ついに隔離なしで入国⁉シンガポールのコロナ規制が大幅に緩和(2022年3月24日時点)

こんにちは。
リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

昨日、リー・シェンロン首相が演説を行い、これまで新型コロナウイルス対策で実施していた行動規制を3月29日(火)より大幅に緩和することを発表しました。

在星者にとっては大きな変化を伴う内容が多く、会見をリアルタイムでご覧になって驚いた方も多かったのではないでしょうか。

今回は、その内容の詳細を改めてお伝えいたします。


【目次】
1.規制緩和の背景、シンガポールはいよいよポストコロナへ!
2.Safe Management Masures(SMM)について
3.国境措置について
4.最後に
 

規制緩和の背景、シンガポールはいよいよポストコロナへ!

リー首相によると、今回の規制緩和の理由としては、これまでの国民の努力により、最も危惧されていた医療施設の逼迫や全体としての状況が改善され、

大幅に落ち着いてきているためとしています。

新型コロナウイルス感染者は前週比較で感染者数が減少の一途を辿っており、今後新たな株が出てきたとしても予防接種はほとんどの人が完了している状況であり、

集団免疫の獲得も進んでいるため、これまでのような混乱を来さないとし、シンガポールはついに次のステップに進む準備が整ったと説明しました。

また、同時にこれまでの医療関係者やエッセンシャルワーカーへの感謝を述べました。
 

Safe Management Masures(SMM)について

まずは、私たちの生活に最も影響のある感染対策の規制緩和についてご紹介します。

全てワクチン接種済みまたは12歳以下を対象に、3月29日(火)からの適用となります。

 

1.一度に集まれるグループの人数は5人から10人へ変更されます

これまで、外食時などマスクの着用なしで一度に集まれる人数の上限は5人でしたが、全員ワクチン接種完了していることを前提に、10人になりました。

また、自宅へ招ける人数も同じく一度に10人までになります。

これに伴い、レストランでのお酒類の提供もこれまでは22:30まででしたが、規制がなくなりました。

 

2.外でのマスク着用は義務ではなくなります

今までおよそ2年、室内外問わずマスク着用が法律で定められていたシンガポール。

今回、外ではマスクを着用するかどうかを選べることになりました。

引き続き着用することは推奨されますが、これまでの調査結果より、外での飛沫感染のリスクは室内よりもかなり低いことが分かったからだそうです。

室外の定義は、歩道や公園などはもちろんのこと、屋根のある歩道橋やバス停など、外の空気が抜けている場所も含まれます。

 

なお、室内では変わらずマスク着用が必要です。室内の定義は、明確な入り口と出口が設定されているところだそうです。

建物だけではなく公共交通機関やホーカーセンターなども対象となります。引き続き、マスクは持ち歩くことが必須ですね。

 

3.オフィスへの出勤は従業員の75%まで認められます

これまでオフィスへ出勤可能な従業員は半分の50%を上限としていましたが、75%までの出社が認められるようになりました。

 

4.大規模イベント時の収容人数の上限が上がります

1,000人以上の大規模イベントの開催時の会場での収容人数の上限は、これまでの50%から75%になります。

また、1,000人以下のイベントにおいては、会場の収容人数の上限なく開催できることになりました。

 

5.ライブの開催が認められます

これまでライブパフォーマンスやレストランでの生演奏は認められていませんでしたが、今後開催ができるようになりました。

なお、演奏者は距離を取るなど、既存ルールを守ることとします。

 

6.80歳以上の高齢者または既往歴がある対象者への2本目のブースターが開始されます

対象者へは2本目のブースター接種の開始が予定されています。

こちらは、万が一打たなくてもワクチン接種済みの扱いは維持されるそうです。

 

7.1歳から2歳までの小さな子どもも自宅療養が適用されるようになります

最後に、3月25日(金)よりこれまで医療施設での経過観察が必要だった小さな子どもについては、医師の診断のもと現状のプロトコル2(自宅療養の選択)ができるようになります。
 

国境措置について

次に、国境措置についても大きく変わることが発表されました。

ワクチン接種完了者および12歳以下を対象に、シンガポールへの往来において、これまでの規制を大きく緩和しコロナ禍以前のように少しずつ戻していくそうです。

3月31日深夜23時59分から適用される主な措置は以下の通りです。

 

1.国別のカテゴリやVTL専用フライトが撤廃、出発前ARTのみで入国が可能になります

これまでリスクごとに分かれていた国別のI~IVのカテゴリやVTL専用フライトが撤廃されます。

細かく分かれていたカテゴリについては2つに集約され、一般渡航または制限付きの国となります。

なお、現時点では制限付きの国はありません。

事実上、全世界のワクチン接種済みまたは12歳以下の全ての旅行者は、出発前の迅速抗原検査(ART)のみで入国ができるようになります。

また、出発前検査は国によってはリモートでの実施も認められるようになります。

対象国はMOHのこちらをご確認ください。

 

また、上記規制緩和に伴い、観光などを目的とした短期滞在も可能になります。

例えば日本はこれまで到着後に1週間の隔離が必要でしたが、隔離なしで入国や観光ができるようになりました。

家族や友人などの訪問、また一時帰国から戻る場合など、より気軽に行き来できるようになりました。

(※ワクチン未接種者はこれまで通り定められた期間中の検査や7日間の隔離が必要です)

 

入国規制については、今後新型コロナウイルスの国内の感染状況および世界の状況を判断しながら、適宜変更を行う可能性があるとしています。

最新情報はICAのホームページをご確認ください。

 

2.マレーシアとの陸路がワクチン接種済み対象者へ再開します

これまでは、予め手続きを終えたワクチン接種済み対象者を乗せたバスのみでの往来が認められていましたが、

ワクチン接種済みであれば自家用車やオートバイなどの私用車での移動が認められるようになりました。

事前にこちらの「OneMotoring」のホームページより車両や期間などを登録しておきます。
 

最後に

今回は、3月29日(火)以降より緩和されるシンガポールの主な行動規制について、詳しくお届けしました。

これまでのおよそ2年間の生活を考えると、コロナ禍以前の生活に徐々に戻っていくことが喜ばしいですね!

より詳細の情報は、MOH、そしてICAのホームページをご覧くださいませ。

 

皆様にとって、これからも安全なシンガポール生活でありますよう、お祈りいたします。
 

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