水道水にフッ素配合?シンガポールの水事情と持続可能な供給への取り組みについて

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

私たちの毎日の生活の維持に必要不可欠な「水」。

シンガポールの公益事業庁(以降PUB)によると、現在国内で一日に消費されている水の量は4億3,000万ガロンだそうです。

これはオリンピック規模のプールおよそ782個分に匹敵します。想像できないほどの量ですよね!

実はシンガポールの水の供給の裏には、国としてのたゆまぬ努力があります。

また、水の持続可能な供給方法については、今後も増加の一途を辿る人口や隣国マレーシアとの合意書の期限などをきっかけに、日々議論されています。

そこで今回は、シンガポールの「水」事情について、詳しくお届けいたします。


【目次】
1.シンガポールの水道水は飲めるの?
2.シンガポールの水の供給 どこから来ているの?
3.持続的な水の供給の実現に向けた課題
3.最後に

 

シンガポールの水道水は飲めるの?

シンガポールの水道水は世界保健機構(WHO)が指定している飲用水の基準を満たしており、直接飲むことができます。

飲食店ではじめに出てくるお水などは水道水がそのまま使用されていることも多いほど。

また、とにかく毎日暑いシンガポール、施設などに冷水器の設置があることも多く、こちらも同じく直接飲むことができます。

一方で、日本のお水と異なる点があります。それは、フッ素(Fluorine)が入っていること。

実はこれ、国の取り組みの一環として国民の虫歯を予防するという目的で意図的に添加されています。

残念ながらフッ素を継続的に飲料水を通して摂取し続けることは健康上問題があるいう見方も多く、気になる方はペットボトルのお水を定期購入したり、浄水器を設置したりなどの対策をしています。

最近ではシャワーについても別売りのフィルター付きシャワーヘッドを使用する方も多いようです。


シンガポールの水の供給 どこから来ているの?

さて、私たちが普段使用している水道水はどこから来ているのでしょうか。

PUBによると、2022年現在シンガポールでは4つの方法により安定的な水の供給を実現させています。


1.シンガポール国内の貯水池

最も一般的な集水方法が貯水池です。

高度な水処理技術のおかげで雨をはじめ、自然保護区内の池などから集水が可能となっています。

現在は国土の3分の2が集水域として使用されています。

また、2008年に建設された代表的なダム施設「マリーナ・バラージ」をはじめ、プンゴルやセラングーンの3か所に施設を設け、集水に取り組んでいます。


2.マレーシアからの輸入

シンガポールはマレーシアとジョホール川からの水の供給に関する2つの合意書を締結しています。

ジョホール川から一定量の水を引くことができる代わりに、シンガポールからはその水を浄水として一部戻すといった内容です。

1つ目の合意書は2011年に切れてしまったものの、2つ目については2061年まで有効だそう。

しかし残りの約40年、政治情勢やマレーシア側の意向に左右されることもあるかもしれません。

シンガポール政府は現在、万が一の場合に備え、及び期限が切れたあとの2061年以降の対策について、検討を進めています。

 

3.新たな再生水「NEWater」

下水を飲料水にアップサイクルしたものです。

マイクロフィルター,逆浸透膜での濾過,紫外線による殺菌という3つのステップにより飲料水に変えるという高度な技術を使用しています。

なんと15万回もの厳しい実験をクリアした水だそうで、1970年から着想と開発が進められてきました。

実際には2003年に初めて国民へお披露目されて以降、今では飲料水だけではなく工業水としても使用されています。

貯水池への配水も行われています。現在の水需要に対して、4割をNEWaterでまかなえるそうです。

 

4.海水の利用

海水を淡水化して飲料水にするという技術が用いられるようになり、2005年以降実用化されました。

今ではシンガポール国内に5つのプラントがあります。

2019年にロンドンで行われた「グローバル・ウォーター・サミット」でトゥアスにあるプラントが最優秀海水淡水化プラントに選出され、今ではシンガポールは水の供給に関する技術やノウハウのリーダー的存在として知られつつあります。


シンガポールでは、このような4つの方法で水の供給を行っています。高度な技術のなせる業ですね!


持続的な水の供給の実現に向けた課題

PUBは、今後も持続的な供給を実現するためには、輸入や気象現象の影響を受けにくい体制を作るべく「NEWater」や海水の淡水化の開発をすすめ、自給自足の環境を作っていくことだとしています。

また、国民一人の水の使用量についても、2030年までに1日当たりの水の使用量をこれまでの141リットルから130リットルへ削減するよう呼びかけています。

 

最後に

今回はシンガポールの水事情について詳しくお届けしました。

海外において、日本と同じく不自由なく水道水を飲んだり使用できることは大変恵まれていますが、今ある資源がいかに大切なのかが分かります。

シンガポールが取り組むサステナブルな水の供給にむけて、一人ひとりが未来につながる行動を心がけていきたいですね。

本情報が皆様の参考になれば幸いです。

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