of income based on an assessment by the Inland Revenue of Singapore; or

②Demonstrate business spending of at least S$100,000 (US$74,255) and employ one local employee who is classified as a professional, manager, or executive (PME) as well as three ‘local qualifying salary’ (LQS) employees.

PMEs must earn a fixed monthly salary of at least S$3,900 (US$2,896) with LQS referring to locals who earn a monthly salary of at least S$1,400 (US$1,039).

In addition to one of the aforementioned criteria, applicants must be performing at least two of the following roles, one of which must be from column A.

 

日本語訳:

①シンガポール内国歳入庁(Inland Revenue Authority of Singapore)の評価ベースで、240,000シンガポールドル(約1,920万円)以上稼いだこと

②100,000シンガポールドル(約800万円)以上のビジネス出費及び、シンガポール人1人をマネージャーや専門家として、シンガポール人3人をLQS(local qualifying salary)として雇用すること

など諸条件があります。

 

最後に

シンガポーリアンコア政策を元に、外国人就労の引き締め施策が厳しくなっていますが、

政府が力を入れていきたいIT分野などはビザが降りやすいです。

 

もしIT関連でご経験がある方は今がチャンスかも!

ぜひ積極的にビザ申請及び、求人をご確認くださいませ。

 

1月後半~2月前半は、シンガポールでの転職市場が大きく動く時期とされています。

少しでも早く求人情報をチェックしたり、転職エージェントに登録したり…

積極的に動いてみると、他の人と小さな差をつけることができるかもしれません。

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