こんにちは、Reeracoen（リーラコーエン）Singaporeの小林です。

先日コロナの影響により延期されていたオリンピックが無事全日程を終了しましたね。

 

私は野球の準決勝と決勝の試合をリアルタイムで観戦していましたが、皆さんはどの種目に興味を持って観戦していたでしょうか。

日本は大会を通して金メダルが27個、銀メダルが14個、銅メダルが17個、合わせて58個を獲得。

2016年のリオデジャネイロ大会の41個を17個上回り史上最多の獲得数でした。

 

コロナの影響で無観客試合ではありましたが、熱く盛り上がった大会だったのではないでしょうか。

オリンピックは終了しましたが、最近は2年ぶりの開催となった夏の甲子園を楽しみに過ごしています。

 

さて、今回は「ハードスキルとソフトスキル」についてお話しいたします。

 

募集要件をハードスキルとソフトスキルに分ける

日本と比較し、人口が少ないシンガポール。

なかなか応募が集まらず、母集団の形成に苦労されている企業様も多いかと思います。

 

また、シンガポール政府もシンガポールのスキルアップに向けたサポートを行っておりますが、

求めるスキルにマッチした人材が集まらないといったお声もいただいております。

 

上記のような問題に対して、ハードスキルとソフトスキルに分けて検討いただくことをおすすめしております。

・ハードスキル：評価基準が明確なスキル。
　具体的には、TOEICやITに関する資格、大学や大学院の学位など
・ソフトスキル：明確な評価の基準がない定性的なスキル。
　具体的には、コミュニケーションスキルやリーダーシップスキル自発性や柔軟性、課題解決スキルなど

 

突然ですが、複数の候補者様を面接した際に下記のような2名の方がいた場合、どちらを採用したいと考えますか？

Aさん：経験は豊かで業務も問題なく遂行してくれそうだが、性格面で社内のスタッフのとのミスマッチが懸念される。
Bさん：経験（資格）は少し足りないが、性格面でマッチしていて、入社後に社内のスタッフともすぐに打ち解けてくれそう。

 

もちろん、状況や比較する候補者様によって回答は変わるかと思いますが、

上記の2名であれば、Bさんの採用をおすすめいたします。

先程ご紹介した「ハードスキルとソフトスキル」の観点から見ると、

Aさんはハードスキルがマッチしていますが、ソフトスキルはマッチしていません。

逆にBさんはソフトスキルがマッチしていますが、ハードスキルはマッチしていません。

 

ハードスキルとソフトスキルを天秤にかける場合はソフトスキルを優先したほうが良いと考えます。

ハードスキルが不足していれば、業務を遂行することができないのでは？といった疑問が生まれると思いますが、ハードスキルよりもソフトスキルを重視します。

 

ではなぜ、ハードスキルよりソフトスキルを重視するのか。

その理由は、ハードスキルは教育や研修によって改善や習得が可能であることに対し、ソフトスキルは改善が困難だということです。

また、ハード面が多少不足していてもソフト面がマッチしていれば、ハードスキルが不足しすぎている場合を除き、

社内の既存スタッフからの協力も得られ、会社の雰囲気も良くなります。

 

逆にハードスキルを重視すると、既存社員への影響や短期離職の懸念が生まれてしまいます。

 

欠員の補充ですぐに代替人材が必要である場合など、短期的な視点であれば、ハードスキルを重視するべきではありますが、

長期的な視点ではソフトスキルを重視したほうが、組織にとってよりよい判断となる可能性が高いです。

 

最後に

「ハードスキルとソフトスキル」についていかがだったでしょうか。

採用意思決定時に検討しなければならない要素はいくつもあり、判断も難しいです。

上記内容が少しでも参考になれば幸いです。

 

人材が集まらないなど、採用・人事関連のご相談やご不明点がありましたら、

リーラコーエンシンガポールまでお気軽にご連絡くださいませ。

【プロフィール】

小林 慎尚(こばやし　よしたか)

Senior Recruitment Consutlant

 

【リーラコーエン シンガポール】

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