シンガポール入国規制が大幅緩和、日本から入国の際の注意点まとめ【2022年4月時点】

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

シンガポールでは今月、ワクチン接種完了者の出入国規制が緩和されました。

また、つい先日、入国の際の渡航前に必須であるART検査について、リモートで可能な対象が全ての国に拡張されたことが発表されました。

リー首相の先日の演説でもあったように、「より自由にコロナ禍以前のような旅行ができるよう」、大幅にポストコロナへの舵を切ったシンガポール。

そこで今回は、改めて旅行や一時帰国の戻りなどで日本からシンガポールへ入国する際の入国措置と注意点について、2022年4月時点での最新情報を詳しくお届けいたします。
 

【目次】
1.おさらい:規制緩和の対象となる人、ならない人
2.シンガポール入国前に受ける検査の種類
3.実際にリモートでARTを受けられる施設
4.その他、入国に際する手続き
5.最後に
 

1.おさらい:規制緩和の対象となる人、ならない人

今回の入国規制緩和の対象者は以下のとおりです。

シンガポール入国の2週間前には、以下の条件を満たしていなければなりません。


・ワクチン接種が完了している人

ここで言う「ワクチン接種完了」とは、世界保健機関(WHO)の緊急使用リストにある新型コロナウイルスに対するワクチンを、シンガポール政府が指定する間隔で、少なくとも2回接種が完了していることを指します。

対象ワクチンおよびそれぞれの間隔については、こちらをご参照ください。
 

・12歳以下の子ども

・ワクチン接種前に新型コロナウイルスに感染後、28日以内に少なくとも上記WHOのリスト上にあるワクチンの中から1回、接種を完了している人

対象者は、感染歴の証拠として、医師からの診断書等の証憑を用意する必要があります。

 

一方で、13歳以上で以下に該当する場合は対象外となります。


・ワクチン接種歴なし、または上記接種間隔やワクチンの種類以外の人

・医療上の都合でワクチン接種が不可能な人


入国規制緩和の対象外の方であってもシンガポール入国はできますが、7日間の隔離があるほか、様々な規定があります。

詳細はこちらをご確認ください。

 

2.シンガポール入国前に受ける検査の種類

最新の入国措置では一般地域(General Countries)/制限地域(Restricted Countries)の2種類の区分けにおいて検査方法やその後の対応が変わるとされています。

2022年4月現在、制限地域に指定されている国はありません。このため、全世界が一般地域となっており、認められる検査の種類は以下の通りです。

シンガポール入国の2日前までにいずれかの検査を行います。

 

・ワクチン接種完了者または12歳以下の子ども

1.PCR検査
2.ART(迅速抗原検査):医師によるもの、またはリモートで医師監督付きのもの
※ただし、リモートで受けるART検査が可能なのは、シンガポール人、永住権、ビザ保有者のみとなるので注意が必要です。


・ワクチン接種未完了または未接種

1.PCR検査
2.ART(迅速抗原検査):医師によるもの、またはリモートで医師監督付きのもの
3.7日間の施設または自宅での隔離(SHN)
4.隔離明けのPCR検査

 

今回の大きな変更の1つは、ワクチン接種完了者がリモートでARTを受けられるようになったことです。

一時帰国を検討中の在星者の方にとっては嬉しいニュースだったのではないでしょうか。

帰星前の忙しいタイミングで、検査場に行って検査する手間が省けたことは大きいですよね!

なお、シンガポール出発の7〜90日前に新型コロナウイルスに罹患していた場合はいずれの検査も免除となります。

詳しくはICAのこちらをご確認ください。

 

3.実際にリモートでARTを受けられる施設

ここからはシンガポールの永住権をお持ちの方、またはビザ保有者の方へリモートでARTを受けられる施設についてご紹介します。

シンガポール保健省(以降MOH)が承認しているクリニックのリストはこちらをご参照ください。

それぞれのクリニックに問い合わせた上で余裕を持って予約を行うようにします。

一点注意が必要なのは、リモートの場合はご自身でARTキットを用意する必要があります。

シンガポール政府が承認しているものを使用しなければならない条件があるため、一時帰国の際はシンガポールで購入したキットを多めに持ち帰り、そちらを使用することをおすすめいたします。

なお、本リモートARTのお値段は15ドル程度、接続はWhatsApp等で実施しているクリニックが多いようです。
 

4.その他、入国に際する手続き

長期滞在ビザ保有者の方については、入国申請が3月に撤廃されたことは以前のブログでもお伝えしました。

一方で、検査結果と合わせて、それぞれシンガポール政府が認めているフォーマットでのワクチン接種証明書、そして入国の3日前までにはSG Arrival Cardのオンライン上での記入が必要です。

また日本からの短期旅行者の方については、上記に加え、シンガポールでの滞在に使用する追跡アプリ「TraceTogether」のダウンロードが必要となります。

詳細はMOHのアプリ説明をご覧ください。
 

5.最後に

今回は日本からの旅行や一時帰国戻りでシンガポールへ入国する際の注意点について、2022年4月時点の最新情報をお届けしました。

なお、入国規制は今後も各国での状況に準じ、適宜変更される可能性がありますので、最新情報は入国管理局(ICA)のホームページをご確認くださいませ。

コロナ禍での規制時と比べて、格段に移動がしやすくなった現在、久しぶりに会いたい人に会えることの喜びや幸せを噛み締めている方も多いのではないでしょうか。

これからシンガポールへ旅行や一時帰国を考えている方へのご参考になれば幸いです。

 

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