【採用マニュアル】旧正月がピーク!ハイシーズンの採用を成功させるには
こんにちは。
リーラコーエン シンガポールの平林です。
1月7日から始まったチャイナタウン恒例のライトアップ、今年は金色に光り輝く大きな虎が印象的ですよね!
虎は力と勇気を表しており、今もなお続く強大なパンデミックから抜け出す力強さを象徴しているそうです。
ライトアップは毎日19時~深夜12時、3月2日まで行っているそうですので、ぜひとも足を運んでみてください。
社内では人の入れ替わりが多いこの時期、いわゆる転職ハイシーズンの到来です。
人事担当の方は採用に力を入れる一方で、退職者の手続きや入社準備等、採用に割ける時間が限られてくるかと思います。
更には2021年5月以降、新型コロナウイルスの影響を受けてマーケットは圧倒的な求職者優位に推移しております。
企業側には引き続き厳しい状況ではあるものの、引継ぎ期間等も考慮し、できるだけ素早く良い人材を確保したいところですね。
そこで今回は、シンガポールの転職ハイシーズンにおける採用成功の秘訣を3つのポイントに分けてまとめました。
虎に翼!な情報になりますよう、皆さまの採用成功のためのお役に立てば幸いです。
目次
ポイント1. 選考スピード、回数
ポイント2. 採用ブランディング、アピール
ポイント3. 人材エージェントとの付き合い方
ポイント1. 選考スピード、回数
以前、弊社アジア8拠点で展開したアンケート結果によると、選考ポイントの第一位は「選考スピード」でした。
(アンケート結果に関する記事はこちらからご確認ください。)
この時期は通常より1.5倍~2倍ほど求人数が多いため、
求職者側からすると比較対象が多く、当然スピードが早い方が他社より有利な状況となります。
また選考プロセスがあまりに長いと、採用意欲が低いと捉えられ、
プロセスが4週間以上に及ぶ場合、89%のシンガポール人は仮にその企業からオファーが出たとしても承諾しないそうです。
とはいえ、オンライン面接が主流となる今、1~2回程度の選考では決めきれない部分もあるかと思います。
目安としては、書類選考は1日~3日以内、選考(面接からオファーまで)は2~3週間以内を心掛け、
ポジションによって必要回数を調整するのをおすすめいたします。
また、どうしても判断を下せない場合は、選考に予定される時間と追加の面接目的をはっきりと求職者へ明示しましょう。
例えば「本社承認のため、あと1週間は時間が必要」、「他候補者と比較したいため、グループ面接を検討中」等です。
企業側の目的を知ることにより、求職者側も納得感を伴う選考ができますし、双方にとって有意義な時間が過ごせるでしょう。
ご参考程度に、一般的な面接回数はこちらです。
- ジュニアポジション:1~3回
- シニアポジション以上:2~5回
5回の面接を4週間以内に行うには、かなりコンスタントな調整が必要となりますので、
シニアポジションでも4回までが好ましいかと思います。
ポイント2. 採用ブランディング、アピール
次に大切なのは、自社のブランディング力です。
近年、採用ブランディングという言葉をよく耳にするかと思いますが、優秀な人材を獲得するための施策として、
SNSやメディアを通じて自社ブランドを確立させることにより求職者側に魅力づけをするための手段を指します。
同時に、採用ブランディングでは、単に自社製品やサービスをブランディングするだけでなく、
「この会社で働きたい」と感じてもらうことが目的です。
動画作成やストリーミング配信等も一つの手段となるのですが、実際にはかなり工数がかかりますよね。
そこで、まずは面接の中で求職者の方にピンポイントに響くであろう、自社の良さをアピールすることから始めてみてはいかがでしょうか。
例えば求職者の志望動機や転職理由がキャリアアップである場合、社内の評価制度や過去の社員の昇格/昇給実績の説明をする等、
個人によって話す内容を変えて魅力づけを行います。
面接の際は、どうしても企業側からの一方的な質問が多くなってしまいがちです。
企業側の求職者に対する理解は深まるかもしれませんが、求職者側はどうでしょうか…。
相互理解が深まる面接を心掛けることで自然と求職者側の志望意欲は高まり、
ひいては採用ブランディングにも繋がりますので、ぜひとも一度試してみてください。
ポイント3. 人材エージェントとの付き合い方
採用を成功させるための最後のポイントは人材エージェントとの付き合い方です。
エージェントの立場からこちらを記載するのは恐縮ですが、採用を成功させる企業様には決まっていくつかのパターンがあります。
まず1つ目は求人内容の共有の仕方です。
人材採用を検討する際、複数社のエージェントにメールなどで連絡をされるケースが多いかと思います。
その際、職種内容や応募条件の他に、募集背景と採用スケジュールをご提示いただくことです。
特にこの時期、人材エージェントには毎日数十件以上の新規求人が入ってくるため
数に埋もれてしまわないよう、予め案件の緊急性をお伝えいただくことが重要です。
いつまでに内定を出し、いつから入社予定等、予め希望のスケジュールを伝えてエージェントを誘導しましょう。
そうすることで企業の採用意欲もエージェントから求職者側へ伝えられ、早期の人材収集が叶います。
そして、2つ目は書類審査の結果についてです。
他社からの紹介も含め、複数人の候補者のレジュメを確認するだけでも時間を要するかと思いますが、
どうか不合格の理由についてもご共有いただければと思います。
エージェント側もできるだけご希望に沿ったご紹介を心掛けていますが、
見落としている箇所や把握できていない要件、具現化できていない条件等があるかもしれません。
PDCAを細かく回していくことで、推薦の質が格段に上がるかと思いますので、少々手間ではございますがご検討頂ければ幸いです。
3つ目は選考、オファープロセス時の情報共有です。
特に他社エージェントで選考が進んでいる場合、ぱったりとご連絡が途絶えてしまうケースがございます。
もちろん優先順位の高い求職者に選考を絞るのは当然ですが、この時期、優秀な求職者ほど他社からも狙われております!
最終的に他社を選ばれてしまい、選考がまた一からスタートとならないよう、
気になる求職者がいたら随時状況をエージェントへご共有いただくことをおすすめしております。
また求職者の他社選考状況についてもエージェントを介することで上手く聞き出せますので、ぜひともマメに相談してみてください。
最後に
今回はシンガポールの転職ハイシーズンにおける採用成功のポイントをご紹介しました。
限られた時間、限られた人材の中、採用が成功するか否かはほんの少しの変化によって異なります。
ぜひとも上記ポイントを押さえてハイシーズンを乗り切りましょう!
弊社もタイムリーな採用のご支援ができるよう心がけて参ります。
人材・採用関連、My Careers Futureの掲載やビザにお困りの際には、リーラコーエン シンガポールまでお気軽にご相談くださいませ。
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