ついにWHOが「緊急事態宣言」を終了！これからのニューノーマル生活で身を守る自己管理術
こんにちは。
リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。
つい先週、世界保健機関WHO)が約3年続いた新型コロナウイルスの緊急事態宣言を終了すると発表しました。
国境を越えたスムーズな人の往来を始め、シンガポール国内でもこれまでのような活気が戻ったように感じます。
街中でも、マスク着用の義務がなくなってすぐはほとんどの人がマスクを着用していましたが、今やその割合もぐんと減りました。
これまで通りの日常生活が戻ってきているのは喜ばしい中、今シンガポールでは新たに感染者が増えています。
1日の感染者数は、2023年3月では約1,400件だったところから、今月の初めにはおよそ3倍となる約4,000件に増加しています。
オミクロン株から派生したとされる新株「Arcturus」などが流行していることが背景にあります。
また、他にもインフルエンザA型、呼吸器の症状を引き起こすRSウイルス感染症など、様々なウイルスの流行が見られています。
いずれもこの3年間、マスクや消毒で落ちてしまった免疫力にはかなり応える強力な感染症です。
シンガポール政府は、病棟の確保を念頭に置きながら状況を注視するとしていますが、DORSCON LEVELを最も下のレベルに下げた今年2月以降、新型コロナウイルスのための行動規制や職場でのルールはほぼ全て解除されています。
世の中が新たなニューノーマルの時代へ前進しようとしている今、身を守るために、何をしたら良いでしょうか。
今回は、一人ひとりが心がけたい、改めてウイルスから身を守るための自己管理術についてご紹介したいと思います。
【目次】
1.十分な睡眠をとる
2.健康的な食事と定期的な運動を心がける
3.予防策を講じる
4.ストレスを溜めない
5.最後に
1. 十分な睡眠をとる
まずは何といっても睡眠を取ることが挙げられます。
ドイツの生物時間学者が唱えた「ソーシャル・ジェットラグ」という言葉をご存知ですか。
仕事をしていると、平日はどうしても残業に追われ、睡眠時間を削ってでも仕事を片づける方が増えています。
その代わり休日は平日の疲れが響いて起きられず、「寝だめ」をして心身の疲れを回復させようとする。
このように、平日と休日の就寝と起床のリズムがズレることを言うそうです。
就寝と起床のリズムがズレてしまうと、質の高い睡眠が得られなくなり、身体に不調が出たり免疫力が低下して風邪を引きやすくなることが分かっています。
理想は7時間と言われていますが、できれば毎日同じくらいの睡眠時間を取るように心がけ、朝と晩のリズムを崩さないようスケジュールを立てるのが良いですね。
2. 健康的な食事と定期的な運動を心がける
十分かつ良質な睡眠を取ることに加え、できれば健康的な食事や定期的な運動も心がけたいところです。
新鮮な野菜や果物、タンパク質や主食をバランスよく食べ、甘いものや加工度の高い食品の摂取を控えるようにしましょう。
また、外食が続いてしまうと塩分過多になりやすくなってしまいます。
会食などの外食が続いたあとは「カリウム」を含む野菜や海藻、豆類などを積極的に取り入れるようにすると体内の塩分の排出に役立つそうです。
また、運動も免疫力を高めるのに有効な手段です。
ある研究によると、週に150～300分(約2時間30分～5時間)の適度な運動をしている人は、していない人と比べて新型コロナウイルスの重症化リスクが低いそうです。
シンガポール保健省も、なるべく外に出て軽い運動やストレッチを毎日行うことを推奨しています。
デスクワークで凝り固まった身体をほぐす意味でも、まずは出来る範囲で毎日続けるということが大切です。
3. 予防策を講じる
次々と変異する新型コロナウイルス。シンガポールでは、15%以上の人が2回目以降の感染をしているそうです。
いくら気をつけていても、感染してしまうことはあります。
このため、シンガポール政府は前回の接種から5カ月後に定期的にワクチン接種を行うことを推奨しています。
また、インフルエンザも同様に、流行前に予防接種を行い、ある程度の予防策を講じておくことが推奨されています。
健康上不安のある方は、多くの人が集まる場所やオフィスなどでは引き続きマスクを着用しているとより安心です。
マスクはすべてを防ぐものではありませんが、していないよりも確実にウイルスを防御することができます。
そして改めて、飲食をする際や外出先から戻った際には手洗いやうがいも忘れないようにしましょう。
汚れた手で顔や目を触るというのも控えましょう。
4.ストレスを溜めない
最後に、現代社会においては最も難しいストレス管理です。
ストレスは万病のもと。
数カ月間強いストレスを受け続けた人はインフルエンザにかかるリスクが2倍になると報告されています。
このため、日々自身のストレスと上手に向き合う習慣を作っておくと安心です。
仕事以外にリフレッシュできることや没頭できる趣味など、状況に合わせてストレス管理ができると良いですね。
5.最後に
今回は、これからのニューノーマル生活で身を守る自己管理術についてお届けしました。
新型コロナウイルス以外にも数百種類存在すると言われるウイルス。
いつどこで、何に罹ってもおかしくない中で、自分の身を守れるのは自分自身しかいません。
皆様のシンガポール生活が、これからも安全なものでありますよう、お祈りいたします。
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