リーラコーエングループCEO内藤に聞く!これからの人材市場のあるべき姿とは?(CNAラジオ出演録)

人事担当者向けコンテンツSeptember 16, 2022 10:00

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

先日9日、弊社の代表を務める内藤兼二がシンガポール発アジアのメディアチャンネル「CNA」の人気番組「Money Mind」に出演いたしました。

「Money Mind」は最新のニュースや経済市場の動向から様々な切り口で専門家の見解を聴くことのできる番組で、この度の内藤の出演は弊社にとっても大変光栄なことでした。

番組内では、昨今のシンガポールが抱える人材不足や失業問題に触れながら、今後の人材採用のあるべき姿について本人の見解を述べました。

今回はその内容の振り返りをお届けいたします。

 

【目次】
1.なぜシンガポールの失業率は上がり続けているのか
2.今の労働市場に欠けているものとは
3.シンガポールにおける人材育成の未来について
4.昨今の若者の失業率について
5.より多くのチャンスを求職者に提供する柔軟な労働環境の提供について
6.将来を見据えた自社従業員のマインドセットはどうあるべきか?
7.最後に
 

1. なぜシンガポールの失業率は上がり続けているのか?

シンガポールの失業率の上昇に起因するものはいくつかあります。

例えばデジタル化の加速や、新型コロナウイルスのパンデミックを経て人々の仕事に対する考え方のシフト、様々なビジネスモデルの変化によるリストラや専門職の人材不足の問題などが挙げられます。

このほか、昨今の世界情勢、そしてシンガポールがパンデミックの影響から徐々に脱却を試みる過程で市場経済が変化していることも影響していると考えられます。

また一方で、企業と従業員における価値観のミスマッチなども早期離職を招いているのではないでしょうか。


2.なぜ、人材不足の枠が埋まらないのか?

目下の最も大きな課題である、特定の業界や業種における人材不足。

先に述べた通り、パンデミックによる昨今のデジタル化の加速により、これまでになかった専門職やスキルを持つ人材のニーズが高まったことに起因していると考えます。

最も顕著な例がフィンテックやIOT業界です。

現在は、すでに充分な専門的なスキルを持つ人材の数が圧倒的に足りていない状況であると考えられます。

専門的な資格やスキルを持った人材は世界中で求められていますが、その需要が供給を上回る状況が続いています。

これは他の業界においても同じことが起こっており、人材不足が叫ばれている所以だと考えられます。

 

この課題を解決するためには、すでに経験や知見を持った人材のみに採用を絞るのではなく、入社時にはポテンシャル人材の見極めを行い、入社後の研修を通した人材育成に投資すべきだと考えます。

実際にシンガポール政府はリスキリングの機会や研修を提供しています。

これを最大限活かすことで、企業および従業員にとって相互的に利益のある関係性を築くことが可能になるのではないでしょうか。


3.シンガポールが競争に勝つために人材に最も必要な「スキル」とは?


シンガポールが今後も世界で競争力を維持するためには、先日政府からもあった通り、世界トップクラスの優秀な人材を育成し、増やし続けることだと考えます。

国内における育成、および海外からの取り込むための戦略的なスキームの確立が急務でしょう。

一方で、今後私たち一人ひとりの従業員に必要なスキルは「適応力」だと考えます。

新型コロナウイルスのパンデミックがそうだったように、一つ先の未来は全く予想が出来ません。

企業、および個人においては、これから起こりうる事象に対してベストな形で適応していくスピード感が求められます。


では、適応力を磨くにはどうしたらよいのでしょうか。

私は常に「学びと経験」であると考えています。

例えば、営業職であればどのように売り上げを上げるかだけではなく、昨今のデジタル化の知識を蓄えながら、世間のニーズに柔軟に対応していく必要があります。

 

4.昨今の若者の失業率について

ここで昨今の若者の失業率についても触れたいと思います。

残念ながら、若者層だけを見ても失業率は過去のデータと比較すると倍にも上がっています。

また、近年2019年から2022年の3年間において、若者層および60歳以上の2つの年齢層で個人事業主の割合が増加しました。

私はこれを興味深く見ています。

若者層では、これまでのフルタイム勤務で就労するという概念そのものを拒否しているか、そもそも職を見つけることが困難になっているかの2極化をしているのではないかと考えます。

特に新卒生については職を探すこと、そしてそれにとどまることの両方が困難になってきています。

職務経験がないうちに、すでにスキルを持った求職者を探している企業側を説得することが難しく、内定へのハードルが高い状況があります。

一方で、仮に内定を得られたとしても、これまで抱いていた企業への期待に対するギャップを感じ、働く目的が分からないままエンゲージメントも高められず、1年以内に離職するというケースもよくあることです。

弊社の調査では、近年の若者層は働く意味や意義を以前より強く求めており、実際に自身が社会へ貢献できていると感じられれば、多少業務が忙しくても不満を感じず離職には至らないということが分かっています。

 

5.より多くのチャンスを求職者に提供する柔軟な労働環境の提供について

現在、他国と比較してもシンガポールは積極的に新しい働き方の提供を模索しているところではないでしょうか。

従業員の幸せやワークライフバランスを確保しながら、仕事の生産性を維持または向上させることは容易ではありません。

実際に、新しい働き方に代表される在宅勤務には従業員同士のコミュニケーション減少させるなどのデメリットもあり、企業の成長やチーム育成を考える上ではどのようにバランスを保つのか、企業担当者の方々は頭を悩ませているのではないかと思います。

弊社も例外ではないものの、近年のパンデミックを経て、従業員一人ひとりにとってベストな働き方を提供できるよう尽力してきました。

今後も少しずつ形を変えながら、働き方の多様性は増していくのではないかと考えられますが、最も大切なことは自社の従業員とのコミュニケーションや最新人事トレンドを通して、自社にとって最も良い方法を実践していくことではないでしょうか。

従業員の声に耳を傾けながら、それぞれがベストな状態で能力を発揮できるようにする。

これこそが、今後さらに激しさを増していく優秀な人材の獲得および維持への近道だと考えます。

 

6.将来を見据えた自社従業員のマインドセットはどうあるべきか?


激化する市場競争の中で、企業が生き残るために最も大切なことの一つは自社従業員が幸せであり、エンゲージメントが高い状態を維持することだと思います。

そのためには双方のコミュニケーションが不可欠です。

従業員の声に耳を傾けるための定期的な社内調査の実施や、マネジメント層との意見交換は1つの効果的な方法でしょう。

最近では、様々な企業においてこれらを総括して進めるHRBP(Human Resource Business Partner)などの新部署が形成されています。

一歩先の見えない、変化の多い今だからこそ、AIに頼りきらずに「人の力」を集結させて目下一つ一つの課題解決をしていくべきではないでしょうか。

 

7.最後に

今回は、内藤兼二のラジオインタビューの詳細をお届けしました。

人材採用でお困りのことがございましたら、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせくださいませ。

※インタビューは英語で行われました。本記事は本人の発言を日本語へ翻訳してお届けしました

 

【プロフィール】

内藤 兼二
リーラコーエングループの代表を務める。
上海をはじめ、リーラコーエンマレーシアの立ち上げなどアジア各国での16年間の人材支援の経験および知見を活かし、日々アジア各国を飛び回りながら業務に奔走する。また、業務の傍ら、2003年に立ち上げたNGO法人「プラスワン」では、フィリピン、カンボジアの児童養護施設の子どもたちを支援する活動も行う。

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