Sパスより取得しやすい?!ワークパーミット申請から取得まで【シンガポール就労ビザ】

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールの平林です。

 

前回の記事で記載した通り、近年ではWPを取得して活躍されている方を多く見かけます。

EP、Sパスに代わる就労ビザとして注目が高いWPですが、実際の申請手続きはどのように行うのでしょうか。

以前記載したDP保持者の方向けのWP申請方法とほぼ同様の手順を踏むのですが、DP保持者とは異なる点がいくつかあります。

今回はワークパーミット、通称WPの申請から承認後のフローについて記載したいと思います。

 

【目次】
1. 申請に必要なデータ
2. 申請にかかる期間
3. 承認後に必要なもの
 3-1. Security Bondの購入
 3-2. Medical Insuranceの購入
 3-3. 健康診断の受診
 3-4. 住所登録
4. WP発行とカード登録

 

1. 申請に必要なデータ

まず最初に、WP申請はWPOLというオンラインシステムから行います。

EPやSパス申請に使用するEPOL(myMOM Portal)とは異なりますので、ご注意ください。

※WPOLアカウントを新規で作成される場合は、こちらから申請が可能です。

 

申請に必要なデータは以下の通りとなります。

  • パスポート情報
  • 最終学歴
  • 雇用条件(給与、勤務時間、勤務日数/週、ポジション名等)

申請時にはデータをアップロードする必要はありませんが、発行時およびMOMからのリクエストに応じてデータの提出が必要となりますので、申請段階で準備しておくことをおすすめいたします。

また申請料は35ドルとなり、GIROおよびクレジットカードでの支払いが可能です。

 

2. 申請にかかる期間

EPやSパス申請とは異なり、WPの申請期間は1週間程度です。

早ければ2~3日で結果が届くこともあり、待ち時間が少ないのが大きな特徴です。

承認されるとMOMからメールで通知があり、WPOLからIPAレターをダウンロードします。

 

3. 承認後に必要なもの

承認後に必要なものは個人によって異なるのですが、通常は以下の通りです。

必要な手順については、IPAレターの2ページ目に記載されておりますので、承認され次第すぐに確認しましょう。

1点気を付けたいのが、WPのIPAの有効期限は他のビザと比べると短く、SG入国後14日間以内に発行が必要です。

他の就労ビザと比べると格段に短いため、早急に対応できるように、承認前から準備を進めましょう。

 

3-1. Security Bondの購入

Security Bondとはいわゆる保証金となり、外国人労働者が法律や労働許可条件等より違反した場合に政府に支払うべき金額です。

マレーシア人以外の国籍の方を採用する際に必要となり、銀行および保険会社での購入が可能です。

金額は一人あたり5,000ドルとなり、労働者へ支払いを請求することはできません。

購入のタイミングは労働者がシンガポールに到着する前となり、入国の際に保険金受領書の提示が必要となります。

(保証金受領書はWPOLの「Enquire > Security Bond Status」から確認が可能です)

その他、Security Bondに関する詳細はMOMのサイトをご確認くださいませ。

 

3-2. Medical Insuranceの購入

Medical Insurance(医療保険)に関しては、以前の記事でもご紹介した通り、一人あたり年間最低15,000ドル以上保証される保険の購入が必要です。

Security Bond同様に保険料を労働者へ転嫁することは許されず、WP発行前に保険の詳細をオンラインで提出する必要があります。

カバーすべき内容は仕事の範囲内に限らず、入院費用、入院治療、日帰り手術などが含まれます。

※こちらの最低必要補償額が2023年7月1日以降、年間60,000ドルまで増額されます

Medical Insuranceの詳細につきましては、MOMのサイトをご確認くださいませ。

 

3-3. 健康診断の受診

労働者がシンガポールに入国後、健康診断の受診が必要となります。

シンガポールの登録医療機関へ行き、健康診断の結果を記入してもらいます。

持ち物はパスポート、IPAレターとMedical Examination Formとなります。(プリントアウトしてお持ちください)

健康診断の受診についても、MOMのサイトにて詳細が確認できますので、ご覧いただけますと幸いです。

 

3-4. 住所登録

最後に労働者のシンガポールでの住所および連絡先の登録が必要となります。

登録はOnline Foreign Worker Address Service(OFWAS)にSingpassでログインして行います。

外国人労働者の住所および連絡先の管理は雇用主の責任となりますので、変更の際には5日以内に必ずアップデートを行いましょう。 

 

4. WP発行とカード登録

上記の対応が整い次第、WP発行作業をWPOLから行います。

署名済のIPAレターやその他必要なデータを登録し、発行後は即就業可能となります。

また、申請時と同様に発行費用は35ドルとなります。

発行後にNotification Letterというレターをダウンロードし、その有効期間内にMOMへ訪問しカード登録を行います。

MOMへの訪問予約はこちらから取得可能です。

カード登録後に指定した住所へWPカードが郵送され、WP取得作業は完了となります。

 

最後に

今回はWPの申請から取得までを簡単にご紹介いたしました。

セクターや国籍毎に多少異なるステップがあるかと思いますので、ぜひともMOMのサイトをご参照いただけますと幸いです。

また弊社では外国人の方のご紹介やビザ申請代行サービスも対応しておりますので、気になる方はぜひともお気軽にご連絡くださいませ。

 

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