ワーケーションから学ぶ、リモートワークのメリットとデメリット
こんにちは。
リーラコーエン シンガポールの平林です。
先日、電気自動車大手テスラのCEOが社員に対してリモートワークを禁止することが明らかになりました。
一方でツイッターやAirbnb(エアービーアンドビー)などは永久リモートを宣言しており、世界中どこの国からでも仕事ができる制度を発表しております。
そんな中、幸いにも私は現在完全リモートワークで働いており、現在は日本への一時帰国を兼ねてワーケーションをしております。
約3年ぶりの日本帰国となり、両親が孫と触れ合う姿を見ながら仕事ができるとは、なんてありがたい環境でしょう!(会社に感謝です)
一方で、雇用側にとってのリモートワークのメリットデメリットとは何か、改めて考える良い機会になりましたので今回ブログにまとめてみたいと思います。
【目次】
1. リモートワークの定義について
2. リモートワークがもたらすメリット
3. リモートワークのデメリット
1. リモートワークの定義について
リモートワークとは一般的に「在宅勤務」と呼ばれており、別名テレワークと呼ばれるケースもあります。
オフィス以外の場所で就業することを指し、メールや電話、チャットやウェブ会議ツールなどを用いてコミュニケーションを行います。
新型コロナウイルスの感染拡大以前も一部の企業では導入されておりましたが、これを機に全世界で認識された新しい働き方です。
2. リモートワークがもたらすメリット
現在、シンガポールのオフィス就労に関するコロナ規制は解除されましたが、今でも完全リモート、一部リモートを導入されている企業様が多くあります。
リモートを続けるメリットとは一体何でしょうか。考えられる大きなポイントは2つです。
優秀人材の確保
一番に考えられるメリットとしては、やはり優秀な人材の確保、定着となります。
2021年10月に弊社の全拠点求職者様向けに行ったアンケートによると「転職において重要視するポイント」にコロナ禍以前は注目されていなかった「働き方(フレキシビリティ、在宅)」が上位にあがる結果となりました。
特にワークライフバランスを重要視するシンガポール人にとっては、魅力的なポイントになることは間違いありません。
また国内外から採用できることにより、自ずとターゲットとなる人材数が増えます。
ご家族や何らかの事情により仕事を辞めざるを得なくなった方も、リモートワークであれば仕事復帰を考えられる等、優秀な経験者を採用できるチャンスの幅も広がります。
コスト削減
物価が高いシンガポール、コロナ禍を機にオフィス縮小やレンタルオフィスへの移転をされた企業様が多くいらっしゃいます。
オフィス賃料だけでなく、光熱費や通信費、オフィスの備品や交通費の支給などのコスト削減につながります。
その分、新規の人材採用に費用を充てる企業様も多く、オフィス面積は縮小する一方で企業は拡大傾向にあります。
個人的にはリモートワークをすることで多くのペーパーレス化に繋がったことに驚いております。
コストだけでなく、自然にも優しいリモートワークは企業にとっても大きなメリットになるでしょう。
3. リモートワークのデメリット
企業様にとってやはり気になるのはデメリットの部分ではないでしょうか。
シンガポールでも大手外資系金融などはいち早くオフィス出社に戻ったそうですが、考えられるポイントを2つ上げてみました。
マネジメント工数がかかる
実際に目で勤務状況が見えないため、労務管理や数字管理などの出社時とは異なるマネジメント工数がかかります。
シンガポールにおいても、ロックダウンが始まった当初は多くの企業様がこの点を懸念されたのではないでしょうか。
リモートワーク用に新規システムの導入をするにしても、その導入から運用までに時間と費用がかかります。
また新入社員への研修や社員の教育に関しても、オンラインだと多少難しい部分が出てくるかと思います。
顔を見合わせて業務ができない分、ウェブ会議ツールなどを有効に利用して細かなやり取りが必要になります。
機密情報の漏洩リスク
自宅やオフィスとは異なる環境で業務をするため、機密情報の漏洩リスクは必然的に高まります。
人的ミスはもちろん、脆弱性があるVPN機器へのアクセスなど、様々なセキュリティリスクが考えられます。
近年では防止策として既存システムの強化や新規システムの導入なども考えられますが、いずれもコストが懸念されます。
企業イメージや社会的制裁にまでもリスクが及ぶ機密情報の管理は引き続きリモートワークの課題になるかと思います。
また個人的には今回のワーケーションを通じて、PCネットワークについてもリスクがあると感じました。
Wifiがないと業務がストップしてしまうため、安定したネットワークを確保することが何よりも先決でした。
業務に適した環境の整備が個々の従業員に依存するのもリモートワークのデメリットと言えるでしょう。
最後に
今回はリモートワークにおけるメリットデメリットについて、改めてまとめてみました。
上記以外にも様々なメリットデメリットがあり、業種や職種によってもリモートワークの可否が異なるかと思います。
最近ではGoogleの様にハイブリッドワークを推奨している企業様も多く、出社とリモートを上手く使い分けている印象です。
様々な働き方が認められつつある今、それぞれの企業に見合った勤務体系の再構築が必要なのかもしれません。
また人材の採用に関するご相談は、弊社までお気軽にご連絡くださいませ。
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