ついにコロナ流行終息宣言!どうなる?シンガポール最新情報【2023年2月13日時点】

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

シンガポール政府は先週9日、新型コロナウイルスパンデミックの終息を宣言し、本日2月13日から「ニューノーマル」の幕開けとして更なる規制緩和・撤廃に踏み切りました。

シンガポール保健省(以降MOH)によると、今回の終息宣言は年末年始や旧正月期間の人の出入りの増加、北半球の冬シーズン、中国のゼロCOVID政策からの転換を経ても感染状況が安定していることからだそう。

今後はDORSCON(Disease Outbreak Response System Condition: 感染症警戒レベル)を最も感染リスクが低いとされるグリーンへ引き下げ。

そして新型コロナウイルスを季節性インフルエンザなどと同様の扱いとし、いよいよ本格的なニューノーマルへと舵を切ることになりました。


2020年に突然始まったパンデミック。

その後シンガポールではサーキットブレーカーという名のロックダウンから始まり、マスク着用義務や人数制限などの厳しい規制を設けてきました。

昨年より少しずつ緩和され、実に3年ぶりにこれまでとほぼ変わらない生活ができるようになるシンガポール。

果たして私たちのニューノーマルは、どのような生活になるのでしょうか。

今回は、そんなシンガポールの最新の発表情報と今後についてお届けいたします。


【目次】
1.コロナ流行終息宣言!発表内容をおさらい
2.どうなる?これからのシンガポール~私たちの生活、職場環境~
3.最後に
 

1.コロナ流行終息宣言!発表内容をおさらい

それでは実際に、本日2月13日より具体的に何が変わるのでしょうか。

具体的に見ていきましょう。


1.公共交通機関でのマスク着用義務の撤廃

私たちの行動に最も影響のあったと言っても過言ではないマスク着用義務。

この3年間、自宅に大量にストックしておかないと安心できないという方も多かったのではないでしょうか。

これまで段階的な緩和がなされてきましたが、ついに今回、電車やバスなどの公共交通機関での着用義務がなくなりました。

一方で、医療機関(介護施設や歯科、民間のクリニックなどを含む)で患者と接する場合や、飲食店関係者などは引き続きマスクの着用を義務付けられます。

MOHは引き続き、「着用の義務は緩和されたが、呼吸器に基礎疾患のある人や免疫疾患のある人、健康状態に不安がある人は混雑した場所ではマスクを付けて対策してほしい」と呼びかけています。

 

2.新型コロナウイルス陽性時プロトコルの撤廃

これまで検査キットで陽性が確認された場合、症状の程度に合わせた対応や7日間の自主隔離が求められてきました。

今回、MOHは「今後は陽性が確認された場合、良識ある行動を」と呼びかけながら従来のプロトコルを撤廃することを発表しました。

その代わり、高齢や慢性疾患のある人や重篤な症状のある人については医師の診断を自主的に仰ぐこと、そして軽傷・症状なしの場合はマスクを着用した上で混雑を避けた外出に留めるよう求めました。

 

3.新型コロナウイルスに関する水際対策の撤廃

段階的に緩和が進められてきた水際対策。

これまでワクチン未接種の場合、シンガポール入国時にはPCR検査の陰性証明の提出が求められてきましたが、本日より撤廃となりました。

また、現在ワクチン未接種の短期滞在の場合、新型コロナウイルスに関する旅行保険への加入が義務付けられていましたが、こちらも合わせて撤廃となりました。

いよいよコロナ前の状況に戻ったシンガポールの水際対策。これによりシンガポールへの出入りがさらに自由になり、観光客の人数も増えていくと予測されています。


このほかにも、追跡アプリ「TraceTogether」データの削除や人数制限の撤廃、そしてこれまで様々な新型コロナウイルスに関する対策検討・発表をしてきたローレンス・ウォン財務相率いるタスクフォースは解散となりました。

この一方で、政府は引き続き感染状況を注視していくとし、国民への理解を求めました。

 

2.どうなる?これからのシンガポール~私たちの生活、職場環境~

今回の発表により、シンガポールはいよいよパンデミック前の生活に近づくのではないでしょうか。

外に出たいときに自由に出て、会いたい人に会い、話したい人と無制限に話し、マスク無しで行きたい場所に行く。

思えばこれまで、このようなシンプルで当たり前のことが制限された3年間ではありましたが、一つ一つ試練に立ち向かうごとに、与えられた環境に順応し、国民一丸となって新しい規範「ニューノーマル」を作り上げてきたことも確かです。


その一例が、仕事をする上でのリモートワーク。

初めは出社ができないことから大きく広まったリモートワークでしたが、今ではオフィスにいなくても仕事ができるオンラインプラットフォームが発展したことでハイブリッド形式を採用する企業が増え、ライフスタイルに合わせて柔軟な働き方を選択できる従業員が増えました。

シンガポール政府は引き続き、柔軟な勤務形態を恒常的に維持するよう企業に呼びかけています。

特に、公務員は率先してハイブリッドワークを支持しており、該当資格のある社員は週に平均2日、自宅で仕事を選択することができるそう。

このほかにも家賃が高騰するオフィス費用の削減や、従業員の生産性の向上などが期待できるリモートワーク。

今後も1つの働き方のスタイルとして続いていくことが予想できます。

 

もう一例は、オンラインリテールサービスの充実です。

買い物に行けない場合のオンラインショッピング、ネットスーパーや食事デリバリーサービスなど、この数年でビジネスが急速に成長し私たちの生活に浸透しました。

足りなくなったらすぐに注文でき、わざわざ店舗に行かなくても欲しいものが手に入る。

パンデミックという逆境の中、このような便利な生活はテクノロジーの進歩があったからこそ実現できたものでしょう。

特にシンガポールには、ボタン一つでオンライン購入ができる店舗が多数あります。

今後もこのようなサービスはますます充実していくでしょう。


最後に、私たち自身のこと。

今回のパンデミックを経て、自身や家族の健康にこれまで以上に気を配る人が増えたかと思います。

少しでも体調がすぐれない場合は外出は控える、マスクをするなどの周囲への配慮はもちろんのこと、健康維持のための努力などのセルフケアにも注目が集まりました。

MOHは、「今後も新型コロナウイルスは形を変え続けて時々流行するエンデミックの状態になる」としており、医療機関の逼迫がないよう状況を注視していくとしています。

咳が出る、喉が痛いなどという症状がある場合は引き続き自己検査キットを使用するなど、今後も一人ひとりの配慮や意識により感染を広げないようにする努力が求められています。

 

3.最後に

今回は本日2月13日より適用となるシンガポールの新たな新型コロナウイルス感染対策措置と、今後の生活についてお届けしました。

今回、政府がはっきりと新型コロナウイルスのパンデミック終息宣言をしたことで、これまでの生活が一気に戻る気配のシンガポール。

その一方で、これまでの3年間で私たちが学んだことも大きかったと思います。

責任と良識のある行動を心がけながら、これからも安全なシンガポール生活ができるよう努めたいですね。

本情報が皆様のご参考になれば幸いです。

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